「時の娘 ロマンティック時間SF傑作選 」ジャック・フィニィ他(創元SF文庫)



 「時間」をテーマにしたSF短篇アンソロジイ。9編が収録されています。
 個人的には、まさにロマンティックなラストが胸震える「時が新しかったころ」(ロバート・F・ヤング)、現在の知識を持ったまま、過去から人生をやり直せたら…という誰もが一度は考える題材を、納得たっぷり皮肉ちょっぴり、さらに笑いも入れて料理した「かえりみれば」(ウィルマー・H・シラス)に二作がとくに印象に残りましたが、他の作品も面白く、良いアンソロジイだと思います。

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