新星急報社個展「Live2009」


 二日前の人間椅子(感想はまたUPします)の楽しさも冷めやらぬ今日、長年のお付き合いである犬彦(いぬ)嬢の服飾雑貨作品ユニット(?)「新星急報社」(公式サイト)の、初めての個展に、出かけて参りました。
 今回の個展には、僭越ながらわたくしめも推薦の言葉など寄せさせて頂いており、ぜひとも出かけたかったのです。しかしながら引越しその他の雑務に追われて、ブログでの紹介もこんなに遅くなってしまいました。それでも行くことが出来たのは、ともにいぬ嬢をかいぐりかいぐり可愛がってきた真夜さまの声かけのおかげでございます。常に人生がけっぷちの二人は、こんなお祝い事でもがけっぷち。
 個展の詳細に関しては、公式を見ていただくとして、実際に出かけた感想。新星急報社のアイテムの魅力は、サイト写真でも、十分に伝わると思うのですが、それがまた実際に手にとってみることが出来る楽しさが、とても思いがけない愉しみとなりました。スイーツそのままのヘッドドレスの造作の見事さ、ミニチュアの精密さはいうまでもないのですが、スポンジ部分に実際に触れたときのあのときめきよ。こんなところまでリアルに忠実。そして、リアルに近づけば近づくほど、スイーツを模したアクセサリーのフェイクとしての魅力が際立つ仕掛けが、そのままひとつの謎かけのよう。魚やアンティーク、金具やビーズ、水晶と、ひとつひとつのアイテムだけでも、美しさや愛らしさが光るものが、独創的に組み合わされてこの世でひとつの作品となる、その魔法。そしてなにより、そのひとつひとつを、実際に手にとって、角度を変えて眺め、手触りと重さを感じることができるある種の愉悦。限られたスペースでの展示ではあるのですが、作品ひとつひとつを愛しんで眺めることが出来ました。
 しかも、それが販売していて、自分のものにすることができるのです。あああ。久々に物欲のなかで迷い続けて、わたしは一個の愛らしい指環を買い求めました。手元に置いておけば、あの魔法がまだ持続して自分のなかにあるようです。
 大阪は心斎橋で、09/3/6(Fr)-3/18(We)の間、開かれています。興味がおありのかたは、ぜひお出かけくださいませ。
 個展のあとは、真夜さんと大慌てで新大阪にて、リミットまで呑みました。いつも逢うたびに「まだ話したり無い…」とお別れしているような気がします。ぜひまたゆっくりと…。

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