GARGOYLE「龍風列島」(岡山ペパーランド)

 姫。 
 というわけで行ってきました「龍風列島」。今回の新譜「龍風」がとても好みだったので、ツアーも楽しみにしていたのですが、なんていうか、一言で云ってしまえば。
 「GARGOYLEが好き」に尽きますね。いつも同じことを云ってますが、だってしょうがない。好きなものは好きだからしょうがない。好きしょ。
 会場では、到着と同時にがちゃがちゃを廻し、お約束のようにKATSUJI生写真を引き当てるわたくしでした。いいの、かっちゃん好きだから…。しかしそこで、ペパーでお会いするのはお久しぶりのS子さんにお会いしました。S子さんのお友達が引き当てたKIBA写真を頂いたわたくしは迷うことなくKATSUJI写真を献上させて頂きました。喜んで頂いてよかったのですが、KATSUJIファンのかたに向かって「KATSUJIでよろしければ」と差し出すのはとても失礼だと思いました(後で)。ごめんなさい。
 客の入りはそこそこ、という印象。以前のように日本野鳥の会を出動させる必要はないけれど、確保した場所から動く必要もない、くらいの混み具合。FCチケットだったせいもあり、ちょうど見晴らしよくKIBA姫を鑑賞できる場所に陣取ることができました。岡山では時々感じることですが、お客さんがとても大人しかった感があったなあ。リアクションが少ないような。もっとも、盛り上がってないとかじゃなくて、聴き入ってる感ではありました。
 さて、まずは選曲について。なんかね、面白かった(笑)。曲順自体はは覚えてないのと、ツアー途中なので割愛しますが、「龍風」の曲は全部やったと思います。音源で聴いた曲がライブで聴くと印象が違ってしまうことはよくあることですが、「龍風」の曲はどれもライブ馴染みが良いなあと思います。「新曲」っていう違和感ないし、音源で聴いてたときと同じように楽しめます。正直「楽園に死す」は、あと五回聴いても良かった。「絶対性理論」の手拍子も、わりと間違えずに出来たよ!手を叩いてるときは身体が動かなかったけどね!違うことを同時にできないもんでね!(威張るな)「旅の道化師」も素晴らしかったな…。
 旧曲では、ものすごく途中に(アンコールとかでなく)「HALLELUYAH」とか「懊悩の獄」とか「DOGMA」等の決め曲をやられて、動揺しつつも大喜びしてしまいました(笑)。だーい好きな「発狂GAMER」もやってくれました。
 あ、アンコールの曲順だけ。1回目は「結界血風録」「完全な毒を要求する」2回目は「future drug 」「HUNTING DAYS」3回目は「神風ギャング団?自爆遊戯?」でした。いやちょっと待て、正直、微妙に見えるかもしれないが、現場はこれで楽しんだぞ!(自爆)。全体的に「龍風」の曲がメインということもあって、こなれ感はちと足りなかったかもしれませんが、わたしはなんだかそれがとっても気持ちよかったんですね。微妙な感じ、てさぐり感が、すごく「現在のGARGOYLE」という感じがして、その印象にくらくらした。わたしは、このGARGOYLEがたまらなく好きです。
 メンバーについて。KIBA姫は今日も可憐に姫でした。毛皮付き(ファーっていうより毛皮)の帽子がロシアっぽくてどこのロマノフ王朝最後の皇女殿下かと思いました。「come into flower」で一度引っ込んでからは、バンダナを巻いてたんですが、その黒い布の縛り方が、可愛い可愛い可愛い。ていうかKIBA可愛い。まだ新しい衣装でライブするのに慣れてないのか、MCの最中でもしょっちゅう裾をひっぱったりしてて、愛らしかったです。客席からの「KIBAさまー」の声に「そんな、さまなんて…いやん」とコメントされたときには、そのいとあどけないかわゆらしさにライブハウスの床を転げ回りそうになりました。「実家に帰ってたら食べてばかりで…」とおなかをぽよぽよ叩いたりとか。ああもう姫!なんですかその的確な萌えツボ押し!
 KENTAROは、噂の黒いドレッドヘアでした。オトコマエはなにをしてもオトコマエなのでずるいと思いました。
 TOSHI殿下について。KIBAがとても良い話をしていたときにうっかり音を出しちゃったKATSUJIに向けた一瞥がとってもクールビューティーで良かったです。久しぶりに近距離でそのお姿を拝見したところ、ものすごく云いたいことがあるのですが、ちょっと大きな声では云えない。もっとも、TOSHIファンの間ではすでに納得ずみ、解決ずみのことなのであろう。きっとそう。ぶっちゃけ殿下、髪の毛が(略)。
 KATSUJIは、アリババみたいな衣装が先祖帰りチックで面白かったです。KATSUJIを見てると安心するよ。
 真面目に云うと、すごく「わたしはいまのGARGOYLEが好きだ」と感じたライブでした。これまでも好きだったけど、現在の、この「龍風」というアルバムを掲げているかれらがすごく好きです。異論があるかたもいらっしゃるかもしれませんが、すまん。わたしにとってはそうなんだ(笑)。自分にとってのGARGOYLEの価値を再確認できた。押しがほとんどなかったせいもあって、体力的に燃え尽きるとか酸素足りないみたいな充実感ではない、ゆっくり見ることができたからこその感覚かも。
 あと、これからこのツアーに行こうかというひとはやっぱ「龍風」を聴いておいたほうがいいと思います。旧曲ももちろんやるんだけど、いまのGARGOYLEを感じて欲しいなあ。わたしはそれがすごく好きです。

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