新作「なぜなら、夜は」を投稿しました。

pixivに新作「なぜなら、夜は」を投稿しました。
 
Because The Night.ルパンとの仕事を控えていた次元大介のもとに、一枚のチケットが届けられる。それはあの女、モスクワの華と呼ばれた天才プリマ、モニカからの招待状だった。無視するつもりでいた次元だったが、ルパンの仕事が予想外の展開を迎えて……というお話です。

・TVシリーズPART2第58話「国境は別れの顔」の内容に準じた作品となっています。よって、作中に「国境は別れの顔」の内容に触れている個所があります。ネタバレとなりますので、ご注意ください。
・次元視点のジゲフジです。ふたりはすでに恋人同士のような関係です。そういう前提で読んで頂けるとありがたいです。

 「国境は別れの顔」が好きで、またこれにまつわる話を書きました。最終的には穏やかに甘い雰囲気のジゲフジです。そういうジゲフジがお好きな方に読んで頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

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 以下、作品について(ネタバレあります)↓

 題名というか、モチーフになったのは、パティ・スミスの名曲「Because The Night」です。どう言う内容の曲かはこちらのブログ(URL)が詳しいです。

 もともと、パティ・スミスのこの曲が好きで好きで、ずっとお話を書きたかったんです。美しく情熱的な愛の歌だけど、どこか不安がある。他に寄る辺もない恋人同士の、夜という空間に寄せる思いがあるこの歌をどうにかできないかと、いろいろと考えていたところ、ぴったりくるのはモニカだなとひらめきました。でも、歌詞の内容的に主役は不二子ちゃん。そういう話です。

 そしてすいません。「国境は別れの顔」モチーフで話を書くのはこれで二回目です。最初に書いた「It’sTooLate」もそこから派生した「ほかの誰でもなく」も、個人的には好きな話なんですが、まあ他にもバージョンが出来ちゃったわけです、申し訳ありません。モニカという過去からの訪問客を受け入れた次元と、受け入れなかった次元、それぞれのパターンを書いてみた感じでもあります。

 まあわたしはほんとうに「国境は別れの顔」が好きで好きで、あのまま完全ノヴェライズを書きたいくらいです。とにかく次元さんが理想なんですよね。女嫌いで、モニカを信用していないくせに、たがいに利用しようとする話には乗るくらいに現実主義。でも、そこでモニカの思わぬ強さに気づき、惹かれてしまう男らしい弱さ。そして、その思いが最終的に裏切られたとしても、それ込みでモニカを赦すあのやさしさ。傷ついたとしても、それをわが身に引き受ける潔さ。なおかつ、その根底に、ルパンという相棒への揺ぎ無い信頼も見え隠れするんです。パーフェクトな話。

 この話の次元はとにかくカッコいい、でも完璧じゃない。そこがいいんですよ。これがルパンならモニカの企みは最初からお見通しでその上をいったでしょうし、五エ門ならもっと素直にモニカに惚れてあっさり利用されてしまったでしょう。そのどちらでもなく、とことん誠実で不器用な次元大介という男の魅力があの話には詰まってます。 

 なので、つい書いてしまいました。でも、ジゲフジに持っていくのはもう習性というかそういうものなのでお許しください。モニカのようなタイプの女は、不二子にとっては天敵みたいなものなので、不二子としても刺し違える覚悟で現場に赴いたものと思われます。こわいこわい。でも、次元さんがいっしょに夜を過ごしたい、これまでもこれからもと望むのは、不二子なんですよというお話でもあります。そういうジゲフジでした。

 さて、いよいよはじまるPART6ではどんな次元大介と峰不二子の姿が見られるのか、わくわくしてしまいますが、どっちにしてもわたしは変わらずこうやってジゲフジをはじめとしたルパン三世二次創作を書き続けていると思います。わたしが書くそんな創作を、閲覧し、いいねやブクマを下さるみなさまには、なによりの励みを頂いています。最近は、PART6のおかげか過去作品まで閲覧してくださっているかたもいるようで、ほんとうにありがたく、嬉しく思います。いただく反応の数字に支えられています。これからもこうやって書いていきますので、よろしくお願いします。ありがとうございました!

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