「その帽子を脱がしてみたいんだ」
……わたしのなかの三世さんなにを言ってるんですか台詞の暫定一位に躍り出ましたね。うちの不二子ちゃんでもよう言いませんよ、恥ずかしくて。
というわけで「ファーストコンタクト」をいまごろ見たとりこ。です(放送時に見たはずなんだけど、ほとんど覚えていなかった)。まあ、TVスペシャルならぬジゲフジスペシャルであることは予習ずみだったんですが、不二子ちゃんのシャワーを番犬のごとく守っている次元さん、かつ次元さんを誘惑する不二子ちゃんというあのシーンも、きゃー!とかじゃなくて、すごく自然な流れで見てしまいました。
だって、あの段階で、もうとっくにあのふたりデキてますよね?下手したら、あのシャワーは事後ですよね。だから、不二子ちゃん的にはいわずもがなの告白ですよね?でないと、あの次元さんがあの不二子ちゃんにあの距離感はないですよ(曇りしかない眼で見ています)。
DVDに入っていた予告編でやたらと繰り返される「あの日、オレたちは出会った」という言葉も、まあそういう意味かと。出会っちゃったかー。じゃあしかたないよネー。ネー(虚に向かって同意を求めるわたし)。
それにしてもなにしれっと不二子ちゃんの谷間つついてるんだか大介さんたら!三世さんに対する方がよっぽど警戒心むきだしではないですか、と思ったものの、あの場面を見て、まあ、警戒したほうがいいよね、帽子脱がされちゃうんだもんね…とは思いました。五ェ門とのほうがずっと仲良くやれそうだった…。
しかし、三世さんの人格って、もちろんちゃんとした芯は外せないところがあるんだけど、それでも書くひとによって万華鏡のように変わりますね。なのに、どの場合であっても、ルパン三世。三世さんにかぎらず、ルパン一味はみなそうかもしれないなあ。その自由さが、わたしが「ルパン三世」に惹かれる大きな理由なんだと思います。
でも、さすがに帽子は脱がさなくていいですよ三世さん(もういい)。