「ルパン三世の帰還」をUPしました。

 Pixivに、新作「ルパン三世の帰還」をUPしました。

 囚われていたルパンが、半年ぶりに戻ってきた。それを迎える次元を見ながら、不二子の胸に浮かんだ想いとは……という内容です。TVシリーズPART4第13話「ルパン三世の最期」の内容を踏まえて、その頃の次元と不二子の関係について考えてみました。 
・次元×不二子です。ジゲフジです。すでにデキていることが前提です。そういうものだと思ってお読み頂くことをお勧めします。
・TVシリーズPART4第13話「ルパン三世の最期」第12話「イタリアの夢後篇」の内容に触れている個所があります。ご注意ください。
・このお話の前日談として同じPARTⅣを舞台にした「薄荷煙草が香る夢」(URL)という作品があります。ただし、それとは関係なく、独立した作品として読んで頂いても問題ないと思います。

 以上の点をご了承のうえでご覧いただけると嬉しいです。PARTⅣのふたりがとても好きです。その気持ちが暴走した結果、やってしまった感ひしひしのとても甘いジゲフジになりましたが、そういうものがお好きな人に読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

よろしければ、こちらへどうぞ。→Pixiv(URL)

 ↓以下、作品について(ネタバレあります)

 はい、また書いちゃいましたよ、PARTⅣ!というわけで、「恋わずらいの女狐」(URL)、「マリオネットの夜」(URL )、「頂きに、参ります」(URL)、「薄荷煙草が香る夢」(URL)に続いて、なんと5作目のPARTⅣを下敷きにした作品です。どれもいさぎよくジゲフジですね。しょうがないですね、なんといってもPARTⅣのふたりなのでね!(紫色のフィルターで濁った眼で見ています)

 じつは最初は「薄荷煙草が香る夢」のあとの牡蠣を食べに行く話を書こうと思ったのです。しかしちょうどそのころ、amazonプライムビデオでPARTⅣが見放題になったこともあって、いろいろ見直していると、「イタリアの夢後篇」のあとに、ルパンの不在が半年続いたとあっては、そのあいだのふたりの話を先に書かないと嘘だろうという気持ちになりました。それで書いたのがこの話です。

 それでもまあ、ちょっと悩んだんですけどね。うちの次元はルパンがああいうかたちで不在のあいだには不二子には指一本触れないと思ってそういう話にしたんだけど、半年ものあいだそれってちょっと綺麗ごとすぎないか、とか(本編を見たら多分半年よりもう少し長いしね)、なにより書きあがってみたら、このふたりが思いのほか出来上がってて、このあとに「マリオネットの夜」って温度差ありすぎだろうとか、基本的に一話完結でやりたいのに「薄荷煙草が香る夢」と続いてるよね、とか、いろいろ考えました。でもしかし、結局は、このかたちしかありませんでした。そして、この話で、ようやく、わたしなりの、いつもの無印ジゲフジとは違うPARTⅣのジゲフジというふたりが出来上がったような気がします。遅い。

 この話自体は、不二子と次元の話でもありますが、ルパンと次元と不二子の話でもあると個人的には思います。これはいつも書いている無印ジゲフジでも同じなのですが、わたしの不二子は、次元とルパンのふたりとも愛しているけど、女として恋しているのはまったく迷いなく次元なのです。次元を好きすぎているのです。これはもう悪い病気にかかっている人だと思って(わたしが)お許しいただくしかありません。そしてもちろん、次元もルパンも同様に、この三人は、とにかくお互いがお互いを大事で好きなのです。そういうことを書いた話にもなったかなあという気になりました。

 というわけで、このあとも、もうすこしPARTⅣの話を書きます。書くったら書く。「日本より愛をこめて」は、本編であそこまでやられると、こっちで何を書いても蛇足にしかならない気がして書ける気がしないのですが、牡蠣を食べに行く話(PARTⅣのふたりではあるけれど、PARTⅣ本編とはなんの関係もない話)と、PARTⅣのふたりの始まりの話くらいは書きたいなあと思ってます。そしてできれば、PARTⅣ自体は完結している話なので、PARTⅣのふたりのおしまいの話まで書けたらなあ……と。

 しかし、いつもそうではありますが、今回は本当になんというか「あそこまであんな感じですけどよろしいですか」とドキドキしております。やらかした感ひしひしで、筆が暴走した挙句に読み手の方を振り落としてないか心配です。そんな今回の作品ですが、それでも、ジゲフジがお好きな方に少しでも楽しんで頂ける内容であれば幸いです。いつもPixivでの閲覧や評価、ブクマや感想のお言葉、ブログでの拍手やコメントのお言葉などの作品への反応に支えられています。頂ける反応ひとつひとつが、とてもありがたく、嬉しいです。これからも頂けるとありがたいです。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!