おれ、次元大介は、ルパンの留守の暇つぶしに、ギャングのボスの用心棒となった。楽な仕事でツイてると思っていたが、ボスの屋敷にはあの女、峰不二子がいたのが運の尽きだった。ボスのお宝を狙う不二子の企みに巻き込まれたおれが取った行動は……というお話です。

・次元視点のジゲフジです。ふたりはまったくそういう関係にない状況です。そういうものだと思ってお読み頂くとありがたいです。
・オリキャラが登場します。お好きでない方はご注意ください。

　次元視点でふたりのはじまりの話を書きました。次元主役のお仕事話ですが、最終的にたどりつくのはハッピーエンドのジゲフジです。お好きな方に読んで頂けると嬉しいです。

　これまでの投稿にブクマやいいね！をありがとうございます。なによりのはげみです。 匿名で送れる感想フォームはこちらです→（URL)　お気軽に一言頂けたら幸いです！

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↓以下、作品について（ネタバレありです）

　題名は、「幸運」をキーワードに、ダフト・パンクの曲より頂きました。洋楽に馴染みが無い方でも耳にしたことはあるのでは。永遠に踊っていられる名曲です。

　最初は、英語そのままじゃなくて日本語にしようかなと思ったのですが、シンプルなほうが次元さん主役のお話には合うのではと思い直し、そのまんまの題名にしました。「Get Lucky」。直訳は、幸運を手に入れる、ですが、俗語的にはもっと直接的な意味が含まれているようです。歌詞を解説しているこちらのリンクを参照してください（URL)。個人的には、その意味でもいいよ！という思いでいっぱいです。

　ところでみなさまお気づきでしょうか。これまでpixivに200本以上のルパン二次創作を投稿してきたわたしですが、初の試み、次元さんの一人称です。もともと一人称は苦手だったのですが（難しいから……難しいことは苦手だから……）、そんなこと言わずに新しいことにも挑戦してみようと思って頑張りました。内容は一向に新しくありませんがそれはもうお約束というか、わたしはこうなので慣れて頂くしか。

　読む方からしたら三人称よりも読みやすいとも言われますが、書き手がキャラクターの内面をどんな風に把握しているかもバレてしまう手法だと思います。わたしが書くと次元さんの内面はあんな感じでした。基本的に、面倒なことはごめんで不二子ちゃんを信用していない。なのにあんなことになりますが、もちろんそのために書いています。楽しかった。

　でも、せっかくのジゲフジなのに、次元さん視点なために、不二子ちゃんの気持ちが伝わるまでに時間がかかってしまいました。我ながら唐突な感じになったけど、あれは次元さんが女心に敏感とはとても言えないうえに、相手が不二子ちゃんだから察するとか無かったからです。不二子ちゃん視点だったら、最初からもっとあからさまに気持ちをチラつかせていた話だと思います。もっとイチャイチャさせたかったのはやまやまながら、それはもうこの先、リゾートの島での二人をご想像ください、という感じになりました。けっこうドタバタになるかもしれない。まだキスもしてないうちから、ホテルで新婚夫婦と間違われて、特別待遇のサービスを受けて次元さんが頭を抱えちゃう、とかベタなやつがいいですね。書けよわたし。

　慣れていないうえに、ただでさえくどくて長いわたしの文章で次元さんがあれこれと考え込んでいたら、たいしたことは起きていないのにこの長さになりました。申し訳ありません。でも、どんな風に読んで頂けたかとても気になっております。よろしかったら拍手で一言だけでも印象を伝えて頂けたら泣いて喜びます！

　6月後半には小池ルパンの新作が連続で来てしまうので、ⅢRDシリーズのジゲフジも書きたくなっちゃうんだろうな、とか、なれそめ話が続いたから、もっと仲が続いてる落ち着いた二人の話もいいな、とか、書きたいことはまだまだあるので、無理せず、形にしていけたらと思っています。書きたいふたりはいくらでも湧いてきます。自分でも怖いです。

　pixivで作品を閲覧して、いいねやブクマをくださるかた、ありがとうございます。拍手やフォームからのお言葉も宝物です。読んでくださる方がいるからこその創作だと思っています。なんせハッピーエンドしか書く気にならない人間ですので、さすがにパターンも尽きてるのですが、その「いつもの」を味わって頂けたらと思います。それでも、読んでくださる方に楽しんで頂けるものを書いていきたいです。これからもどうぞよろしくお願いします！