「あたしのこと、覚えてる?」をUPしました。

 Pixivに新作「あたしのこと、覚えてる?」をUPしました。

 ルパンの発明のおかげで、部分的な記憶喪失に陥ってしまった次元。そのせいで不二子は気が気でなくて……というお話です。

・次元×不二子が前提となります。ジゲフジです。すでに恋人同士といっていい関係です。そういうものだと思ってお読み頂くことをおすすめします。

 とにかく甘いお話ですので、そういうジゲフジがお好きなかたに読んで頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

 よろしければ、こちらへどうぞ→(URL)

 ↓以下、作品について(ネタバレあります)。

 はい、新年最初の投稿は、ベタ甘なジゲフジです!(開き直り)。笛と太鼓を吹き鳴らしながら「甘いよ!甘いよ!甘いよ!」と警告したくなるような胸やけ注意。いつもの、とりこ。印の甘いジゲフジです。

 二次創作では定番といえる記憶喪失ネタですが、公式のTVSPでやってますね、「愛のダ・カーポ」。あれは不二子ちゃんが記憶喪失になる話でした。ほんとうにルパフジというか公式なんだから当たり前なんだけどまあ見事にルパフジでしたね……。うちのジゲフジでも、不二子ちゃんが記憶喪失になったら次元さんはそっとルパンのもとに返してあげるんじゃないかと思ってしまいました。そして、あーヤダヤダ、そんなの!と自分でNGを出した結果として、うちでは次元さんのほうに記憶喪失になっていただくことに相成りました。そもそもそういうストレスがかかる展開をしっかり書きこむことが苦手です。いつでも自分の好きなことしか書きたくない、ヌルい書き手で申し訳ありません……。そして自分の好きなことが、ああいうことでもっと申し訳ありません……。

 記憶喪失という設定そのものも、あんまり本格的なものだと重くなりそうだったので、あくまでかるーい部分的なものにしました(ご都合主義ともいう)。よく記憶喪失になったあとに記憶を取り戻すと記憶を失っていたあいだのことは忘れてしまうというけれど(わたしは「パタリロ!」で学びました)、これはそこまでいかないあくまでかるーい症状ということにして頂けると……ほら、日常での軽い物忘れってそうじゃないですか(笑)。
 もちろん言うまでもありませんが、作中の記憶喪失に関する文章は、ルパンさんの発明が原因となっているくらいなので、すべていい加減なねつ造です。あくまでフィーリングで書きました。なので、ラスト近くの展開も、わたしのねつ造です。すごいでしょう、あれ、素面で思いついたんですよ。わたしの脳もどうかしている。

 さらに言うまでもないかもですが、冒頭に引用した映画は傑作SFコメディ「メン・イン・ブラック」です。アメリカ映画のこういうバディ物はいいよねえ。わたしもこの記憶消去装置が欲しいとなんど願ったことか。そして、ふたりのお気に入りの店がメキシコ料理なのは前作で調べたものの使えなかったのを使い回してしまいました。エンチラーダスはニンニクを使っていないので、次元さんが気に入ったことにさせてください。さらに蛇足ですが、次元の隠れ家に不二子が出入りするようになった経緯は「死がふたりを分かつまで」(URL)というお話で書いていますので、未読のかた、よろしければ読んでやってください。
 あと、今回の題名なんですけど、作中の不二子の台詞からとったのですが、ググったら内田春菊にほぼ同名の短篇小説があって驚きました。内容はまったく違いますので(当たり前だ)、こちらもご了承ください。

 こういう風なベタ甘いジゲフジを書いたときはいつもそうですが、書いても読んでも恥ずかしいのは事実ながら、それでもとても楽しいんです。わたしはやっぱり両想いのこのふたりが好きだから、とにかく飽きないんですよね。もちろん、両片思いや恋愛未満の可能性だけの時期を書くのも楽しいんですが、それはやっぱり絶対にこのふたりは両思いにたどりつくということが決まってるからです。しかし、こういうことをあらためて書くのも恥ずかしいのは、あらためて書かなくても読み手のかたには分かってることだからでしょうか、やはり。うん、わたしはとにかく、ジゲフジのふたりがおたがいに想いあってないといやなんです。ははは(照れ笑い)。

 そんな作者が書いた今回の作品ですが、こういうベタ甘いジゲフジがお好きなかたに少しでも楽しんで頂けましたら、とても嬉しいです。Pixivでの作品の閲覧や評価やブクマ、コメント、ブログへの拍手や感想を頂けるのが、創作を続けるなによりの燃料となっています。また頂けると嬉しいです。これからもこういう感じでやっていきますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!