「ふたりで山へ」をUPしました。

 Pixivに、新作「ふたりで山へ」をUPしました。

 思わぬ負傷をした次元を五ェ門が養生のため、山の温泉に誘った。陽も落ちたあと、ふたりが焚火を囲んで話すことは。というお話です。

 ・いわゆる、腐、BL的要素はありません。
 ・このわたしが書いていますが、ジゲフジ要素はいっさいありません。この作品の次元と不二子は何の特別の関係も持っていません。

 以上の点をご了承のうえでご覧いただけると嬉しいです。「花とおむすび」(URL)「生きることと見つけたり」(URL)以来の次元と五ェ門の話です。あくまで自分解釈でありますが、次元と五ェ門、ふたりの関係や次元の目から見た五ェ門を書いてみたかったのです。新ルパンくらいのイメージで書きました。次元と五ェ門がお好きなかたに読んで頂けたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

 よろしければ、こちらへどうそ→Pixiv(URL

 ↓以下、作品について(ネタバレあります)。

 というわけで、今回は、ジゲフジは一回お休みです。久しぶりに次元と五ェ門の話を書きました。次元と五ェ門といいつつも、そのなかにはしっかりルパンの影があるのはもういつものことなので断らなくてもいいですね(開き直り)。

 よくルパン一味の末っ子キャラ扱いをされる五ェ門ですが、次元もルパンも、五ェ門のそういうところが可愛いんじゃないかなあと思います。兄貴目線というより、親戚の叔父さんくらいの距離感で(笑)。五ェ門の不器用でまっすぐなところはあんがい次元さんにも無いわけでもなく、でも、次元は五ェ門よりもずっと普通の人間なので、そこらへんをうまく飲みこんでちょっとだけ大人になったひとで、だから、もともとそんな部分を持ち合わせていないルパンとはまた違った形で五ェ門のことを理解できるのかなーとそんな気分です。あと、五ェ門は剣の道を極めようとあがいているけれど、次元もまた世界一のガンマンという看板にこだわった男であったはずなので、そこらへんも共通してるのかな、と。

 あと、新ルパンあたりの、しょっちゅうふたりでつるんでる感じも大好きなので、それもイメージしました。わたしは基本的に二次元ではいわゆる腐のセンスがない人間なのですが、それでも「黄金ベッド」の回とか、何回見ても「キミたち男ふたりでそれを手に入れていったいどうするのか」と素で思います。この仲良しさんめ!

 で、そういう話を書きたかったので、この話の次元は不二子となんの関係もない設定にしました。新ルパンの頃の犬猿の仲をイメージしたせいかもしれません。もっとも、実はこの話、いちばん最初は、作中で触れているユニコーンの像のお仕事話になる予定でした。で、そのお仕事話のなかにふたりのこういう場面があるくらいの長編を書こうと思っていたのですが、そのお仕事話を挫折したので(死)、これだけを抜き取ってかたちにしたという話でもあります。元々のそれはがっつりジゲフジでしたので、その名残はかすかに残ってる……かな?

 五ェ門はもちろん大好きなんですが、書くのはいつも難しいキャラです。お仕事話ではただ斬鉄剣を振り回すだけの便利キャラにしたくなく、かといってそれ以外の斬新な使い方もなかなか思いつかず、ジゲフジ話にはそうそう出すわけにもいかず、ただいるだけのキャラにするくらいなら、と最初から欠席にしてしまうことも多くて申し訳ない。たぶん、わたしのなかでの五ェ門がすごくカッコよいので、ハードルが無限大に高くなっているのだと思います。それでも次元と五ェ門の話というかたちでこれだけ書けましたので、今度はほかのキャラとの絡み話も書いてみたいです(とかいってまた次元とふたりでぼんやりしてるだけの話とかも書きそうだ……)。

 というわけで、今回は、いつもと趣向を変えた五ェ門と次元のお話でした。次回からはまたいつものジゲフジ話に戻ると思いますが、今後も折に触れ、いろんなかたちで五ェ門を書いていけたらいいなと思っています。今回の話も、五ェ門がお好きなかたに少しでも楽しんで頂ける部分があったなら、とてもとても、嬉しいです。そして、いつもこうやって自分の思いつくままの創作を書いているにもかかわらず、Pixivでの作品の閲覧、いいねやブクマ、ブログの拍手などなどの反応をありがとうございます。頂ける反応を糧にして創作を続けています。またなにか感想などありましたらぜひ伝えてください。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました!