「ルパン三世 ITALIANO(4)」早川ナオヤ(双葉社)感想などなど

 こんにちは。毎週楽しみにしていたアニメにて、一推しだったカップルのフラグが公式にへし折られて、週の前半は生ける屍と化していた、とりこ。です。そうか、現在進行形の作品だと、ときにこういう悲劇に見舞われるのですね……。
 というわけでジゲフジを推している幸せが身に沁みました。だって万が一「不二子がルパンとお付き合いを始めました」とか言われても、「それで?」だもんな……。そんな身近な幸せをこれからもより大事にしようと思います。まあ、ジゲフジもわたしのなかでは公式ですが。

 

 早川ナオヤ先生「ルパン三世 ITALIANO(4)」が発売されましたね。収録されているのは、「恋煩いのブタ」「イタリアの夢(前・後編)」の三本です。「恋煩いのブタ」はアニメ版に忠実なコミカライズながらも、ちょこちょこあそびが入っていて楽しい。ぶっちゃけちょっとあれですよね。落ちはもちろんのことながら、わたしとしては冒頭のルパンが次元が選んだ蝶ネクタイをポイするあたりが非常にその。なんというかこの。

 そして、「イタリアの夢」は前後編をたっぷり4話分かけてコミカライズしていて、この丁寧さがいいなあ。しかしながら、「イタリアの夢」といえば、後篇冒頭のアレ!もういちいち説明しなくてもいいと思う、アレを外すわけにはいかないと思うのですが、このコミカライズでは、五ェ門も同席した部屋の中での会話になっていて、ちょっとしょぼんです……。おかしいなあふたりきりのベッドの中での会話じゃなかったかなあ()。思わずこれまでに十何回は見たアニメ版の冒頭も確認し直してしまいましたが、これ、部屋の外のバルコニー?で次元さんがいるところに不二子ちゃんがすっと近寄っての会話ですね。すごいな、わたし、ずっと不二子ちゃんが体を起こした場面と認識してたわ。紫フィルターここに極まり
 
 でもこれ、一冊を通して読んでみても、べつに完結という感じではまったくないし、帯も「漫画アクション」の発売日を掲載してるし、普通に連載中の作品のように受け取れます。やっぱり再開するのかなあ……してほしいなあ……そして早川先生の遊び心がジゲフジ描写にも向かってくれないかなあ……(野望がどんどん大きくなってきました)。

 そういえば、Web版「ルパン三世officialマガジン」も更新されていましたね(URL)。すごく久しぶりの山上正月先生の「ルパン三世Y」は、宇宙空間に長くいすぎたせいか、三世さんと次元さんの顎の伸び具合がパースリを彷彿とさせてきたのが心配です。いやその。岡田鯛先生の「警部銭形」は安定の落ち着いた内容で、これが深夜とかに忠実にドラマ化されるのなら安心なのに……と思ったり。そしてわたしご贔屓の田中車先生「ルパまん」は、変わらずの可愛さで楽しい。次元さんのヒゲネタ愛してます。

 さて、今週末のPixiv更新ですが、いまのところ、いつも通りに、12月3日の土曜日にUPする予定にしています。まだおつきあいしてない頃のジゲフジのお話をUPしようと思っています。よろしくお願いします。

 ……にしても、最初からそれなら、むしろ大好物なカップリングなだけに苦しい……(まだ言っています)。