ルパン三世PART6第8話「ラスト・ブレット」の感想です。公式によるあらすじはこちら(URL) 。以下の感想は、完全にネタバレですので、大丈夫な方のみご覧ください。では、どうぞ!
まず物語は、雨のそぼ降る中の銃撃戦で幕を開けます。映っているのはノートルダム寺院だから、場所はフランス、マルセイユということかな? 人気のない港で白髪の男(ローク)を相手にしている次元さん。「積年の決着、いまこそつけてやる!」と言うロークに追い詰められた次元はコンテナの木箱の陰に隠れながら、愛銃に視線を向けます。そこには無残な割れ目が。
回想。「フレームを交換するしかないな」と武器店の店主に言われる次元。もともとは38用に作られたフレームで、火薬量の多いマグナム弾を使用しているともろくなってしまうとの店主の言葉に「スペアは手に入るか」と次元は問いますが、それも難しい様子。店主には「わしならこんな古めかしいリボルバーより迷わずこいつを選ぶがな」と新しい銃(グロック26)を出されるものの、かすかに苦笑し「こいつは……古い相棒なんだ」と答える次元。
だからいま、357マグナム弾は使えません。次元を狙い、飛び出すロークの目に映ったのは、木箱の上に置かれた帽子でした。「見え透いた手だぜ」と笑うローク。しかし、空き缶の音に気を取られて隙ができたところを次元に撃たれ、海中に没します。それを見て「見え透いた手段もたまには役に立つものさ」と帽子をかぶり、その場を去る次元でした。アバンはここまで。
いやー、もうしょっぱなからカッコいい次元のお約束いっぱいでありがとうございました、という感じでした。雨! 港での銃撃戦! 因縁の男!(言い古されてると思うけど次元さん世界中に何人こんな男がいるの。いちどみんなで親睦会を開けばいいよ) 帽子と空き缶を使ったひっかけ! オールバック! オールバック!(大事なことなので二回言いました) あと煙草とバーボンがあったら、次元萌えの満漢全席ですね、これ。おいしくいただきました。おかわりはいつでも歓迎です。
そして気になる次元さんの相棒の状態です。わたし銃のことはあまり詳しくないのですが、次元さんの銃がいまではリアルにクラシックなもので、ほんとうの愛好家しか使ってないことは知ってます(それを言うならルパンのワルサーなんて骨とう品もいいとこらしいですけど)。そのフレームにひび……でも手放す気にはならない、というのは次元さんなら当然ですね。
舞台は変わり、学校での授業風景に。オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」が授業の課題なんて、さすがイギリスですね。授業を受けているリリーをうっとりと眺める少年、ケニーは教師に注意されて赤くなる始末。リリーは可愛くて頭がいいのだな……。そして、その学校の様子を遠くから監視しているのは、ルパン。続くクリケットの授業でも、ケニーはリリーに見惚れていて、ボールを取りそこなってしまいます。
やがて、生徒たちは美術館での課外授業に。美しい絵画を前に移動する生徒たちですが、絵に見とれてひとりはぐれたリリーの元に、怪しい影が。それを見咎めたケニーでしたが、大人の力にはかなわず、リリーはさらわれそうになります。そしてそこに現れたのが、ルパンでした。「女装趣味はともかく、少女誘拐とはほっとけないねえ」と悪い顔してるのがカッコいい!
ナイフを振りかざした相手を足一本で撃退したルパンは、意識を失っているリリーの無事を確かめたあと、呆然としているケニーに「きみは勇敢な少年だなあ」と語りかけます。誰なのか、と問うケニーに、ルパンは「あしながおじさんって呼んでくれるかな、ケニー・ハウエルくん」と軽く答え、名前を知ってることに驚かれると「あしながおじさんはなーんでも知ってるのさ」とウィンクし、リリーに自分のことは内緒にするようケニーに頼んでから、姿を消します。
リリーの誘拐未遂の話は、すぐにホームズの耳に入ります。良かれと思ってリリーをスコットランドの寄宿学校に入れていたホームズですが、すぐにリリーをロンドンに引き取ることを決意。しかし、いまは事故に巻き込まれて松葉杖の身。そこで、レストレード警部に依頼し、警部の部下がスコットランドまでリリーを迎えに行くことになります。
ちらつく雪の中、明日にはロンドンに帰ることが決まったリリーとふたりで歩くケニー。ケニーはリリーにあの〝あしながおじさん〟のことを尋ねかけますが、小説のことかと返されて、それ以上は追及しません。ルパンとの約束が頭にあったのでしょうね。しかし、リリーを引き取りに行くことを命令されたレストレードの部下たちは、レストランでの食事後に、あやしい男たちに襲われてしまいます。その男たちが部下に成り代わり、リリーを迎えに来ました。それをにこやかに送り出す学校の先生。しかし、走り出す車を見送る顔には、不敵な笑みが。
男たちに連れられ、不安げな表情で車に乗っているリリー。その制服のネクタイにはなにか光るものが。それは発信機でした。そして、小高い丘のうえで、シケモクをくわえて、それを待ち受けているのは、次元大介。ちょっと旧ル第1話を思い出しちゃった。「ふ……っ、来たな」という笑みのカッコよさ無限大ですどうしましょう。
リリーを乗せた車が、人気のない広大な原野の道にさしかかったところ、道路の真ん中でかれらを待ち構えていたのは、あのローク。ロークは、リリーを監視しするよう依頼を受けていたのでした。この件にルパン一味が噛んでいると知らされ、がぜんやる気を見せたローク。状況によってはリリーを殺すよう指示されたロークは、不穏な笑みを浮かべます。
Aパートはここまで。正直言って、メインキャラ以外の作画が微妙でどうしようかなと思ってたんですが、ルパンさまと次元の作画は良いのでまあいいかと考え直しました。
にしても、これはメインストーリーの三年前の話だそうだけど、ルパンはずっとこうやってリリーを見守ってたのかな。ロンドンにいるときはホームズがいるからいいけど、そうじゃなかったら一応見ておくかということなのか。リリーをさらおうとしたのはレイブンの一味だろうけど、これが三年前の話なら、その後はこういうことなかったのかなとか、次元は明らかにルパンの依頼で動いているけど、レイブン絡みのはなしであるとかリリーとのいきさつは聞いてなかったのかどうなのか(だって2話とか明らかに詳しい話を聞かされてない顔してたじゃん)とか、いろいろ考えてしまいました。
でもまあ、これは次元回なので、次元さんがよければそれでいいのです。次元回は次元さんがカッコよくてナンボ派です。その点はここまでのAパート、合格なので、あとはBパートでの展開を期待だな、と思いました。
そして始まったBパート。車を止めさせたロークは、男たちに、リリーを殺すよう命じます。さすがにためらう男たちですが、ロークの言葉には逆らえず、銃を取り出すことに。しかし、そこで男たちを倒したのは、離れた場所からの的確な狙撃。もちろん次元が、ライフル(新ルのころから使ってる、レミントンM700の最新モデル?)の弾です。咄嗟に隠れつつ「次元大介……やはりこの場所で狙ってきたな」と嬉しそうに笑うローク。
え、もしかしてロークは遠くからの狙撃に適した場所を選んで、わざわざ次元を誘い出したということなの? 男たちにリリーを殺すよう命じたのも、銃を抜かせて次元を煽るつもりだったのかな。そして自分の姿をみせつけたわけ? すでに目的がリリーではなく次元大介になってませんか。自分の狙い通りになって嬉しそうに笑ってるけど少し落ち着いた方がいいよローク。次元さんの昔なじみの男、こんな人ばっかりのような気がしてきました。
そんなロークは車に乗って逃走しますが、ひとり残されたリリーの元に次元がやってきます。「危なかったな、おれの名は次元大介。おまえを守るように頼まれた」と名乗りますが、さすがにリリーはおびえた様子。まあ足元に死体が転がってますしね……。そんなリリーに、次元は車に乗るよう声を掛けます。「たったいま助けてやったろう」と言ったあと、リリーの怯えに気がついたのか、ふっとやさしく笑い「おれを信じてもいいんだぜ」と告げます。
いや、あの状況ではリリーは誰に助けられたかなんか分かるわけもないのですが、とツッコミかけて、そのあとの「おれを信じてもいいんだぜ」に倒れたわたし。なにこのやさしい笑顔と台詞。これ、相手がリリーという年端もない少女相手だから出る台詞ですよね。大人の女相手ならもっと露骨に冷たいはずだ(笑)。これ、ルパンなら「しーんぱいしなくても大丈夫! おれはお姫様を守る大泥棒なんだよ」とかその手のこと言って花でも出すじゃないですか(笑)。でも、次元ならこう。わかるー。ちょっとだけカッコつけてる感じがあるのがさらに次元大介って感じ!
リリーを乗せて道を走る次元(車がジャガーなのがまた絶妙ですね、イギリスだもんね)。途中、ガソリンを入れているときに、リリーは次元に「次元さんはボディガードかなにかなの?」と問い、次元はそれに「ガンマンだ」と答えます。そのリリーの視線は、次元の腰のふくらみに向けられているのが細かいな。そしてリリーに問われるままに、ロークの出自を語る次元。「CIAじゃトップクラスのヒットパーソンだったが、いまはイカれた暗殺者だ」次元さんこどもになんてことを教えてるんですかと思ったのはわたしだけですか。でもそのあとに「怖かったか?」と声をかけ「だが、この先もきっと試練が待っている」と続けたのは、次元さんなりに、ハードな状況にある相手を子ども扱いしない見識なのかなと思いました。
やがて、二人を乗せた車は警察の検問に。免許証以前にこのひと国際指名手配犯ですけど大丈夫ですかと思ったら、やっぱりニセ警察でした。それを見抜き、検問を突破する次元。「ちっ……、やっぱり38スペシャルじゃ力不足だな」と言いつつも、猛スピードで車を走らせながら追手を狙撃する次元さんの得意技の見せ場! カッコいい! リリーちゃんとりあえずシートベルトつけようとは思った。
そしてここで「ガンマン……本当にそんな職業の人がいるとは思わなかった」とあぜんとするリリーに「ガンマンってのはな……職業じゃねえ、生き方なんだ」と答え、生き方ってどういうことかと問われると、ふっと笑って「いまに分かる」と答える次元。
ごめんなさい、カッコいいんだけど、11歳の少女相手にこうやって見栄を切る次元さんがほんとうに次元さんというか、見てて照れました。だって、ちょっと恥ずかしくない? これ、ルパンの前では言えないでしょ次元さん! と思っちゃった。(もちろん不二子の前でもぜったいに言わない。あきれられるから)。
そしてここに「次元、おれとおまえの腐れ縁もこれで最後だ!」と突っ込んでくるローク。ああそうだこのひといたわ、と思い出したよ、ごめんローク。でもきっとこれ、腐れ縁とか認識してるの、ロークの方だけなんだろうな……次元さんは数が多すぎて覚えてない、というか次元さんはいつも通りにやってるだけの通常運転の行動が、それに巻き込まれた殺し屋とかその手のひとたちにいちいち腹がたったり悔しかったり忘れられない感情を残していくんだろうなと思いました。罪作りな男だ。
ロークはとうとうグレネードランチャー(PART5で次元さんも使ってたダネルMGL-140!)まで持ち出して次元を追撃します。「耳をふさげ、鼓膜をやられるぞ!」とリリーに怒鳴る次元さんですが、次元さんの鼓膜は大丈夫なのでしょうか。ずっと357マグナムを使ってきた男は慣れているのだろうな……。
そしてロークの猛烈な追撃に、煙の中にあえて車を止めて、追突させることでロークの動きを止めた次元。後部がひしゃげた車から、ふらふらと出てきたリリーに「大丈夫か? とことん怖い目に遭わせちまったな」と声をかける次元。次元さんは怖くないの? と問われ「おれだって怖いさ、いつまでたっても慣れることはない」と応えます。しかし、だったらどうして、というリリーの疑問には「言ったろ、これがおれの生き方だって」と答えるのです。そして、ひびの入ったマグナムを新しいのにすればいいのに、と言われたときには「こいつはな……相棒なんだ」と笑います。
ここ、リリーがやたらとなぜなに坊やになっててちょっと面白かったな。次元さんが饒舌な感じがするのは、やはり相手がこどもだからでしょうか。
しかし、そこに現れたのは、しぶとく生きていたロークの姿。防弾チョッキを装着していたのでした。車がひっくり返っているのに、防弾チョッキを誇示するのはなぜだろうと思ってたのですが、それについては後述します。
次元との決着をつける前に、リリーを始末すると告げるロークに対し、次元はなぜか「どうやら、その標的とやらにはまんまと逃げられたようだぜ」と不敵な笑顔で応えます。なに? と構えたローク。次元に「見せてやれ」と声をかけられたリリーは、変装を取り、ケニーとしての姿を現したのでした。「この坊主はおまえらを引き付けるためのおとりだ」と次元はロークに告げました。
声は。いやそう思いませんでしたか。姿かたちはともかくとして、声は。いやきっとそこはもうルパンさん仕込みの変装術でうまくやったんだよ……。でも、そう思うとたしかにロークに追いかけられているあたりとか、リリーというよりケニーの表情だった。あの男たちがリリーを迎えにきたときに出てきた先生がルパンの変装だったわけだから、納得。いくら次元が守っているとはいえ、リリーをこんな危ない目に遭わせるわけはないし、ルパンはもちろん、次元だって本来はリリーの前に姿を現すべきでない存在だもんね。そして、次元さんの態度も、同じ年端も行かない子供相手でも、女子ではなく男子に向けた物言いだったかもしれない。
騙されていたと知り激高したロークと次元は銃撃戦に。ともに車の陰に隠れたケニーは、必死の様子の次元に「どうしてそこまで命がけになれるの」と問います。きみはほんとになぜなに坊やだな。そしてそれに「ある種の男にとって、それが必要なことだからだ。おまえこそ、なぜ囮なんぞ引き受けた?」と返す次元。その問いにケニーが答えることができたなら、それがそのまま次元さんへの問いの答えになるのですね。それが言葉にせずとも伝わった瞬間に、次元は笑い、「このときを待った」と357マグナム弾を取り出すのです。「この弾丸でケリをつけてやる」と。
ここ、一発だけ、まさに最後の弾丸を装着したあと、マグナムにキスする仕草が、お約束だけどいいな! 次元さんにとって、マグナムは相棒でもありオンナでもあるんですよね。つまりそれだけそばにいる存在ということ。
次元に向かって走りながら銃を撃ち続けるローク。走るから当たらないのではと思うのですが、そういう理性も飛んでるんでしょうね。弾が身をかすめるなか、じっくりと構えて撃つ次元。その瞬間、マグナムの銃身は吹き飛び、ロークの防弾チョッキに突き刺さりその命を奪います。それを見届け「ガンマンの武器には、こういう使い方もあるんだ」とつぶやく次元。これで、次元とケニー、ロークの勝負は終わりました。
びっくりしませんでしたか、わたしはびっくりしました。要するに、マグナムをわざと暴発させて、吹っ飛んだ銃身が刺さったということみたいですが、マグナム弾が貫通しなかった防弾チョッキにその銃身が刺さるものなのか。普通に発射するのも暴発させるのも、発生するエネルギーは同じ薬莢一発分の火薬ですし、暴発すれば当然それは分散するもんな。普通に38スペシャル弾で頭なり手足を狙った方が楽では……と思ってしまった。
ですが、もしかして次元さんはここまで使った自分のマグナムに最後の花道を準備するつもりで、あえてそんなぎりぎりの勝負を仕掛けたのかなあと思ったりもしました。そこまで余裕だったなら、それはそれで次元大介らしいですが……。まあ、思えばPART5「7.62mmのミラージュ」でもマグナムの弾ひとつで巨大な岩を動かしてたもんな。
そして、お笑いください。ようやくここにいたって、わたしは冒頭のロークと次元の場面が過去の回想だったのかと納得したのでした。いや、いつ車は港に向かい、雨が降ってくるんだろうと思ってた。馬鹿だ。あー、だからこそ、防弾チョッキを見せつけたのね。前の勝負で海に落ちたけど生きてたのはこれのおかげだと見せつけたんだ、と納得しました。しかし、その段階でマグナムがもうヤバかったということはふたりの勝負は割と最近のことだったんですね。
一方、無事に学校の先生によって、ロンドンのホームズのところに送り届けられたリリー。こう見ると、ケニーの変装したリリーとは表情も違いますね。そしてその様子を離れた場所から見守るルパン。一方、次元は冒頭に登場した武器店で、熟練のガンスミスが作成したカスタムパーツで再構成された新しいマグナムを手に入れます。暴発した際の怪我のせいで包帯を巻いた手でマグナムを持ちつつ、満足そうに微笑む次元。嬉しそう。
「すっかりおまえを巻き込んじまったなあ」と言うルパンに「そりゃいつものことじゃねえか」と答える次元。ケニーのことも気にかけているルパンに「年端もいかねえ坊主だ。そりゃあ心に傷はぐらいは負ったろうさ。しかしあいつはそれ以上のことを学んだはずだ」と言います。そして、ひとり学校に戻ったケニーは、「ガンマンは生き方、ちょっとだけ分かった気がするよ、次元さん」と大人びた表情を見せるのでした。
そして次回予告。「ブラジルに眠る海賊王の秘宝。鍵となるのはなんとまあ古びたこけし」というルパンの台詞に笑った。これぜったい単発話だ!(笑) それも新ルテイストのあれだ! 不二子ちゃんの水着姿も麗しく、次回のタイトルは「漆黒のダイヤモンド」。脚本は湊かなえさんです!
というわけで、第8話でした。ルパンも脇役、不二子と五エ門にいたっては姿もない、文句なしの次元回でしたね。連続話の流れもくみつつ、単発話としてのクオリティもあったので、満足です。
個人的には、次元が生き方とかそういうことを口にするあたりと、やたらと人が死ぬ派手な展開に違和感あったんですが、放送終了後の芦辺拓先生のコメント(URL)を読んで膝を打ちました。そうだ、これはパルプだ、ダイムミステリだよ!
それがなにかといえば、わたしもうまく説明は出来ないんですが、20世紀のその昔、大衆を楽しませた娯楽読み物の一種です。舞台はどこでも、西武でも暗黒街でもなんでもありで、荒くれ男が派手に暴れて銃を撃って血を流す、読み手を興奮させて面白がらせる、量産された人気の読み物の総称。文学性があるものではなく、多くは読み捨てられるものだったけれど、やがてそこからある種のミステリやハードボイルドが生まれてきた、その手のエンタメの源流です。そういう読み物の流れを汲んだストーリーならば、たしかに次元大介にぴったり。なるほどーという感じでした。
まあ、たしかに次元さんはあれで男の生き方とかにこだわっているひとではあった。そのカッコつけかたがどう表現されるかは作品によっていろいろですね。でも、この話での次元さんはなかなかにカッコ良かった。少年と次元さんの組み合わせもいいですね。ただ、メインキャラ以外の作画がちょっと微妙だったのと、マグナムの落ちがあれでいいのかということと、男の生き方を学んだはずのケニー君がなんかラスト闇落ちしてないかとか気になるところはありますが(笑)。
ジゲフジに関しては、そもそも不二子ちゃん出てないので妄想のしようもないですが、きっとあの手の包帯は不二子ちゃんに巻いてもらったんですよ。そして、マグナムを暴発させるなんて馬鹿じゃないの? とかさんざんあきれられたらいい。そして、あのカスタムパーツが手に入れられるよう、裏でこっそり手を回したのがなにかと情報通の不二子ちゃんだったらいいなーというところまでは考えました。いかがでしょうか。
さて、来週はいよいよ第9話。ベストセラー作家湊かなえさんの脚本ですが、もう見るからに新ルテイストの楽しい話なのは間違いないので楽しみに待ちたいです。ぜったい落ちはしょうもないはずだ。そろそろ不二子や五エ門の話も見たいなー。しかし、こうなるとこれまでに発表されたゲスト脚本家による単発話は1クール目に集中してるのが明らかなので、2クール目に新たなゲスト脚本家が発表されたりするのかな。そもそも2クール目の構成もどんなものになるかもわからない。まだまだこれからが楽しみなPART6です。
そして最後に、いつもこの感想を読んで拍手を下さったりお言葉を届けてくださるみなさまに感謝します。数字ひとつひとつが励みになります。もはや毎週のお約束となりましたが、これからも途切れず毎回の感想を書いていけたらいいなと思ってますので、これからもお付き合いくださったらたいへん嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!