pixivに新作「My Girl, My Girl」を投稿しました。
可愛いおまえ、可愛いおまえ(My Girl, My Girl)。仕事の為にアジトにこもる次元大介と合流した峰不二子。他愛のない時間のなかに、ふたりのあいだでふと起きるさざなみのような不安と喜び。そういうお話です。
・不二子視点のジゲフジです。前提として、恋人同士と言っていい関係です。そういうものだと思ってお読み頂くこと推奨です。
派手な展開はとくになく、ふたりがのんびり過ごしてます。どこか暗い話かもしれませんが、しっかり甘い話でもあると思います。そういうジゲフジがお好きな方に読んで頂ければとても嬉しいです。
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以下、作品について(ネタバレあります)↓
作中で次元さんが歌っていたのは、アメリカの昔からあるフォークソング〝where did you sleep last night〟です。タイトルもこの曲の歌詞から頂きました。歌詞についてはこちらのブログが詳しいです(URL)。
もともとの原曲は1800年代にまでさかのぼる古い歌ですが、多くの人がカバーする原型となったバージョンはレッドベリーというアーティストが1940年代に歌ったものになるようです。
ニルヴァーナがアンプラグドでカバーしたのが有名な曲(URL)ですが、わたしはスウェーデンのアーティスト、Nomyのカバーでハマったので、そっちをご紹介です。手作りのPVがカッコいいのだ。
しかしながらこちらはレッドベリーVerに比べるとかなり音的にハードな仕上がりとなっていますので、作中で次元さんが聞いたのは、レッドベリーVerと思ってください(あと、こっちはMy GirlではなくLittle Girlはじまりなのです)。
どっちにしてもあまり明るい歌ではありませんが、わたしはとても好きで、この曲を使った話が書きたくて出来たのが今回の話です。次元さんにはこの手の古めかしい歌が似合うと思います。
とうとう次元さんを歌わせてしまいました。いや、歌うと言っても鼻歌レベルだけど。ルパン一味と歌といえば、あくまでわたしのイメージながら、ルパンはぜったいに歌がうまくてなんでも歌っちゃう、スタンダードからラップまで一通りこなしますよ、というタイプで、五エ門はあの井上真樹夫Verの「YMCA」がすべてを体現している、そんな感じでお願いしたい。そして次元さんは歌は嫌いじゃないけど、機嫌がいいときに鼻歌を歌うくらいではないかと。
実は中の人がピアノを弾くと知ってから、次元にピアノを弾かせたくて仕方ないのですが、わたしがピアノ分からなさすぎて書けずにいます。音楽むずかしいよ……。
ジゲフジ的には、最初の頃の戸惑いも疑心暗鬼な感じも通り過ぎて、ようやくおたがいに、なんだかもうこれって恋人同士ですよね、みたいなところに落ち着いたころの話だと思います。次元さんがようやく心を開いたというか、不二子を平気で自分の女扱いでからかえるようになったというか。たぶん二人とも(不二子でさえ)気づいてないけれど、ハニームーンな感じがぷんぷんしてて、そんなところにのこのこ現れることになったルパンさんはさぞかし仕事に身が入ったことかと思います。ごめんごめん。
それでもやっぱりこのふたりだから、不吉な予感はいつでもふっと現れる。しかし、それによって絆を何度でも確かめることになる。そんなことを繰り返してさらにふたりはちゃんとお付き合いしてる感じになるわけです。そんなものをずっと書いているわけですが、ほんとうに楽しい。やっぱりイチャついてるこのふたりを書くのはとことん楽しいです。
そして、そんな楽しさにお付き合い頂いて、いつもpixivで作品を閲覧し、いいねやブクマをつけてくださる方、拍手やコメント等でお言葉をくださる方々にはいつも感謝しています。反応はなによりの創作のエネルギーです。わたしが書くジゲフジを好ましく思って下さる方がいるというこの喜びよ。それがあるから続けて書くことが出来ます。ほんとうにありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします!