沼はどこまでも深く甘く。

 ルパンという沼にハマって、気をつけようというか自分なりに線引きしておこうと思ったのは

グッズには手を出さない

 でした。いや、ほら、ルパンって探せばやたらと良いフィギュアとか見つかるじゃないですか。ただでさえ歴史があるジャンルなので、コレクター的な関わりを始めたら絶対にたいへんなことになると思ったわけです。しかも、大人なので。子どものころに比べたら小金はあるので。でもあくまで小金だから。

 なので、揃えるというか手に入れるジャンルはあくまで資料的なものに限ることにしてます。書籍とかムックとか。薄い本とか(あ)。それでも頑張れば相当なことになるんでしょうが、オタクではあるもののマニアやコレクター気質が無い人間なので、出会えば入手、くらいのゆるさでやってます。

 とか思ってたのに、公式が全力でわたしを殺しにきている。

 ・ルパン三世浮世絵(URL)
 50万でモンキー・パンチ先生のサインか…金で買えるものならという考えが一瞬浮かんだ自分、落ちついて。しかしこれが万が一にでも原作新ルパン初期の、あの超絶にカッコいい次元さんの絵柄だったらどうなったか分からない。でも、こちらの次元さんも黒沢明「用心棒」の仲代達矢を思わせるスカーフがたまりません。いま気づいたけど「用心棒」だから?いやん萌える。
 ちなみに、わたしはルパン好きなんだけど、ヴィジュアルできゃあきゃあ言っちゃうのは圧倒的に次元と五ェ門です。三世さんは顔じゃないのよ…。

・ルパン三世一番くじ~永遠の相棒篇(URL)
 一番くじに手を出すことなどあるはずはないし、フィギュアにも興味はないのだけど。だけど。だけど。このルパンと次元が悪くなくてくらくらしてます。しかしわたしはくじ運がないので、やまほど巾着とかトランプとかメモパッド抱えて泣くんだ。きっとそうだ。ロックグラスは素直に欲しい。エッソのマグカップはリサイクルショップとかで見かけるたびに救済してます。

 しかしこないだの伊勢丹のときも思ったけど、地方住みだとこういうときにちょっと悔しい。いやでもうっかり紀伊国屋いって浮世絵の現物見たら、理性でとどめられるかどうか自信が無いからそれはそれで幸いかもしれません。イタリア篇が放映されているいまだからこそ?の盛り上がりかもしれませんが、いろんなルパン三世が見られるのって嬉しいですね。