暮れのごあいさつ。

 こんにちは、Twitterで流行っているハッシュタグで「#年初の自分に言っても信じないこと」というのを見て、うん、まあ信じないよなと自分のPixivと、このブログをチベットスナギツネのような顔でながめた、とりこ。です。

 個人的には、ここ数年でいちばん激動な一年となりました。いろいろな事情があって、自分的にずっと追いかけてきたジャンル活動が自然消滅となって数年たった時期でした。オタクなのは変わりがないにしても、なにかにハマることも思い浮かばず、ましてや自分でなにかを作り出すような活動とは縁遠く、もうこのまま普通のひとと同じになっていくのだなと思って迎えたのが、今年の正月でした。

 まさか、その正月。1月2日に、アニマックスで「次元大介の墓標」が放映されたのを見た結果、こんなことになるとは。

 友人に言わせれば「だってずっとルパン好きだったじゃない」という言葉に終わるのですが、いやもうそれでも、こんなことになるなんて思わなかったのです。二次元作品にハマるということもどれくらいぶりかという感じでしたが、小説だってもう数年書いてませんでした。そしたら、いま日記で確認したら、「次元大介の墓標」を見た二日後には「ルパンを待ちながら」を書き始めてました。調子に乗り過ぎです

 なんだかもう、言葉にならないくらいにルパン三世が好きです。歳を取ってそれなりに経験もしてますので、いつかこの気持ちが冷めるときもくるのかと思うと寂しい気分もありますが、世の中をながめてみればルパンファンは二十年三十年選手は当たり前にいらっしゃる。なにより、自分もこどものころに新ルパンを見てから何十年ルパンを好きだったかと思えば、そうそう終わる気持ちでも飽きる思いでもないような気がします。
 アメコミ好きの友人と話していた時に「バットマンもスパイダーマンもエックスメンも、自分が生まれる前に誕生して、自分が死んでも続いていくコンテンツだから」と言われたことがあります。きっと「ルパン三世」もそういうコンテンツです。だから、自分が楽しいと思ううちはずっとずっと楽しんでいきたいな。

 そしてなにより、今年はこのブログとPixivへの投稿で、思いもかけないような温かいお言葉をいただけたり、作品を通じた交流ができたのがいちばん嬉しい出来事でした。ルパン自体はメジャージャンルですが、ジゲフジというマイナージャンル、そのなかでもこんなニッチな嗜好の作品を書き続けているのに、それを読んで下さる方がいて、しかもブクマや評価、コメントや感想を頂けるなんて、ほんとうにほんとうに、有難いし、幸せです。しかもクリスマスには、尊敬する有岡だるまさまとコラボ企画までやらせて頂きました。とても楽しかったです。おつきあいくださった有岡さまには感謝しかありません……!

 というわけで、来年もこの調子でPixivへの作品投稿と、ブログでのルパン語りを続けていきたいと思います。週に一回の投稿頻度はさすがに続けられないのではと思いつつも、この調子でいけば来年の冬には100作になるので(いま書いて真顔になりました)、それを目指しちゃって……も、いいかな……とか(自信なし)。 
 来年は、ルパン三世にとっても原作50周年、TV第二シリーズ40周年というアニバーサリーイヤー。公式も様々な展開が控えていて、いまから楽しみでなりません。創作もファン活動も、ルパン三世という存在をいっぱい楽しんでいきたいです。

 この一年、Pixivで拙作を閲覧いただいたかた、このブログを訪れて下さったみなさまに感謝いたします。来年もよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。良い年をお迎えください……!