新作「美しい村で見る夢は」を投稿しました。

 pixivに新作「美しい村で見る夢は」を投稿しました。

 フランス一美しい村、リクヴィールに新しいアジトを定めたルパン一味。しかし、そこにたどり着く前に、次元大介はあの女、峰不二子と会っていた。そしてリクヴィールに現れた不二子は、なにかをアジトに隠したらしいのだ……という内容です。

・TVシリーズPART5第18話「不二子の置きみやげ」をベースにしています。そのため、第18話の内容に触れている個所があります。ご注意ください。
・次元×不二子です。次元視点のジゲフジですが、この話ではふたりはまったくそういう関係では無いことが前提です。そういうものだと思って読んで頂けると有難いです。 

 「不二子の置きみやげ」はどんな風にも解釈出来て楽しいお話だと思います。ですが、どこまでもジゲフジ好きなわたしはこういうかたちで料理するしかありませんでした。ジゲフジ、といいつつ、そこまで踏み込んだ内容ではなく、あくまで予感か雰囲気レベルのお話ではありますが、PART5のふたりがお好きな方に読んでいただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

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 ↓以下、作品について(ネタバレあります)

 PART5単発話のジゲフジです。今回のお話は「不二子の置きみやげ」のみに準じたものなので、わたしのほかのジゲフジやPART5のお話とはまったく無関係のパラレル話だと思っていただけるとありがたいです。もしかしてほんのりと「ゲームの達人」の前日談くらいにはなってもおかしくはありませんが、とりあえずこの設定のお話は、これだけです。

 とりあえず、ジゲフジといいつつも、ふたりの間にはなにもそれらしいことが起きていない感じのお話で申し訳ありません。わたし、こう見えても公式設定を大事にする人間なので、あきらかにルパフジのPART5でジゲフジを書こうとすると、けっこうに悪戦苦闘するのです。いやホンマ。いっそ新ルやパースリみたいに、話数が多かったりそのシリーズの中の設定も自由極まりなければ、こちらも想像の翼をはためかせることができるのですが、PART5みたいにがっちりしているうえに、自分もその設定にイカれてるとなると、それが難しかったのです。だからPART4みたいに、公式で二人がつきあってる距離感だとああいうことになるのですが。でも、それでもジゲフジ書きたかったんですよ……なぜならわたしがジゲフジにイカれてるから……。

 あと、この「不二子の置きみやげ」ってつくづく罪な話ですよね。思わせぶりなガジェットや台詞はふんだんにあるくせに、ヒントだけばらまかれて正解がどこにもない。なので、勝手に解釈する幅も広いということで好きに書きました。

 勝手解釈ですが、イタリアの直後ということで、まだルパンと不二子は付き合ってはないか、付き合っているという合意に至る直前の時期かなあと。ふたりのあいだでは、いっしょに暮らすかどうかって話も冗談めかして出てたりするのかな。リクヴィールにアジトを構えたと聞いた時に、もしかして、と不二子が考えちゃうくらいに。でも、いざ行ってみたらそこにはいつもの次元と五エ門もいる普通のアジトだし、そもそもルパンはそんな話も覚えてないくらいだった(もしかしてもしかして、ふたりの記念日に一緒に住む家をプレゼントしようか、なんて戯言があったのかも)。だからあのとき不二子が持っていたのは不二子からルパンへの、その手の記念の品。そんなつもりで書きました。

 だからこの話では、不二子はまだルパンのことを迷っている最中です。最終話で、不二子はアミに、どうしてルパンと別れたのかと問われて「つきあったから」と答えましたよね。聡明な不二子のことですから、その結果はあるていど目に見えていたと思うんです。だから迷う。夢を見てもいいのかと思う。そんなとき、自分よりもルパンの近くにいる次元の存在が目に入った。そしてなぜか、心が揺れた。そういうお話のつもりです。

 もっとしっかりラブラブなジゲフジがいい!というかたも多いと思うのですが、わたしもそう思ってます(笑)。でも、PART5タグの一連のお話は、わたしなりのPART5への感想文みたいなものだと思っていただけたら……。そしてわたしは三角関係に興味が無いので、あくまでルパンを愛しているPART5の不二子を書こうとするとこうなるわけです。でも、その一方で、わたしは、PART5でのルパンと不二子はもう恋人同士とかいう枠は越えたと感じているので、ちゃんとジゲフジのお話にも発展させることはできると思うのです。というわけで、まだもうすこしPART5でジゲフジ書きます。また忘れたころにお目見えするかもしれません。よろしくお願いします。

 あー、でも、またしばらくは甘いジゲフジに戻ります。なぜならわたしが書きたいから。

 そんな風に、自分の好き勝手に書いているわけですが、そんなお話でも、pixivで閲覧して頂いて、いいねやブクマを頂けるのがなによりの喜びです。拍手もありがとうございます。いつも同じ事を書いて恐縮ですが、でもやっぱり、ほんとうに嬉しいし、創作の後押しを頂いているんですよ。わたしの書いたもの、わたしが好きだと思うルパン三世の世界やジゲフジを同じように面白いなと思ってくださるどなたかのために投稿しています。ほんとうにいつもありがとうございます。これからも頑張って書きます。どうぞよろしくお願いします、ありがとうございました!

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