「迷子になったわたしの惑星」シャノン・オルソン(ソニー・マガジン)



 「ブリジット・ジョーンズの日記」がベストセラーになってから、雨後の筍のごとく、こういうタイプの、彼氏もいるよないないような、自分に満足はしてないけれど、生きがいも見出せない。親の干渉はうっとおしいけどはらいのけられない、買い物はカードですます、そんな独身女性の一人称小説がよく翻訳されるようになった気がします。これもまさにそういう一冊。正直云って、一章ずつが短かったのと、「で、最後にどうなるの?」という興味だけで読み進められた気がします。「まさにこれがあたし!」と思うひともいるだろうなあ、でもわたしは違うなあ。

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