「アメリカの地下経済」スディール・アラディ・ヴェンカテッシュ(日経BP社)



 シカゴの黒人貧民街に潜入し、そこでの経済活動をテーマに、1990年代半ばから2003年まで調査研究したレポートした一冊。
 題名のままの内容ながら、けして派手な物でなく、むしろ貧しい地域の人々がいかに連帯して繋がり、そこの経済を回しているかが分かるルポです。たくましくはあるけれど、その抜け出せなさがどこまでも重いのは確か。貧困と犯罪が構造上の問題であることが良く分かります。

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