こんにちは。先日、3回目の「ルパン三世 THE FIRST」をキメてきました、とりこ。です。三回見たけど、例の場面ではいまだに夢を見ているのではないかと思います。まあ、それだけではなく、とにかく見飽きないので劇場であと数回は観たい。観られるだろうか……。
映画と言えば、様々な媒体で山崎貴監督のインタビューが出ましたが、個人的に面白かったのがこれ(URL)。これくらいの自意識がないと映画監督なんて出来ないんだろうなと素直に思いました。「〝This is ルパン三世〟的な分かりやすい映画を作ることが目標」というのなら、その目標は見事に達成されていたと思います。
あと、「『ルパン三世 THE FIRST』メイキング」レポート」(URL)もすごく面白かったです。三世さんの顔で「最も重要なのは美しいラインで描かれた口」って素晴らしい観点だ。同じCGWORLDさんの記事では「慣れ親しんだ2Dのアニメーション作品を違和感なく3DCG化!」(URL)も具体的な作業についてしっかり解説があってこちらも面白かったです。「『バンドデシネ』的な色遣いが特徴的」というのにはすごく納得です。たしかにそれっぽい。しかしここらへんまとめた豪華ムック本とか出ないものでしょうか。パンフにも掲載されていたコンセプトアートがカッコ良すぎるのです……。
「THE FIRST」は大野雄二先生の音楽も最高でしたね。「THEME FROM LUPIN Ⅲ 2019」が鳴り響くOPが忘れられなくて、オリジナルサウンドトラックも購入しちゃいました。あの最高な一曲がたった1分25秒だと確かめて、驚愕しました。それ以外にも名曲揃いで、素晴らしいアルバムでした。いつかカラオケで「GIFT」歌いたいなあ……。
今回の映画に関連して、大野雄二先生の記事もいろいろあったんですが、先生はどこの記事でも面白いというか興味深いことばかり語られるので見逃せません。そのなかでも個人的にいちばん良かったのが「【大野先生に聞いてみました】HIROBA with 大野雄二」なる、いきものがかりの水野良樹さんとの三回に渡る対談記事(URL)。ルパンのことも多く触れられるけど、それ以上に先生の職人気質な音楽への向かい合い方が伝わってくる内容で、音楽理論に無知なわたしでもすごく面白かったです。
それにしても、やっぱり「ルパン三世」っていいよなあ、と思います。この「THE FIRST」みたいに分かりやすいルパンもあれば、小池ルパンのようなアダルトなルパンもある。ネットを駆使する現代的なルパン三世に挑戦したPART5のような作品もあれば、とにかく楽しいわちゃわちゃしたTVSPもある。さらに、昔を懐かしみたい気分になれば数十年前からのTVシリーズの配信もDVDレンタルもあるし、紙でも電子でもモンキー・パンチ先生の原作に触れることができる。もっと違うコミカライズだって入手できる。みんな違ってみんないい(BY金子みすず)。
「ルパン三世」の世界は、どんなルパンだって存在させることができる稀有なフォーマット。わたしのような観客は、そのなかで自分好みのルパンを見つけてたくさん楽しむことが出来る。幸せです。そういう意味でも、昨今の新作ラッシュは本当にうれしくも有難いことです。そしてもっと見たい。わたしは「ルパン三世」が大好きです。
さて、pixivへの投稿ですが、今週もいつものように12月21日の土曜に行う予定です。今年最後の投稿となります(ブログの更新はまだやります)。ちょっと気が早いですが、季節ネタでクリスマスのお話です。お仕事話を絡めた甘いジゲフジ話でございます。そういうお話がお好きな方に読んで頂けたらと思います。どうぞよろしくお願いします。