こんにちは。先日、ちょっと体調を崩したところ、医師から「何か大きなストレスを感じるような出来事でも?」と聞かれ「そうですね、ルパン三世PART5原画集で、PART5に登場するサブキャラクターについてインタビューで問われた矢野監督が、アミ、アルベール、エンゾ、ドルマのことはしっかりと語っていたのにもかかわらず、八咫烏五郎くんは存在そのものがスルーだったことですかね」と答えそうになった、とりこ。です。いや、実際にはストレスというより大笑いしてしまったのですが……。そしていまは、体調も復活しています。生きてることがストレスなんや。
さて、「LUPINTHEⅢRD 峰不二子の嘘」本PVが来ましたね!
わあわあ、カッコいい!いつものLUPINTHE3RDのOPの雰囲気に、真っ赤な薔薇の花びらが無数に落ちてくるなんて、さすが不二子ちゃん。公式サイトも更新された(URL)ので、ストーリーの方もだいぶ見えてきましたね。呪いの力によって人の心を操る悪役も登場。声が宮野真守さん!わたしが見た中でいちばん記憶にあるのは、この前の銀英伝のラインハルトです(ウィキを見たら過去にはドラマCDで「ラディカルホスピタル」の里見先生を演じててびっくりした。それは聞いてみたいかも)。ということは、今回はマモーの影は無いのかな……どうかな……。
そしてやっぱり、銭形さんと五エ門はお休みっぽい。あんがいルパンと次元も出番は控えめかも。公式サイトの記述によれば、次元は「ルパン三世とはビジネス上のパートナーとして仕事を共にする。」から墓標の直前くらいの感じなのかな。でも、この次元さんは、いかにもワルくてイイ感じですね。
峰不二子はシリーズごと、あるいは話ごとにいろんな面を見せる女性だけど、わたしはそのなかでもとりわけLUPINTHE3RDの不二子がお気に入りなのです。なんといっても、強くて美しい。そんなこちらの期待通りの不二子が見られそうで、嬉しいです。あとは一言でもいいので次元さんと会話したりなんらかの絡みをみせてくださったら、あとはもうこっちでなんとかしますのでよろしくお願いします(なにを)。
さらに、同時に、「4/24(水)完成披露上映会開催決定!」(URL)のニュースもありました。24日ってすぐじゃん!もちろん地方住まいのわたしは断念するしかないのです(泣)。ですがこれ「血煙」の時もそうでしたけど、この上映会のあとの公開までのあいだにじわじわと評判が広がって(ネタばれという意味でなく)いく感じが、熱くてわくわくもしたものです。参加されるかた、一足先に楽しんできてくださいね!
さて、冒頭にも書きましたが、「ルパン三世PART5原画集」は、とても良い本でしたよ。
原画に近い大判の形式で収録された原画は一枚一枚の描線も鮮やかで、いつまでも飽きずに眺めていられるレベル。どのページも熱く語れます。しかしそのなかでも、嬉しかったのが、ルパンの顔面のイケメン度が針を振り切ってる感があった第7話、あの黒い手帳を見ながら次元と話すときの首切りサインをして見せるルパンの原画が収録されていたのには、手が震えました。これ。PART5のルパンといえば、とにかくイケメンでカッコよくてたまらなかったのですが、そのなかでもあれはすごかったよね!そして、それが垣野内成美さんによるものだったと知り、驚くとともに深く納得しました。さすがだ。
で、まあ、最初に余談ですが、わたしにとってPART5といえば、八咫烏五郎くんという、あれだけのサブキャラが出た歴史あるルパン三世シリーズのなかでも、最愛といっていい推しサブキャラが生まれたシリーズでもあります。(もちろんキャラの最愛はルパンですけど、いまさら推しとか言うレベルではない)そんなわたしがこの表紙を見たときの衝撃ときたら。
推しがセンターなんだから、喜べばいいんだけど、喜ぶよりまず「なんで?」と口に出た。きっとアルベールやらルパンのファンのみなさまも言ったでしょう。すいませんやたくんファンでもそう言いました。まあ、この件に関してはおともだちが言った「この表紙ってもしかして真ん中で折れるような特別仕様になってるんじゃないの」よりひどい見解は無いと思う。次点は「本の題字が真ん中に来るからそれと被っても問題ないキャラが選ばれたのでは」です。ちなみにわたしが言いました。
そんな表紙でしたので、中身もただでさえ少ないやたくんの出演場面がぜんぶ拾われてたらどうしよう!とかわくわくしてたんですが、まったくそんなことはありませんでした。とりこ。は短い夢を見ました。でも、あの23話、わたし的には伝説の「絶対売れない商品を押し付けられた営業マンですよ」の場面が2カットも掲載されていたので満足です。ちなみに、その2カットがこの本で掲載されているやたくんのすべてです。「一発かまさないとアイデンティティがなくなると思い、山場に彼のシーンを入れてもらいました」という矢野監督のコメントがなんともいえない味があります。そうか、あれがやたくんのアイデンティティか……。
あと、キャラクターデザインの横堀さんのインタビュー。サブキャラのイメージの固め方について、やたくんは悩まずに作れたといったうえで「名前のインパクトがあるので、実は裏に何かあるのか?と考え大河内さんに尋ねましたが全くそういうことはありませんでした」の一言がどれだけわたしを笑わせたか。ああ、なんてやたくんなの……。やたくん大好き……!
真面目に話を戻しますと、原画集というと、ただ絵を眺めて終わりになりそうですが(そしてそれでも全然かまわないのですが)、この原画集ではその作画面のこだわりが、なんのためのこだわりなのか、そこに今回の物語やキャラクターの掘り下げという狙いがあってこそのこの絵だな、というのが伝わってくるコメントが多くて、PART5を理解するためには必須の本だなとも思います。ファンにとってはひとつひとつが、おおと声を上げてしまうレベルで興味深い。あえてここでは書きませんが、ええ、そうだったの?と思うことがいくつもあった。
個人的には、この本を読んで、PART5って、やっぱり、アミという少女の成長物語と、ルパンと不二子の関係性の再構築がテーマだったんだなと思いました。そしてその根底には「ルパン三世とは何か?」がテーマに来るのかなって。矢野監督が「ルパン三世でやりたかったことをやりきった」とおっしゃっていたのも納得です。「ルパン三世」ってほんとうに大変だよね……。どれもが正解で不正解というか、見る人作る人、それぞれの数だけ「ルパン三世」があるのに、どこかに無意識の集合体としての「これぞルパン」という正解(?)もあるんだもの。50年の歴史ってそういうものかなーなんてことまで思いました。PART5を楽しんだかたには、おすすめです。
そういえば、新宿では4月17日から「リアル潜入ゲーム ×ルパン三世『ノワール美術館 潜入作戦』」が始まりますね。リアル系ゲームに興味がないので、ふーんと思ってたんですが、グッズが発表されて、なんだかそれは素敵だな!と思ってしまいました(URL)。クリアファイルがいいなあ。
あと、先日の4月2日(次不の日)合わせの再録本「その指が触れるのは」(URL)を、申し込んでくださった方々、ほんとうにありがとうございました!4月12日現在までにご注文いただいた分はすべて発送済みです。なにぶんにもあの厚さですので、読み終わるまでには時間がかかるかと思いますが、なにか不備などお気づきの点がありましたらご遠慮なくお申し付けください。感想など頂けたら小躍りして喜びます。あくまで個人が楽しみとして作成した本ではありますが、それがリアルのかたちでどなたかの手に渡ることは、とても嬉しいことです。これからもどうぞよろしくお願いします。
さて、今週のpixivへの投稿ですが、4月13日の土曜に行う予定です。今回は、まだ付き合い始めで、互いの距離感をはかりかねている頃のジゲフジの、それでも甘いお話です。どうぞよろしくお願いします。