Zガンダムに会ってきたよ。


 ちょっと遠出して、ガンダムに逢ってきました。
 ちょっと前に、「田んぼのなかにガンダムが!」と評判になったのでご存知のかたも多いだろう。7mのZガンダムである。もっとも、田んぼに立っていたのは初期の段階で、有名になってから、地元の町に寄付されて、現在は、岡山県津山市にある「久米の里」(公式サイト)に立っている。
 わたしも、ファースト限定でのガンダマーとして、このニュースを知ったときからときめいてはいたのだが、地元とはいえど、なかなかガンダム(それもZだしな…)のためだけに、車で数時間の道のりをたどるというのは、腰が重かった。あと、正直、「個人がひとりで創った」という話なので、こっちが淋しくなるような出来じゃないか、とか思ってたのだ。これに関しては後述するが、本当にごめんなさい、ナメてました。
 しかし、せっかくの休日に地元の数少ない友人が車を出してくれるというのである。「どこへいきたい?」と聞かれて「がんだむにあいたい」とつぶやいてしまったわたしは素直すぎるだろうか。やっぱりずっと行きたかったのである。
 そして対面。素敵だった。
 

 あのね。本当にね、見て欲しい。実物をぜひ見て欲しい。ガンダム好きなら、津山くんだりまでぜひ見に来ていただきたい。言葉失うから。道路ぞいに、守護神のごとくそびえたつガンダム。7mって、でかい。正直云って、度肝を抜かれた。そして、わたしが感動したのは、その大きさだけでなく、精巧さにある。
 
 この手。本当に物がつかめそうだ。
 
 この後姿。塗りの美しさも素晴らしいが、なにより足のところを見ていただきたい。そう、これは二足歩行型の有人汎用機なのだ。歩くことを前提にした機械なのだ。ハリボテでもプラモデルでもない、機械なのだ。詳しくは公式サイトの説明を読んでいただきたい。
 
 なんだか、わたしはたまらなく感激してしまったよ。
 だって、これは夢の具現化だもの。製作者のかたは、Zガンダムを選んだのだ。「もともとガンダムファンやアニメマニアでなく」と但し書きをつけられているところには、思わず「この照れ屋さんめ☆」と無用のツッコミを入れたくなるが(失礼)、たったひとりで、二足歩行型有人汎用機械を夢見て、そのかたちにZガンダムを選んだのだよ。しかも、それはこんなに大きく、美しい。実用には至らなかったが、この美しさは、それを補ってなお余りある。
 わたしは、モビルスーツといえば、ナンバーワンは百式で、その次がゲルググというごく一般的な趣味しかもっていない人間であるが、このZの立体の素晴らしさは、本当にたくさんのひとに見て欲しいと思った。それも、「ガンダム」というものが含有する様々な意味を自分の中に抱えている世代のひとに。
 真面目に、辛いことがあったら、また来ようと思う。それぐらいに、「久米のZガンダム」は神々しく、美しかった。


 あと、Zガンダムに隣接している「道の駅」のキャンギャルの写真も取ったよ。

 怖かった。
 

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