Pixivに、新作「砂漠に咲く薔薇」をUPしました。

　今回、ルパン一味が狙うのは、砂漠の国にある、宝石と黄金で出来た人工の花園、「ジュエリーガーデン」。しかし、そこに向かう次元と不二子のあいだには、深い溝が出来てしまっていて……というルパンのお仕事話です。

　以下の点をご了承のうえでご覧いただけると嬉しいです。

・次元×不二子です。ジゲフジです。前提として、恋人同士と言っていい関係になってます。そういうものだと思ってお読み頂くこと推奨です。
・五ェ門や銭形警部も登場しますが、出番は少なめかも(申し訳ありません)。メインの登場人物は次元、不二子、ルパンとなります。

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　↓以下、作品について（ネタバレあります）。

　はい、Pixiv掲載40作目です！というわけで、ちょっと気合を入れて書いてみたら、やっぱり長くなりました。それでも二万字越えレベルですが、わたしにとっては長編です。よ、読んで頂けますか……。

　このお話ですが、まずは40作目ということで、ルパン一味のお仕事話をちゃんと書こう！と思いました。それも、ずっと新ルパンを見ていた時期なので、新ルパンぽいお気軽さと派手なお話にしたかったのです(ルパンバルーンはTVSPですけど／笑)。しかしながら、お話のカラクリはもちろんのこと、ルパンや次元だけでなく、五ェ門も、銭形警部も活躍させるお話にするのってほんとうに難しくて、ヒーヒー言いながら書きました。楽しいけど、手に余るという感じです。というわけで、まことに力足らずの出来上がりではあります。でも、やっぱりわたしの原点は新ルパンなんだろうなと最近とても思うようになったので、あきらめずにまた頑張りたいと思っています。

　あと、ジゲフジに関して。これまでに自分が関わってきた女の多くが死んでしまった経験のある次元さんのトラウマと自由奔放な不二子ちゃんの行動が、いつかどこかでぶつからないわけはないので、そこをきちんと書いてみたかったのですね。そのせいでずっと険悪な雰囲気が続いてしまって、読むかたにストレスではなかったかと心配もありますが、書いてるほうもストレスでした。おかげで、仲直りしてからは甘い甘い甘い。もっと甘くしたかった。もうちょっとで砂漠でR18展開にするところでした（どうよ）。

　まあ、こんなことがあったところで、これから不二子ちゃんの行動が改まるわけもなく、次元さんは相変わらずイライラしながら助けにいくことになるんでしょうね。いつも不二子ちゃんが次元さんのことを好きすぎるうちのジゲフジですが、このお話は、不二子ちゃんのことを好きすぎる次元さんのお話になったのではないかと自負（次不？）しております。けっきょく、両想いなんですよ、うちのジゲフジは。

　そう言えば余談ではありますが、40作も書いているといいかげんパターンが出来ているんだなと気づくこともありました。とりあえず、今回の舞台は砂漠の国ですが、仲が険悪になったあとに行く場所が砂漠って「死がふたりを分かつまで」と一緒やないかい、と気がついたのはすべて書き終わったあとでした。もう修正はきかない。あと、わたしは気がついたら雨を降らせてしまうし、ベッドのまどろみのなかで始まったり終わったりするパターンも多いです。そして不二子ちゃんはムカついたらとりあえず次元さんのヒゲを引っ張ります。自己申告しておくのでツッコミ無用でお願いします(無反省)。

　しかしそれでも40作も書けたことは素直に嬉しいです。しかもそれを、PixivにUPし続けることが出来たのは、なによりもまず閲覧して下さる方がいたこと。さらに、それだけでなく、ブクマや評価を入れてくれたり、コメントや感想のメッセージを下さる方がいたおかげです。数字が増えるたびに、創作の燃料を注がれる思いになりました。いまでもずっとそうです。なによりもまず自分の萌えで書き始めたとはいえ、まったくの無反応だったら、さすがに途中で気持ちが折れてしまうか、更新頻度が下がったと思います(そして自分のフォルダに貯めていくしかなかったかと……）。

　ほんとうに読んで下さったかたみなさまに、ありがとうございますとお伝えしたいです。これからもこの調子で、ジゲフジメインのルパン三世二次創作を書いていきたいと思っています。感想もお待ちしています。どうぞよろしくお願いします！ありがとうございました！