「Battle Gargoyle 天下一武闘会 2005」(ESAKAMUSE)

待ちに待ったよにちようび。今日は楽しい「Battle Gargoyle 天下一武闘会 2005」(ESAKAMUSE)です。
 わたしはガゴに関しては、リアルタイムで聴いてるのは「月の棘」以降なので、ゴイラー暦は11年しかない。ほら新参者。なので実は、バトルガーゴイルも初体験でした。噂にはそりゃ聞いてたんですが、なんかいっつもタイミングが微妙に悪くて参加できないまま。今回も当初は行く予定ではなかったんですが、アラスタの評判を聞くにつれ、KIBAが恋しくてどうにもならなくなって参戦です。姫が好き。
 昔はガゴといえば大阪だったんですが、思えば久しぶりの大阪でした。真夜さんと待ち合わせて合流したのは、1時半。開場6時開演7時、しかも持ってるチケットは270番台。なにをそんなに浮かれてますか。時間が潰せなかったらどうしますか。
 むしろ足りませんでした。この二人だったら、カラオケで、本人出演映像の宇宙戦隊NOIZ「Igni+ion」(サイバーダム)をあと5回は観ましたね。3回しか観れませんでした。残念。でも、本当に出来の良いビデオなので、NOIZに興味があるひとには、別に歌わなくていいので、観て欲しいです(笑)。演奏部分の気合の入り方が本当に可愛いし、芝居部分の必要以上のこなれ具合がまたたまりません。本当にわたしが好きなバンドだな。
 真夜さんとはなにを話しましたっけ。わたしがTAKAのこと、真夜さんがMASATOのことだったのは確かです。わたしは何かに夢中になると本当に同じ話ばかりしてしまうので、それを聞き流してくれるお友達の存在が有り難い限りです。大丈夫、こっちも聞き流してるから
 
 会場のESAKAMUSEは先月のNOIZ以来でしたが、見事に道に迷いました。ケータイでナビってくれた楓さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします(無反省)。会場はいい感じのつまり具合。普通のライブだったら、後ろのほうで壁にもたれて煙草をくゆらせているようなお姐さまがたがフロアの6割を占めている感じが、素敵に大阪ガーゴイルって感じ(はあと)。開演予定時刻になったら、準備運動を始めるひとの姿があちこちで観られるのもそれらしい。もちろんわたしも足首と手首は回しておきました。これは、カッコつけてるわけでもなんでもなく(カッコつけになるのかというツッコミはさておき)、単に自分の身を大事にしているだけなのです。ガゴだし!大阪だし!(浮かれてます)。服装もそれらしく、靴もゴツめにしてきたのですが、フロアに目をやると、いさぎよく素足のかたも何人かいらっしゃいました。気持ちは分かる。
 で、実際に始まってしまうと、あとはもう怒涛。わーい、Battle Gargoyle だあ!とそれが感想、みたいな勢い勝負でした(笑)。ガーゴイルとはまた違ったメイクで現れたメンバーには「恐怖のレストラン」を思い出したけど。しかしKIBAが反則!バトガーは笑わないんじゃなかったの!(笑)あの、にぱあっとした笑い顔全開だったんですけど!素晴らしかったんですけど!(錯乱)いやもう、わたし、KIBAの笑顔大好きだから。見ればドーパの泉湧く。可憐だから、愛しいから、姫だから。今日はメイクの相乗効果もあって、素敵にもののけ姫でした。
 正直云って、バトルガーゴイルは音源ではピンとこない部分もあるんですが、ライブで聴くと「ああそういうことか」って分かりますね。「怪獣Z」がこんなに良いとは思わなかった。良いライブのときに、時々感じるんだけど、どんなに自分が後ろにいて、人垣でメンバーの姿は見え隠れするていどだったとしても、まるでモーゼの十戒のごとく、さあっと自分とメンバーのあいだに光る道が出来たように感じる瞬間があります。その声が、視線が、自分にまっすぐ届いてる、そんな奇跡のような時間。単なる思い込みのなせる技と片付けてしまえばそれまでですが、それが今日、KIBAで感じられた。すごく嬉しい。来た甲斐があった。
 ガゴのライブは本当に楽しい。なにが楽しいって、素敵にオトナな姐さんがたが素敵に大人気ない暴れ方をしている(笑)。あんなにたくさんの髪柱(ヘドバンの勢いで伸ばした髪が垂直ないしは連獅子状態に舞い上がる様)が立つ光景を久々に見た(笑)。初めて見たときから憧れていたけれど、まだまだあの境地には届かない。頑張ったけどね!
 さらに、開演直前まではすぐ隣にいた真夜さんと再会したのは「ヂレンマ」。互いににやりと目で笑って、ひたすら没入。ああいうときって、ステージも見てないし、周りも見てないし(目には入るが)、ただもう音と自分しかないんだわ。ああ、これがガゴだ。続く「CRAZY SADIZM」?「死ぬこととみつけたり」のラストまでの流れで、大満足。遠征の元は十分に取れたし、お釣りもあるよ!楽しかったー。
 バトルガーゴイルそのものの感想って云うのは、実はあまりありません。コンセプトからいって、すごく禁欲的だし、コアなゴイラー向けなのは間違いない。ていうか、初見向けではなかろう、明らかに(笑)。いつもはもうちょっと違います。KIBAさんもメンバーも楽しく喋るし、掛け合いもあるし、静かな曲も楽しい曲もあるし、むすんでひらいてもするし、アンコールも4回くらいはありますから、大丈夫ですよってわたしは誰に云ってるのか。
 でもわたしは、このMC無しアンコール無しのコンセプトライブがそれで楽しいと感じたので。いーの、そういうライヴだから。普段のガゴとはまた違った味わいである意味通好みではあると思うけど、前提からしてそういうもんだからいーじゃない(笑)と、満足なんです。私はなんでも出来るガゴが好きです。世界が常に開かれている、そんな必要もないでしょう。閉じたタマゴの世界だとしても、私には楽しい世界でした。
 ライブ終了後は、新大阪駅地下の居酒屋で真夜さん他可愛いお嬢様がたと呑み会。あの、本当にすみませんでした。もう少し遠慮して語れば良かったと思います。わたしと真夜が。でもね、今日のおさけがのめるのはがーごいるさんのおかげですから。しょうがないですから。
 楽しい一日でした。わたしはガーゴイルが大好きです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする