TVSP「ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!」ざっと感想

 こんにちは。無事に年度末も終わり、待望の「バイバイリバティー」を見たところ、長いあいだ見られなかったのも道理のジゲフジ度で飲んでたコーヒーを吹きかけました、とりこ。です。

 いや、たしか放映時に見てるんですが、きれいさっぱり内容を忘れてました。で、話自体が面白かったので楽しんで見てたんですよ。わたし、三世さんにこどもがからむのは基本的には「うぜえ」の一言なんですが、このマイケルくんは良かった。三世さんも次元さんも五ェ門も不二子ちゃんも、それぞれの思惑と動きが合って、それがうまいこと合流していく展開が良かった。アメリカの名所案内みたいな流れも、新ルパンぽくて楽しい。

 なにより三世さんがね!動きのぴょんぴょん具合とか、性格とか台詞とかの真面目なところとお茶らけたところのバランスが、すごくわたし好みの三世さんでした。原作とか墓標のシリアスな感じの三世さんも大好きですが、こういう軽さのある三世さんも好きです。「バイリバ」はわたしにとって三世さんスペシャルかもしれんと思ったくらい。

 いやそのね、見ながら、今回、不二子ちゃんは中盤以降まで別行動だから、ジゲフジ的にはそれほどじゃないかなーなんて思ってたんですよ。なので、スリーメイソンの本部で動けなくなってた次元さんたちを救いに来たとき、次元さんのつりざおを不二子ちゃんがつかんだ2秒くらいの場面が今回の見どころかしら、とか思ってたんですよ。そしたらまさかのラスト近くでとんでもないことが。核弾頭発射が止まった瞬間。みなさん、見ましたか。わたしは見ましたよ。コマ送りで見たよ。

 だって、次元さんが不二子ちゃんを、お姫様だっこですよ、お姫様だっこ!

 不二子ちゃんがいやっほうモードになって手近にいる次元さんに抱きつく。それは分かります。それはまあ一瞬の気の迷い的にあれですよ。だけど、なんでそのまま不二子ちゃんの膝が可愛らしく曲がりますか。そして次元さんが迷わずにそれを抱えますか。なに自然に腰を抱いているのですか。帽子を飛ばして次元さんまでいやっほうモードですか。山は死にますか海は死にますか(意味不明)。

 まあ、すべてはマイケルくんが世界を救ったからですね。ありがとうマイケルくん!

 そしてそのまま、新たな仕事を持ってきた不二子ちゃんの話にノリノリな次元さんという素敵な後日談まであるなんて!いつもなら「おまえの持ってくる仕事なんざ信用ならねえ」じゃないんですか次元さん!「おれは乗ってもいいぜ」ってなんの上にも乗るつもりなんですかねってわたしのなかの昭和のオッサン黙れ。そしてそのまま二人でベランダでたたずんでるんですよ。

 そうか。さては「バイバイリバティー」のおふたりもデキてますね。やだもう。TVスペシャルの一作目からそんな既成事実があったなんて。そんな大事なことは早く言ってくれないと!

 あー、楽しかった。というわけで明日、4月2日のジフの日、Pixivに新作をUP予定です。よろしくお願いします。