新装版小説版の感想など。

こんにちは、ルパン関連小説が二冊再刊されてほくほくの、とりこ。です。

ルパン三世小説版<新装版>」辻真先(双葉文庫)(amazon)。

 モンキー・パンチ先生描き下ろしのイラストも掲載されて楽しい一冊。わたしはかのコバルト文庫版で読んでましたが、今回はパンチ先生の装画になっていて嬉しい。巻末のパンチ先生と辻先生、おおすみ正秋さんによる対談、すごく古いものかと持っていたら2015年のもので、これもまた読めてお得な感じです。内容はいかにもあの頃のアニメノヴェライズという感じで懐かしいのですが、辻先生のルパン愛がそこかしこに感じられて楽しかったです。

戦場は、フリーウェイ<新装版>」樋口明雄・塩田信之・吉岡平(双葉文庫)。(amazon)

 こちらは、わたしは初読。樋口明雄「戦場は、フリーウェイ」は少年を助ける次元さんのハードな活躍が楽しめるお話です。樋口先生はPART6第8話「ラスト・ブレット」の脚本も手掛けられていますが、この小説から引用というかこっちが元ネタだったのかな?という感じです。塩田信之「泥棒さんと、殺し屋さんと、……そしてひとりの少女」は、日本を舞台にした新ルっぽい雰囲気の目まぐるしい展開で読ませるお話。ヒロインが無双だった。吉岡平「五右衛門秘帳―燃えよ斬鉄剣」は、TVSPと同じ副題ですが、中身は別物。五エ門主役のもうひとつの斬鉄剣にまつわるお話で、わたしはこれがいちばん面白かったかな。次元さんをはじめとするルパン一味がみんな五エ門大好きなの。しかし、35年前の発行ということで、時代を感じる描写こそあれど(イラストもね)、どの作品もさすがの水準でした。面白かったです。

 「ルパン三世」のこういうオリジナル小説は過去には他にも何冊か出てるのですが、この勢いで再刊、あるいは新作の書き下ろしオムニバス小説とか出てくれないかなーと思います。再刊といえば、個人的にはオフィシャルマガジンに掲載されてた読み切りマンガにはなかなかの傑作も多いのに、単行本化されていない作品も多いのでそれもなんとかまとまってくれないものか……と願ってもいたり。まあオフィシャルマガジンといえば、田中車先生の「ルパまん」ですよ、「ルパまん」! 次元さんのヒゲ大活躍でレッディちゃんとつきあってて、ルパフジなんだけど不二子ちゃんがどこまでも不二子ちゃんだったあのマンガ、わたし大好きだったの。Web版に掲載された分もまとめて単行本化してほしい……。

 ↓拍手へのお返事です

>4月16日にメッセージ下さった方へ
こんにちは、甘い次元さんを堪能してくださって嬉しいです♡ ありがとうございました!

>4月22日に2件メッセージ下さった方へ
ブログを楽しんで下さってありがとうございます! PART6は終わりましたが、わたしもルパン熱変わりないと思いますので、また読んでみてくださいね。そして「ぼくたちの~」は大好きなお話ですので、感想を読んで下さって嬉しかったです♡ これからもよろしくお願いします!

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