やってもうた。

 わたし、これをちょくちょくやるのですが、ルパン三世のお仕事話を書いていて、無事にお宝をゲット!あるいはお宝を手にいれようとして四苦八苦!とかいう展開になり、あるていどし上がったころに、思いだすのです。

 「あ。わたしの三世さん、また予告状出すの忘れてる…

 直せるものなら直すのですが、たいていの場合、そのころにはいまさらとっつあんを出すわけにはいかない流れになってたりして、なんとなくそのままにしてしまうことが多いです。だからわたしの小説にはとっつあんがなかなか出てこない。ごめんなさい、とっつあん…。まあ、わたしに、警察組織とか警備のこまかいとこまで押さえる筆力が無いせいもあります。とほ。そこをちゃんと押さえて書ける書き手のかたはほんとうに尊敬します。しかし、書く以前に忘れるってすごいよな…。無意識のなせる技だな、きっと…。

 個人的には、三世さんが予告状を出すのは、相手が素人あるいは公共の存在(美術館とか)、それか個人的事情の三つの場合だと考えていて、悪党(わたしがすごく便利につかうマフィアとか犯罪組織とか)相手のときにはそんな丁寧なことをしないという設定でやっています。それでも忘れる。

 今後、あきらかに不自然に予告状が出てこない話があったら、「ああ、とりこ。さん、また忘れたのね」と思って下さったら…(どうよ)。いや、とっつあんも大好きだから、頑張るよ…。