pixivに新作「Home Sweet Home」を投稿しました。

　セレブが利用する謎の施設に侵入したルパン一味。そこで次元と不二子はもうひとつの世界、パラレルワールドに転送されてしまう。そこでもうひとりのルパンや五エ門、自分たちと出会うふたり。自分たちの世界とはなにもかもが微妙に違っているそこで、なによりも違うのは、ふたりの関係だった……というお話です。

・ジゲフジです。ですが、前提として、この話の次元と不二子には特別の関係はありません。むしろ犬猿の仲で始まります。けれど、最終的にはジゲフジ展開にたどりつきます。そういうものだと思ってお読み頂くこと推奨です。
・ルパンと次元は大人になってから知り合った設定を採用しています。
・パラレルワールドが舞台ですので、ちょっとキャラ崩壊的な箇所もあるかもしれません。苦手な方はお気を付けください。

pixiv投稿180作目の節目に、(自分基準で）長編を準備しました。感謝の気持ちをこめて頑張って書きました。少しでも楽しんで頂ける部分があれば幸いです。これまでの投稿にいいねやブクマなどの反応をありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。

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　以下、作品について（ネタバレあります）↓

　二次創作やるなら一度は書きたいパラレルワールドネタです。わたしも書いてみたくてずっとあれこれ挑戦してたんですが、難しくてなかなか書けずに、書いては休み、書いては途切れ、という感じで、完成させるまでにはけっこう時間がかかってます。半年くらい？　副産物として、次元さんがいろんな夢を見る「夢で逢えたら」(URL)ができたくらいです。

　いろいろと考えて書いてたら、結果として、これまでで一番の長編になりました。これまでに書いたものでいちばん長かった「好奇心は次元を殺す」(URL)が2万7千文字なのに、今回は4万5千文字です。わたし的にはすごく長い。なので、これなら、いっそpixiv投稿200本目の作品にしようかなとか思って温めてたんです。が、200本に届くまでに力尽きてしまって、中途半端な数字で出すことになる可能性に途中で気づき、180本目で出すことにしました。良かった、180本には間に合った。

　内容ですが、パラレルワールドと言いつつ、そんなに大きく変わっていない世界なのは、メインがジゲフジだからです。といいつつ、ルパンも五エ門も、元の世界のかれらとはわりと違ってるんですが(ルパンが「きれいなジャイアン」ならぬ、「きれいなルパン」になってる気がする）次元と不二子のふたりは、つきあっているということを最大の違いにしたかったので、キャラクター造形はそれほど変わってません。ただ、外見のイメージは、元の世界のふたりがPART4なのに対し、パラレルワールドのふたりは新ルパンです。わたしは、新ルパンの色っぽい不二子ちゃん大好きなのです。

　せっかくのパラレルワールド、ということで、向こうのルパンたちと一緒に仕事したりとか銭形さんが出てきたりという展開も考えないでもなかったのですが、わたしの手に余りました。あ、でも、ジゲンＶＳ次元はぜったいに書きたかったので、楽しかったです！　パラレルワールドのからくりも、あの、ぜひやさしい目でお許しいただけたら、と……。

　とにかくわたしはつきあってないふたりがつきあってる自分たちを見て驚愕し、ふたりだけの秘密が出来て、そこからたがいに惹かれていくという流れをやりたかったのです。申し訳ありません。パラレルでもなんでも、とにかくこのふたりをつきあわせたくて頑張りました。その気持ちで180本目です。お祓いってどこに行けばいいですか。

　タイトルの『Home Sweet Home』は、作中で書いたように「やっぱり我が家がいちばん」的な意味の成句ですが、個人的にはモトリー・クルーのこれに尽きます。わたしはこういうヤンチャなバンドが時々やらかすマジな曲が大好き（チョロい）。

　でもまあとにかく、頑張りました。いつも書いているものも、頑張って書いてはいるんですが、今回はさらに頑張った。だからと言って思うような結果が出るとは限らないのが世の辛いところですが、それでも、読んで下さったかたに、すこしでも楽しんで頂けるものとなっていたならほんとうに嬉しく思います。感想頂けたら有難いです。いつもの投稿に、ブクマやいいねなどの反応をくださる方々のおかげで、ここまで書くことができたと思ってます。あなたのその一押しがわたしを励ましてくれます。ほんとうにいつもありがとうございます。

　180本目ですが、これからもこの調子で書けたらいいなとは思っています。世の中がアレな感じなので、ルパンのイベントや新作もなかなか動かないかもしれませんが、それを待ちつつも、わたしが書く次元と不二子はずっとつきあってるよ！　という感じでやっていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いします、ありがとうございました！