「はいどーもこんにちは、ナ〇ツでございます」
「よろしくおねがいします」
「突然ですが、わたし、これからクルこと間違いなしのアニメを見つけてしまったんですよ」
「ほう、これは気になりますね」
「ルパン三世っていうんですけど、みなさん知ってますか」
「知らなかったのおまえだけだよ。これからっていうか50年間ずっとキテるよ」
「インターネットのやほおで調べてきたんでお話させてもらおうかと思います」
「ヤフーね。やほおだとやまびこみたいだね、しかし」
「ルパン三世。原作を書いたのは、モンキー・パンダ先生という漫画家で」
「モンキー・パンチ先生だね。パンダだとサルとパンダで動物園になっちゃうからね」
「連載されていたのは、週刊漫画ハクション」
「アクション! ハクションだと大魔王出てきちゃうでしょ」
「このルパン三世。かのアルセーヌルパンの三代目ジェイソウルブラザーズで」
「オープニングでみんなあのダンス踊るのかよ。三代目で切れよ」
「世界を股にはさんだ大泥棒」
「世界ちっちぇえな! 股にかけてでお願いします」
「ルパン三世には仲間がいます。まずは次元大介。早撃ち0.3秒のクール宅急便なガンマン」
「またなにかよけいなもん入っちゃった。アイスとか送るんじゃないよ」
「石川五エ門。かの石川五エ門の十三代目ジェイソウルブラザーズで」
「だからR.Y.U.S.E.I踊らねえって言ってんだよ! しつこいぞ」
「銭形警部。銭形平次の子孫です」
「なにつまんなさそうな顔してるんだよ、何代目か分からないのダメか、そんなにジェイソウルブラザーズ言いたかったのかよ」
「峰不二子。女スパイか女盗賊か分からない謎のミス日本」
「それ山本富士子だよ! 孫もいるおばあちゃんと間違えんなよ! そもそもミス日本謎じゃねえよ!」
「このルパン三世。大人気でテレビでも映画でも繰り返し放送されました」
「あー、見ましたね。夕方いっつも再放送してたね」
「なかでも人気なのが、あの宮崎駿監督による『カリオストトロの城』」
「混ざってる混ざってる。『カリオストロの城』だね」
「可憐なヒロイン、クラリスが良かったですね。『おじさま!』なんてね」
「かわいかったね」
「あの銭形も『ルパンいたもん! うそじゃないもん!』」
「また混ざってるよ! 銭形警部、5歳の幼女にするなよ!」
「ルパンも『不二子の嘘つき!』」
「そりゃなんかホントに言ってるような気がするね。困ったもんだね」
「最後の台詞がいいじゃないですが。『やつはとんでもないものを盗んでいきました』」
「名セリフですよ、これは」
「『あなたのジェイソウルブラザーズです』」
「心だよ! 魂と心こじつけんなよ! 無理やりなんだよ!」
「そんなルパンダ三世、みなさま覚えて頂けましたでしょうか」
「おまえがいちばん覚えてないんだよ、いいかげんにしろ」
「どうも失礼しましたー」
すいません。こういうの思いついたら書かずにいられなくて。E〇ITでも書こうかなと思ったんですが、わたしが年寄りなのであの若者言葉を使いこなせず大やけどしそうなのと、「ルパン三世をチャラくしたら面白くね?」と脳内かねちーが言ったところで、「ルパンはすでにチャラい」と落ちがついたのでやめにしました。おあとがヒアウィーゴー。
もちろん、こんなものばかり書いているわけではなく、小説もずっと書いておりますよ。今週も、いつものように、4月25日の土曜に投稿する予定です。今回は、すっかり仲も出来上がっていて落ち着いている頃の、これという事件も起きないしっとりした雰囲気のジゲフジです。そういうジゲフジがお好きなかたに読んで頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。