オレたち14帝國vol.2~春木大佐の一番高い日(池袋LIVEINNROSA)

 「オレたち14帝國Vol.2~春木大佐の一番高い日」の東京式典に出かけてまいりました。前回の式典から今日までが長かった…。待ち望んだ日は棺の中(BY犬神サーカス団)←死んでません。今回の同行臣民メイツは真夜さんでした。色々とお世話になりました。

 ROSAでは、お久しぶりの関東臣民の皆様と再会したほか、なじみの皆様とも会釈などでご挨拶させて頂きました。とくにお友達ではなくても、なんか会場の臣民の皆様の雰囲気が、ちょうど10年前に戻ったような感じでした。懐かしい。
 
 前説は立花大将。草薙大佐のツッコミが的確で楽しかったです。そしてOPSEであるところの「Numb」が流れてきたころには、本当に胸が高鳴って仕方がなかった。ああ、わたしは帝國が本当に好きだと思い知らされたところでのオンブラッタが、これまたカッコ良かった!将官おふたりの旗振りが良くって。とくに定光寺中将のきびすの返しかた、ビッとしてて実に良かったです。そして五藤中尉の素敵ベースソロに咲きそうになった(笑)。きちくーとか云って。←やってません。
 
 原因不明の落雷の調査に出かけた春木大佐が命を落とし、嘆く定光寺中将…という前半の展開は、ほぼ名古屋通りのはずです。春木大佐が柊生元帥のために入れたコーヒーを自分で飲んでおかわりを命ずる定光寺中将、というこのコーヒーのくだりが好きで好きでたまりません。こういうエピソードひとつでキャラの魅力がぐっと膨らむのですよね。

 ただ、大将の唄は、挿入されること自体には文句ないのですが(大将だし)、キーを下げてあげてください…。ちょっと辛そうだった。あと、演奏組では、ここでも五藤中尉にうっとりしてました。白手袋白手袋。

 名古屋と大きく違ったのは、オールナイト14。春木大佐も揃って参加ですが、本当、楽しかった!

 タイトルコールを担当する風間少佐の全身の動きのキレに感心し、司会担当の草薙大佐の相手かまわず容赦ないツッコミのラブリーさに喜び、「やってよ!」のフリを臣民に説明するときの定光寺中将の目のきらきら加減にときめいた。少しは話を聞いたほうがいい野放図さが実に素晴らしかった立花大将のコメントにうきうきし、居眠りしちゃうアックスくんの愛らしさに笑い、なにかと話を決めつけられそうになっては抵抗する春木大佐の犬っぽさにわくわくし、ぼそっと云うひとことが実に容赦ない五藤中尉に咲きそうになりました。

 「時期的に、落ちるとかあんまり言わないほうが」と牽制したにも関わらず、客席を見渡して「もうあんまりそういうこと気にしなくてもよさそうな…」的発言をするそのクールビューティぶりに、大爆笑。ひどいよ!(笑)いやでも、真面目な話、昔の帝國は確かにそれを気にしたほうがよさそうな客層だったけど、時が流れてみんなオトナになったから!(笑) 

 しかしそれにしても、リッターみなが「帝國っぽいですよね」とか「それなら帝國らしい」とか「今回、ストーリーないですよね」だの「帝國らしくタイトルが先に決まった式典だから」とか平気で言い合う、良い意味での緊張が抜けた空間が、こんなに心地よいものだったとは(笑)。なんかね、そんなことを云うリッター皆が実にのびのびしてて、楽しそうです。観てるほうも楽しいのです。いまの帝國には、この雰囲気が似合うのだな。

 あ、あと定光寺中将と春木大佐のショートコントというかスジナシというか(笑)も実に素晴らしかった!なんであんなに台詞が勧進帳(笑)になっていき、それがあそこまで笑えるのか。お二人の息のぴったり加減に笑い死にました。

 そして、まさかあるとは思わなかったCM。草薙大佐のイメージボーイが実にかわいかった…。かわいーと云われて「うるさい!」とキレる様を含めて、本当にかわゆかった…(萌)。

 さらに、カノ―ンさま登場の「なりあがりリバース」。カノーンさまも実に愛らしかったのですが(胸に書き込んだ『悪』の文字を見たときに、これまでで一番カノーンさまを好きになった)、ハルキングを見た瞬間にカノーンさまが叫んだ「でかっ!」のひとことで、今回のCMの成功を確信した(笑)。ちょい長かったけど(笑)、あれ、やってるほうも実に楽しそうだなあ。カノーンさまが実に萌えキャラでした。ただ、ハルキングはハマりすぎるので、あんまり「シチュエーション萌え」だの「ツンデレ」だの云わないほうがいいと思います…(笑)。

 CM終了後、春木大佐の椅子に座って登場した加納中佐も可愛かった。草薙大佐の「おまえ本当に楽しそうだな」が実に真に迫ってきこえました。

 実は春木大佐は雷に撃たれたわけではなく、宇宙人のUFOに轢かれて(ホントに轢かれたって云ってたんだよ…)、精神と肉体が分離しているだけだった。バラバラになったこころとからだをひとつにすべく奮闘するリッターたち、という後半もほぼ名古屋通りでした。おかげで、記憶のリプレイができて、実に楽しかったです。

 ショックを与えるべくのバッテリーのあたり。ここでも、握らされたバッテリーを払いのける春木大佐の手の動き、首をぶんぶん横に振っていやいやする春木大佐の頭を両手で押さえる風間少佐の表情、かすかに笑んで「水に濡らしたほうが」とアドバイスする五藤中尉の鬼畜っぷり等々、良いものを見ることが出来ました。

 まあ、ちょっとヒいてるお客さんも多い中、大喜びで「3・2・1!」とかはしゃいでやってたわたしと真夜さんも鬼畜かもしれません(笑)。いや、だって、軍人大爆発とか大好きだったし!なによりも、リッター自らが式典のために尊い犠牲を払ってくださるのです。我々臣民にできることは、手をたたいて大喜びをすることだけだと思ってます(笑)。春木大佐カッコいいー。

 そして臣民の大いなる意思によって存在する14帝國、という初期設定を尊重しての演奏シーン。ここでも、軍人のときと違った顔つきで、客を煽りにくるときはバンメンになる五藤中尉にうっとりしました(咲)白手袋―(咲)。

 最後の春木大佐のひとことで式典が終わったときにも、こみあげてくるものがありましたが、カーテンコールでの定光寺中将の、開口一番の言葉「14帝國をやれて、幸せです」には、参った。本当に、参った。それだと思った。
 
 今回の式典のあいだ、わたしはずっと楽しくてしょうがなかった。ストーリー自体はオールナイト14でも指摘(笑)されていたように、こみいったものではないかもしれない。色んな意味で、これまでのような14帝國ではなくなっているとは思う。でも、これは間違いなく14帝國なのです。どこがどう、とか理屈つけることに意味があるとは思えない。ただもう、どうしようもなく14帝國。素晴らしく14帝國。リッターみなが楽しそうで、のびのびしていて、面白いことやろう!と頑張っているこの世界を、どうしてわたしが否定しましょうか。わたしも幸せでした。14帝國を観ることができて、本当に幸せでした。

 14帝國が好きです。いままで帝國を観てきた10年のあいだで、一番好きです。最後の最後、拍手でリッターを送りながら、ちょっと泣きそうになりながら思いました。無くしたものが還ってきた。無くしたものが、還ってきたよ。わたしの大好きな、愛してやまない14帝國が、ここにある。ありがとう。本当に、本当に嬉しい。第14帝國が大好きです。間違いなく胸はって、いまのわたしの本命です。もはや、みなにおすすめするとかそういうのでなくて、自分にとって、このうえなく大事な存在です。だって、こんなに楽しいの他にない。こんなに笑わせてくれる、この笑いをくれるの、14帝國だけだもの。

 その気持ちがここに存在している理由は、今いるリッターたちと、臣民たちが帝國の存在を望んだからならば、まさに、それが意志のちから。

 うん、素晴らしいよ。わたしは、それに感謝します。

 次回の予定は4月29日にアポロシアターで「春のかざまつり」なる風間少佐による公演(式典じゃないっぽいですね。でもR-istでもない。帝都民祭希望/笑)です。次回式典は、5月27日にアポロシアター、6月10日に池袋ROSAとか。当然、わたしは、わくわくと参加予定です。

 式典後は、関東臣民の皆様と居酒屋でお食事などしたあと、真夜さんとホテルにてえんえんえんえん語る(笑)。何回、同じ話を繰り返しても楽しい。何回、同じ場所を思い出しても笑える。本当に、わたし、何回「白手袋」って云ったんだろ?(笑)そして翌日も、チェックアウトしたあと、東京駅近辺でまたえんえんと語りました。鈍行で帰るつもりだった真夜さんが新幹線で帰ることになったのは、白手袋のせいです(意味不明)。

 本当に楽しかったです。ありがとう第14帝國。

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