Pixivに、新作「牡蠣をめぐる夜」をUPしました。
牡蠣を食べるためにフィレンツェに出かけた次元と不二子。しかし、そこに思わぬトラブルが……という内容です。TVシリーズPART4第17話「皆殺しのマリオネット」前日談的な話です。その冒頭のふたりの台詞から出来ました。「あたしもおなじの食べた」んですよ。もうそれだけで大変なんですよ(わたしが)。
・次元×不二子です。ジゲフジです。ふたりはすでにデキていることが前提です。そういうものだと思ってお読み頂くことをお勧めします。
・TVシリーズPART4第17話「皆殺しのマリオネット」の内容に触れている個所があります。ご注意ください。
・このお話の前日談として同じPARTⅣを舞台にした「ルパン三世の帰還」という作品があります。ゆるく続いている感じです。ただし、それとは関係なく、独立した作品として読んで頂いても問題ないと思います。
以上の点をご了承のうえでご覧いただけると嬉しいです。今回もまた甘いジゲフジを書きました。そういうものがお好きな人に読んで頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
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↓以下、作品について(ネタバレあります)
はい、とうとう書いたよ、「牡蠣の憂鬱」!(違)というわけで、「恋わずらいの女狐」(URL)、「マリオネットの夜」(URL )、「頂きに、参ります」(URL)、「薄荷煙草が香る夢」(URL)、「ルパン三世の帰還」(URL)に続いて、なんと6作目のPARTⅣを下敷きにした作品です。もちろん、どれもこれもジゲフジです。なにもかもPART4がいけないのです。わたしがルパンにどハマりした後でリアルタイムで放送されてたTVシリーズがこれってつくづくなんというか運命というかこうなるしかなかったというか。PART4大好き!
といいつつ、今回の話は、これまでのPART4の公式作品を基本にした(あれでも)作品とは違って、ある意味スピンオフ的な内容です。だって牡蠣を食べた話を書かないといけないと思ったのですよ。もちろん、公式で食べに行ってくれても良かったのですが、それはもう心の目で見るしかないようだったので、自分の心に浮かんだ紫色のそれをお話にしました。てへ。
でもいろいろ大変だった。「薄荷煙草が香る夢」を書いたときに、なにも考えずに牡蠣を食べに行く場所をフィレンツェにしてしまって、あとからフィレンツェには海がないじゃん、あるのは川じゃん!と気づいたり(馬鹿!わたしの馬鹿!)、牡蠣って季節があるけど、あのときの季節っていつなの?とか、牡蠣に当たったらどれくらい大変なことになるの?とか、そもそもわたし牡蠣を食べられないから味の描写とか無理なんだけど、とか、思わぬトラップ満載でした。やはりわたしは具体的な現実の場所を舞台にした作品は書かないほうがいい人間だ……。
あと、わたしは基本的に続き物って書けないのですが、ここに至って、このPARTⅣを舞台にした作品はぜんぶシリーズにすべきだったかな……とか、でも書いた順番がバラバラだから、心情の流れにあきらかにズレや温度差があるのでいまからシリーズにするのも不自然だよな、とか、それでも「薄荷煙草が香る夢」→「ルパン三世の帰還」→今回の話は続き物っぽいよねえとか、そこらへんもちょっとあれこれ考えました。考えましたが、結局そこらへんはそのまま単発扱いで、なんとなくキャプションに記載するにとどめました。読み手のひとには、出来るだけ自由に気楽に興味があるところからつまむかたちで読んで頂ければと思うのです。そしてそのままほかの作品も読んでいただければますます嬉しい!
作中で、次元さんが不二子ちゃんにプレゼントするコサージュは「皆殺しのマリオネット」の冒頭の場面で不二子ちゃんが着てたワンピースを見て思いつきました。まあ、あれはどう見てもワンピースの付属品でコサージュという感じではないのだけど。いいじゃないですか次元さんから不二子ちゃんにプレゼントを渡させたかったんですよ(わたしが)。「日本から愛をこめて」のバングルと悩んだんですが、牡蠣ということで真珠をどうしてもからめたかったので、より不自然でないほうを選びました。というわけで、画面には映ってないけど、きっとあのコサージュの中央にはちいさな真珠玉が埋まってます。紫のフィルターをはめた心の目でご覧いただけたらと思います。
それにしてもわたしが書くPART4のジゲフジはラブラブです。まあわたしのジゲフジはいつでもラブラブといってしまえばそれまでなんですが(威張るな)、いつもの無印ジゲフジよりずっと屈託がない感じで、ふたりとも、悩んだり戸惑ったりが少なくて、わりと堂々とおつきあいしてるんですよね。まあ公式があれだから。PART4大好き(二回目)。
そしてそんなPART4で6本も書きましたが、わたしのなかにはまだPART4の話はあります。あと、PART4のふたりの始まりの話とおしまいの話は書きたい。いつもの無印ジゲフジは永遠に終わらない世界ですが、PART4のふたりは公式が終わっているので、ちゃんと終わらせたいのです。でも、終わらせるなら、あのふたりがどう始まったかも書きたい。というわけでそこらへんはまたそのうちにお目にかけることが出来たらいいなあと思います。
なんか最近ジゲフジを書いてて思うこと。文章とか構成とかストーリーとかはもちろんですが、やっぱり自分が書いているのは二次創作なので、なによりも萌えるお話が書きたいです。自分が公式を見てて転げまわっちゃうあの気持ち、「ふつうにおつきあいしてますねありがとうございます」とか口走るあの感じをなんとかしたい。あのジゲフジのふたりがこうだったら萌えるよね!こんなことになったら悲鳴だよね!というところにたどりつくこの思考を、お話のかたちにしたくて書いてるんだなと思ってます。だって公式のあのふたりが大好きだから。そして、あんなふたりがなんの因果かわたしの脳内で盛大に紫色にバズっている、そんな萌えの気持ちが、読んで頂けるかたにもつたわるようなお話が書きたいなといつも思ってます。精進しますので、温かい目で見守ってやってください。
今回もそんな気持ちをこめて書きました。あいかわらずつたない内容ではありますが、ジゲフジがお好きな方に少しでも楽しんで頂ける内容であれば嬉しいです。いつでもわたしを後押してくださるのはPixivでの閲覧やいいねやブクマ、ブログの拍手の数、コメントやメッセやメールで頂ける感想のお言葉です。なによりもまずは自分の萌えをかたちにすることから始まる創作とはいえ、それにたいして頂ける反応すべてが、ありがたく燃料になってます。こういうこと書いてていいんだ!という気持ちになるのです(笑)。というわけで感想や反応はいつでもお待ちしています。これからもどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました!