pixivに新作「たどりついた場所」を投稿しました。
いま、峰不二子は不機嫌極まりない状態で、あの男、次元大介の前にいた。失敗した仕事のいらだちと、それ以上に、この男との関係への不安を抱えつつ……というお話です。
・TVシリーズPART3第27~29話(「暗号名はアラスカの星」「アラスカの星は地獄への報酬」「月へハネムーンに行こう」)の後日談です。よって、作中にそれらの話の内容に触れている箇所があります。ネタバレとなりますのでご注意ください。
・次元×不二子が前提となります。不二子視点のジゲフジです。ふたりはすでに関係を持っていますが、恋人同士という仲には至っていません。そういうものだと思ったうえでお読み頂くことをおすすめします。
不二子のお仕事話ではじまりますが、結局はとても甘いジゲフジ話、ふたりが最終的に結ばれるお話です。そういうジゲフジがお好きなかたに読んで頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
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というわけで、「裏切りの荒野の果てに」(URL)に続いての、パースリでジゲフジです。「裏切りの荒野の果てに」からはゆるく続いている感じで、ああいう関係だったふたりが、ここにたどりついたというお話です。
バーバラ視点で書いた「トルネードの幻影」(URL)を書いた副産物としてできた話でもあります。もともと、パースリのなかでかいまみえるジゲフジ場面として「月へハネムーンに行こう」の、あの、ルパンと結婚する云々のときの次元の態度って大きいよな!と思ってたんです。そしたら、ふと、あの話がアラスカ前後篇と連続していることを思い出しまして、こういうお話になりました(まあ、そうなると「鷲の舞い降りる時」はどうなるんだって感じですが、いまのところは絶賛スルーの予定です/笑)。
そういやすべて書き終わってから気がつきましたが、この話のなかで次元さんは「人妻には手を出さない」と言ってますね。チッチョリーナのことを完全に忘れていたのはわたしであって次元さんではないのでご容赦ください。むしろそれでもう懲りたということにしてくださっても……(適当か)。あるいは、べつにそんなこともないけど、不二子ちゃんの気持ちをおもんばかって、この場ではそういうことにした、とかでも……(やっぱり適当か)。
それにしてもたいへん甘いお話で申し訳ありません(照れ照れ)。読んでて恥ずかしかったかもしれませんが、書いてるほうがもっと恥ずかしいです。でも、わたしはやっぱりこのふたりがおたがいのことが大好きでなおかつちゃんとつきあってるのが好きなのです。はたからみたら恥ずかしくて馬鹿っぽいかもしれませんが、それをこのふたりで見たいという初期衝動のままに書いております。なにより怖いのは、その初期衝動がまだ終わらないあたりですね。どう考えてももう“初期”じゃない。
パースリを書くことができたのも楽しかったです。新ル世代のわたしですが、もちろんパースリも見所多くて大好きです。でも、あのおしゃれ感とドライブ感、時代感を文章化するのはとても難しい。新ルくらいになにもかも古いか、LⅢシリーズのように時代設定そのものが古ければ、いっそファンタジーとして書くことができるのですが、パースリはそのあたりのさじ加減に四苦八苦します。でも、大好きな話もたくさんあるんだよな……。ジゲフジ要素はともかとしても、もうちょっと書きたいシリーズではあります。なんといっても次元さんがイケメンで、不二子ちゃんが美人だから!
そんな風にまだまだ書きたいルパン三世、ジゲフジはたくさんあります。そんな気持ちを後押ししてくださるのは、いつもpixivで作品を閲覧し、いいねやブクマをつけてくださるかた、サイトを訪れ、拍手を押して、感想のお言葉をいろんなかたちで送ってくださるかたの存在です。再録本まで手に取っていただいたかたには本当に感謝です。こういうことを毎回言ってますが、毎回思ってるので書いてます。ほんとうにありがとうございます。これからもこの調子で行きますので、どうぞよろしくお願いします!