インターネット超便利(ただし教養はおいつかない)

 こんにちは。「ナポレオンの辞書を奪え」のいちばんの見どころはどこだろうとずっと見ていて、このままだったら冒頭の次元さんの横顔に「峰不二子 増山江威子」と出たところです、と書くしかないかと思いつめていたところ、ラスト近くの大乱戦の場面で、拳銃を構えている次元さんのところに駆け寄る不二子ちゃんという0.5秒くらいの場面を見つけて、ほっとした、とりこ。です。TVスペシャルについては、未チェックなのが相当あるので、とりこ。の戦いはまだこれからだ(落ちつこう)。

 こんなにPixivに小説をUPしているわたしですが、実は、二次創作というかまあこれ系の小説を書くのはゆうに十年くらいぶりです。オリジナルとかも書いてません。前ジャンルは超マイナーかつあまり大声でいえないタイプのものを書いていたので、あれなんですが、久しぶりに小説を書くようになって思い知ったのが、「インターネット超便利」。

 前ジャンルはそういう知識を必要としないジャンルだったので、よけいに実感したのですが、いやあ、すごいですね。イタリアのカフェでなにが飲まれているか、ダイヤのカラット数はどれくらいから大きいのか、教会ってどんな構造なのか、そんなことがぜんぶググれば一発解決。有難い限りです。
 
 でも、ググっても解決しない問題もありまして。このあいだ、次元さんに音楽を聞いて欲しい場面を書いていたのですが、あのひと、クラシック好きらしいじゃないですか、設定では。でも、クラシックって広いですよね?わたしはクラシックに無知なので、どういう作曲家、どういう演奏家の音楽を選んだら次元さんらしいかがさっぱり分からないのです。

 適当にすればいいじゃん、とも思ったのですが、でもその適当すら無知だから分からないんですよ。なにより、そこで適当にして、分かってる人に「次元はそれじゃないじゃん…」と哀しく思われるのも寂しいじゃないですか。自分がこだわって決めたなら哀しく思われてもちゃんと説明できるけど(わたしの次元さんはよくペーパーバックとか雑誌読んでますが、なに読んでるかは書かずとも自己満足で設定してます。ふふふ)、そういうところにこだわっちゃうのが自分でもおかしいオタクの性。しかしまったく、そういうとこばかりはセンスと教養で、ググっても解決しないものだなあと痛感しました。

 ええ、もう少しでYahoo知恵袋に「30~40代の酒(バーボン)と煙草をこよなく愛する一匹狼タイプのガンマンが好きそうに思えるクラシック音楽を教えてください。ちなみに女性はマリリン・モンロータイプのグラマーが好きです」と投稿するところでした。しかし、もしそこでうっかり「次元大介が好きそうなクラシックなら~」と神回答があったら拝みましたね(しまった。ブログのネタにするんだったら、実際に投稿してみれば良かった)。

 しょうがないので、いまのところは「初めてのクラシック」「初心者が学ぶクラシック入門」とかそこらへんから手を出してみようかとまで思いつめております。次元さん、なに聴いてたらしっくりくるのかしら。