新作「Crazy He Calls Me」を投稿しました。

 
pixivに新作「Crazy He Calls Me」を投稿しました。
 
かれはあたしがおかしいっていうけれど、そうね、きっと恋でおかしくなってるの……。不二子と次元のあいだの、ささやかな朝の風景のお話です。

・次元視点のジゲフジです。ふたりはすでに恋人同士のような関係です。そういう前提で読んで頂けるとありがたいです。

 とくに事件やもめ事も起きない、ただやさしく甘い雰囲気のお話を目指しました。そういうジゲフジがお好きな方に読んで頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

 これまでの投稿にブクマ、いいねをありがとうございます。いつも励みになります。匿名で送れる感想フォームはこちらです→(URL)気軽に一言頂けたらとても嬉しいです! 

 よろしければこちらへどうぞ→(URL)

 以下、作品について(ネタバレあります)↓

 「Crazy He Calls Me」は1949年にビリー・ホリデイによって歌われたジャズのスタンドナンバー。わたしはカヒミ・カリイVer(菊池成孔「南米のエリザベス・テイラー」収録)が大好きなんですが、YouTubeでは公式の動画が見つからなかったので、ナタリー・コールVerでご紹介。

 これも素晴らしいですけど、今回の小説で不二子ちゃんが口ずさんでるのは、カヒミ・カリイVerなので、興味がおありなかたはぜひそちらを聴いてみてください。サブスク等でも聞けます。

 お仕事話をいろいろいじくり回してたんだけど、どうにもまとまらなくて、こっちにしました。これまでわたしがpixivに投稿したなかではいちばん短い話になります。昔は、こういう場面切り取りの話もよく書いてた気がしますが、ひさしぶりに書いたらこうなりました。なんていうか、よけいなものなしで、ほんとうに書きたいところだけ書いたという感じ。いつもなら、その書きたいところを書くために理屈をこねていろいろ準備して……とやるんですが、これはそういう枝葉の部分が必要ない話かなと思いました。

 書きたいところとはつまり次元と不二子がイチャイチャしてるところですよ、もちろん。それも、初めての朝でなく(それはきっとおたがい考えることが多すぎて、イチャつくまではいかなかったはず)。なんども回数を重ねたときに、ふと、あ、これは適当なきまぐれとかやらかしじゃないんだなとおたがいに無言の了解が生まれる、そんな瞬間のふたりを書きたかったのです。

 不二子はいつもの悪女でなく、好きな男のそばにいて、ご機嫌で歌をくちずさんでいる。次元もいつものように惚れた女から逃げ出す男でなく、その歌声を心地よく思う。そんな不二子が口ずさむのにふさわしい歌はなんだろうとあれこれ考えた結果が「Crazy He Calls Me」でした。まさに、おかしくなってるふたりなんです。

 そういう短い話なので、あまり付け加えることもないんですが、すこしでも楽しんで下さったら嬉しいです。前にも書きましたが、PART6の放送直前あたりからpixivの投稿のアクセス数が増えてきて、とても有難いのです。自分一人、頭の中で考えて終わらせていたらこの気持ちは味わえないので、やはり形にしてよかったと思います。ましてや、いいねやブクマまでいただけると、さらに幸せな気分になります。ジゲフジ好きなひとがこんなにいる!と素直に喜んでいます(笑)。

 PART6放送中は、公式の感想がメインとなりそうですが、そのなかでもこうやって創作は続けていこうと思っています。またよろしければ読んでやってください。感想はいつでもお待ちしています。ありがとうございました!

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です