「それは宿命にも似て」をUPしました

 Pixivに新作「それは宿命にも似て」をUPしました。

 生命の危機に瀕しているルパン。ルパンの死の可能性を目の前にした次元の胸に浮かぶ思いと、それを見守る不二子のあいだに生まれた会話とは……というお話です。

・ルパンが瀕死です。流血、残酷描写はありません。そして、大丈夫です。それでもそういう流れが苦手な方はご注意ください。
・いわゆる、腐、BL的要素はありません。
・作中の次元と不二子はデキていること前提ですが、ジゲフジ要素は少なめ(?)です。

  以上の点をご了承のうえ覧いただけると嬉しいです。次元にとってのルパン三世。極限的な状況だとそれはどういう意味を持つのかということと、それを見守る存在としての不二子を書いてみたくなりました。場面を切り取ったような短いお話ですが、次元とルパンがお好きな方、ジゲフジ好きのかたに読んで頂けたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

 よろしければ、こちらへどうぞ→Pixiv(URL)

 ↓以下、作品について(ネタバレあります)。

 というわけで今回は、「この空とあの声を」(URL)「世界でいちばん美味いもの」(URL)以来のルパンと次元のお話です。「この空~」「世界~」で次元さんを瀕死にして、今度はルパンかという感じですが、「次元が死ぬ(かもしれない)とき」のルパンと次元を書いたので、やはり「ルパンが死ぬ(かもしれない)とき」の次元を書いておかなくてはいけない気がして書きました。ちなみに、この場合、「ルパンが死ぬ(かもしれない)とき」のルパンの視点の話はありません。なぜならルパンは死なないから。より正確には、自分が死ぬとルパンが本気で観念することはないから(もちろんわたしの創作の世界の話です)。

 そう思って書いたものの、わたしの考える次元さんはルパンが死ぬとなると思考が停止してしまってどうしようもなく、不二子ちゃんに揺さぶってもらうしかありませんでした。それはもうわたしが次元さんにとって悲しいことをどうもうまく創造できない(想像じゃないのです)せいでもあるのですが。そのせいもあって、とても短いお話ですみません。いつもの話ですが、書きたいことだけ書いた話となりました。書きたいことってなんだよといえば、やっぱりなにがあってもルパンは死なないってことかもしれません。ルパンが次元さんを置いていくことはないということだと思います。
 
 次元とルパンの話なので、ジゲフジ要素は邪魔かなあとふたりがデキてないバージョンでも書いてみたりしたんですが、そしたら不二子ちゃんがわざわざ次元の心配をする必要もなく、話自体が成り立たないので没にしました。わたしは、自分の書く不二子には聡明でいてほしいので、いつでもルパンと次元の関係を理解して尊重する人間として書きたいと思ってます。自分がどれだけ次元を好きすぎていても、次元にとってルパンがどんなに最優先で大事な相手なのかは理解しているから、そこは、しょうがないわねと肩をすくめる感じ。
 (そう考えると前回の「ルパン三世の帰還」はちょっと違う気もするのですが、あれは、その、公式からしてつきあってるようにしか思えない(個人の意見です)PARTⅣの二次創作なので)。
 わたしがいつも書く無印ジゲフジでの不二子はこうです。そのかわり、自分の領分である「恋愛」「女」「性愛」の部分に入りこんでくるだれかがいたときには、それはもう。大変なことに

 というわけで今回はちょっと暗いお話でしたが、すこしでも面白いと思って頂けるところがあったなら幸いです。いつもPixivでの作品の閲覧、評価、ブクマ、コメント、ブログの拍手やコメントなどの作品への反応をありがとうございます。すこしでも感想などありましたらぜひお伝えください。とても喜びます(笑)。今後の創作の糧とさせていただきます。ありがとうございました!