「CLAYMORE クレイモア(1)」 八木教広 集英社・ジャンプコミックス



 痛快ヤンキ-マンガ(違うか)「エンジェル伝説」が終了して、その次回作となります。
 世界設定はファンタジー。人間を襲う妖魔と、それを倒すべく、自らの肉体に妖魔の血と肉をとりこみ半人半妖の身になることで妖魔と闘うことの出来る身体を手に入れた、クレイモアと呼ばれる実験体が登場します。クレイモアである「クレア」と、その彼女を慕う、妖魔に家族を虐殺された少年の交流…というお話です。
 前作もどんどん絵が巧くなっていくのが嬉しかったものだけど、ここでひとつの完成形を見たような。ぎこちないところはぎこちないんだけど、シンプルかつ清潔な線です(残酷描写がちょっとばかし「寄生獣」ぽいかな)。派手ではないけど美しい。
 お話は、バンパイアハンターDというかなんというか(笑)。まだ始まったばかりなので、この手の話のお約束パターンを順調にこなしていってる感がありますが、これからの展開次第ですごいものになりそう。前作でみせてくれた切れ味のあうギャグ展開はまったくないのが寂しいけれど、それもそのうち顔を出してくれたら嬉しい。しかしどうやって。
 とにもかくにも、クレアに萌え。彼女を眺めているだけでコミックスを買う価値はあります。

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