「箱の夫」吉田知子(中央公論社) 2010/6/6 本の感想, 短篇小説(日本) 奇想が詰まった短編集。 ごく普通の日常から足をふっと踏み外したときに、世界はじんわりと様相を変える。どの短篇もそんな雰囲気に満ちているけれど、怖い。無条件に信頼していた世界がいつしか見知らぬものへと変わるのが怖い。「天」「水曜日」が特におすすめです。 WEB拍手 0