まずは、こどもの頃にリアルタイムで見た新シリーズが最初です。
その頃見た内容自体は、あとで確認するとこまかいとこはほとんど覚えて無かったんですが…。
ただ、面白かった!ルパン好き!という気持ちは新シリーズにもらったものだと思います。あとは、金曜ロードショーで繰り返し見た「カリオストロの城」ですよね。
リアルタイムといえばPART3もそうなんですが、これはいまいちそそられなかった…というか、放送自体が野球とかで潰れることが多くて、ちゃんと内容を覚えていない感じです。
旧シリーズは、大人になってからCSで見ました。すごくカッコ良くて(とくに前半)驚いたのを覚えてます。
アニメが出発点ですが、わたしにとってのルパンは、新シリーズやカリ城でルパンを大好きになったあとに読んだ原作が、いちばんの基本となっていると思います。まさしく原典だから当たり前といえば当たり前なんですが、いわゆる海外マンガに近い絵柄でスマートに描かれた、とんでもない発想のギャグと、一話完結で設定が固定されていない自由さ、ルパンや次元といったキャラクターの大人さとアダルトな内容にすごく感銘を受けまして、ルパンといえば原作!という気持ちは大きいです。
そんな感じで、ずっとゆるいルパン好きだった自分が、いまルパンの二次創作にハマるほどのきっかけを与えてくれたのは、なんといっても「峰不二子という女」です。もともと原作好きだったわたしにはぴったりなコンセプトのうえ、音楽も昔からファンの菊地成孔氏!なんというわたし得。アクのある絵柄で、どこまでも自由で縛られないルパンたちの活躍を描いた「峰不二子」の世界観が、わたしにとってのルパン!と叫びたくなるくらいにハマってしまいました。
……そして、ジゲフジにハマるおおきなきっかけも、きっと「峰不二子」の第二話ですよね、いま思えば。
そのあとも、散発的に、ルパン!と叫びたくなる自分ブームはあって(宝塚雪組の「ルパン三世」は二回観に行きました。再演してくれたらどれだけ通うことになるのか怖い)、ずーっと自分のなかでルパン愛の機が熟すのを待ってた感はあったと、いまでは思います。
その機が熟して爆発したいちばんの理由は、「次元大介の墓標」でした。
もともと「峰不二子という女」が大好きだったので、劇場公開時には行こうと思っていたのです。が、諸事情で断念。見たいなーと思い続けていたところに、CSでの放送が決まり、それを見て。
見て。見て。見て。(ぶっつづけで三回繰り返して見ました)(そのままブルーレイ注文しました)
…もう冷静に語れないくらいに、ベストオブルパンで。自分のなかにそれまで眠っていたルパン愛が一気に溢れて止まらなくなり、原作をもう一度全巻買い直したり、CSでの旧シリーズと新シリーズの再放送のチェックをはじめたり、しょせんオタクなので、二次創作もネットで探してたりしているうちに、いま、ここにいます、という感じです。
アニメだけでも様々な設定やコンセプトのあるルパン三世の世界観が楽しい。その中で自分の好きなところだけをつまみぐいするような遊びかたもできてしまうのが嬉しい。その自由さも許してくれるルパン三世が好きです。
まあ、それがどうして、次元×不二子にたどりついたのか。ジゲフジなのかについてはまた今度語らせて下さい…。