「DEMON’SROCKTOUR」デーモン小暮閣下(大阪BIGCAT)

 というわけでわたしのGWの〆を飾るのはデーモン小暮閣下です。ネタばれはまだ公式見解は出てないですが、まず不可だろうということで、内容にはほぼ一切触れず、純粋にわたしが感じたことだけを書いておきます。

 間違いなく、電波です。

 いやあのね。正直ね。GWの最初に見た14帝國が素晴らしい出来で、その次の風林火山が楽しくかったものだから、それにかまけて、自分のなかで、閣下を見るんだという意識が薄かったんです。ようやく当日ですよ、あ、わたし、閣下を見るんだという緊張感が湧いてきたのは。閣下ですよ、閣下。逃げ出したくなった(笑)

 だって、すごく好きだけど、同時に、すごく怖い。あまりに好きすぎて、理性が働かない。見たいのか見たくないのかも分からない。思えば、聖ll解散以来、閣下のソロを見る機会がなかったわけではない。その気になれば見られたはずのものをあえて見なかったのは、こわかったから。自分のなかに出来上がっている閣下像と現実のギャップが恐かったから。それくらい、常軌を逸して好きなんだと思ってください…。

 でも、再集結した聖llを見たら、閣下はやはり素敵だった、素晴らしかった。ので、その流れのままに今回のチケットを取ってしまって、しかしやっぱり直前にすさまじく緊張してるわけです。ああ、閣下。わたしはあなたの前に立てますか。それを思うと涙が出そうです。わたしはまだあなたが好きで、それを許してもらえますか?わたしは、未だにあなたの前に立つと、14の少女に戻ります。あなたが好きです。わたしのなかにまだ残っていたのが驚きの純粋な気持ちを、あなただけがすくいあげます。好き。大好き。わたしは閣下が大好きです。

 こんな感じで煮つまりながら、訪れた会場の雰囲気は、まず、年齢層が高いよ(笑)。あと、男子も多いよ。本当にここにいるひとみんなが閣下を好きですか、すごく不思議だ。ずっと閣下が「GIRLSROCK」でカバーした曲のオリジナルが流れてて、いい感じでした。

 で、ライブ。ネタバレ不可なので、やはり内容には触れません。

 まずね、断言しておきたいのですが、あのう皆様、大阪BIGCATに美の化身が舞い降りましたよ?(真顔)。目の縁を赤く染めた閣下ときたら、なぜか前髪が一房だけ額にかかって落ちていて、なにこれいわゆる前髪の小暮伝衛門?大島渚監督に映画化してもらわなきゃ(錯乱)。そしてなぜか額にヒンディ(?)。ああ、魔なる美しさの象徴ですか。納得。

 閣下はすごくリラックスしてた。あんなににこにこ笑いながら歌う閣下を一度に見るの、初めてかもしれない。わたしは閣下の笑顔が大好きなんだけど、聖llはまあ歌が歌だからこんなに無防備な笑顔になることはない。たまらない。緊張感がないとまではいわないけれど、とても柔らかい和やかな雰囲気の舞台のなか、実に伸びやかに唄い舞う閣下が、とても楽しそうで、実に素晴らしかった。あ、こんな閣下、初めてと思った。ミサじゃなかった、ライブだった。

 もちろん、閣下の喉の調子も最高でした。バックの皆様もさすがなかたばかりで、正直アルバムで聴いたときにはピンと来なかった楽曲でも、演奏含め、腰が砕けるような感動がありました。すごい。上手いってすごい。

 今回のライブ、本当に楽しめました。冷静に考えたらそりゃ私は閣下がすきなんだから、閣下のソロが(ある意味、様々な思いいれを含みすぎている聖llよりも)素直にただ笑って楽しめるものであるのは当たり前です。閣下がいっぱいなんだもんなー。

 危惧していたけれど、わたしが泣いたのは、最初の曲が始まったときだけだった。再会に泣いた。でもそのあとは、わたしの大好きな姿がとても楽しそうにしているのを見てるだけで、陶然と笑っていた。

 わたしはなにを怯えてたんだろう、閣下はわたしの予想なんて軽く超える。なにを失うと思ってたんだろう。あんなにも確かな存在として、閣下はいるじゃないか。確かに、現実の存在として。参った。本当にやられた。しっかし繰り返しになるけど、楽しかった。ありえないくらいに幸せだった。うわ、わたし、目の前にこのひとがいるだけで幸せ。愛してます。愛などという言葉では表現しきれないほど。CD買ったりライヴ行ったりする以外に、わたしはあなたになにが出来ますかと問いたくなった。あなたがわたしに与えてくれたものをどうやってあなたに返したらいいですか。閣下。世界で一番わたしが大好きな悪魔。

 ていうか、わたしは今度これをELLでしかも2DAYSで見るのですか。マジで。いまから身辺整理とかしておかなくて大丈夫ですか。死にます。確実に命を落します。萌え死にます。だって、未だに、自分がなにを見てきたかが信じられないくらいに幸せなのに。閣下最高。

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