「十二本の毒矢」ジェフリー・アーチャー (新潮文庫)



 実はアーチャーは初読みです。12編の短篇が収録されていますが、一気に面白く読めました。
 ほとんどが実話を元にしているとは信じられません。とても良質な短編集です。皮肉と悪口の応酬が続いた後の最後で、胸が締めつけられる「ある愛の歴史」と、ラストで題名を確認して大納得の「パーフェクト・ジェントルマン」の二作が特に傑作でした。

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