ルパン三世PART6第14話「蜃気楼の女たち」感想

 ルパン三世PART6第14話「蜃気楼の女たち」の感想です。公式によるあらすじはこちら(URL) 。以下の感想は、完全にネタバレですので、大丈夫な方のみご覧ください。では、どうぞ!

 病室でひとり横たわっているマティアのもとに、聞きなれた声の訪問者が。思わず「おじいちゃん」と起き上がるマティアでしたが、ドアの向こうにいたのは花束を抱えたルパン三世でした。ルパンはマティアに巻き込んでケガをさせてしまったことを詫びますが、マティアはそれがルパンのせいではないことを知っていると告げます。

 お見舞いの花束も、マティアの店の物でした。「花の面倒はちゃんと見てる」と言ったルパンに「良かった。忘れちゃいけないのは……変わらぬ愛、です」とつぶやくマティア。「でもまさかこんなことが起こるなんて思って思ってなかった。うまくいえないけれど、貴重な体験だって。ちょっとでもプラスに考えないと」微笑むその姿を見て、ルパンも安心した様子でした。アバンはここまで。

 なんか思いのほかマティアちゃんが肝が据わってて驚きました。大ハズレかもしれないけど、これ、マティアちゃんラスボス説ありえるんじゃないですかね。メルセデスのように分かりやすい敵役でなく、こういう女子の心のほうが底知れぬ展開はありかも。そんな風に思ったのは、花を愛する花屋の店員のはずが、花びらをちぎってるのが気になったから。

 さらに、ルパンが表情をちょっと変えた〝変わらぬ愛〟ってなんのことかな、花言葉かなと思ってググったんですが、花言葉が〝変わらぬ愛〟なのはキキョウか千日紅なので、ここでマティアちゃんが持ってる花はどちらにも当たらない。わたしが花にまったく詳しくないので分からないんですが、もしかしてカーネーションかな。それだと母への花ですよねえ……。

 もちろんまだ分からないことばかりなので、ぜんぶ憶測です。でもここのルパンがイケメンだったので嬉しかったです。PART6のルパンは、グレーの瞳がほんと奇麗。

 花に囲まれたアジトに戻ってきたルパン。「眠り姫さんはお目覚めだったか?」と迎える次元さんの台詞がらしいですね。ところでこの花の世話はやはり次元さんがやってるんでしょうか。意外とルパンもまめだからやってそうな気もしますが。「五エ門は?」と問うルパンに「今日で五連勝だ」と笑ってカードを見せる次元。露骨にげんなりするルパン、という流れで、食事当番を五エ門が担っていることが分かります。ルパンが可愛い。

 見舞いに行ってきたマティアの印象が以前と変わったことを口にするルパンでしたが、それを止めたのは、五エ門作の山盛りの蕎麦でした。5日間連続の蕎麦責めに「なんで勝たせてやんねえんだ! やさしさってもんがねえのか?」と次元に向かってキレるルパンがくそ可愛い。そこに真面目に「情けは無用」とマジレスする五エ門も可愛いし「おれは文句ねえよ」と食べ始める次元も可愛い。さては次元さん、自分も作れるからこそよけいに他人の作るメシに文句は言わない派ですね。すてき。

 そして「できればポーカーの修行もしてくんない?」というルパンの皮肉には簡単にキレて「おぬしは食べずともよい!」と蕎麦猪口をとりあげる五エ門がいいな! 謝るルパンもいい。にしても、ここ、わたしとしては、五エ門がポーカーをしていたという事実に驚愕しましたね……(いや、五エ門は出来て、ババ抜きとか七並べくらいのイメージがあって……)。

 仲良く三人で蕎麦を食べながら、マティアの印象の変化を語るルパン。「ありゃあ思ったより強い子だぜ」という言葉の真意は何だろうな。そしてそこに不二子がやってきて、先日の女盗賊の情報をルパンに伝えます。グループ名はスペインで魔女裁判にかけられた女の名前、エルヴィラ。リーダーのあの女の名前は、メルセデス・カミロ。かれらの次の狙いはメキシコの銀行、バンコ・アルバンで、決行日は5日後。

 その情報を持ってきた不二子ちゃんですが、「例のお宝以外はわたしのもの。忘れないでよ?」という念押しが実に不二子ちゃん。「もちろんもちろん」と請け合うルパンですが、わたし、ここで「けっ」とかいう髭のおじさんの声が聞こえてきたような気がしてチェックしてしまいました。なかった。

 そしてとうぜん銭形警部もその情報を知っています。さっそくメキシコに向かおうとする銭形警部を追う八咫烏くんと部下のアリアンナ(という名前らしいです)。「エルヴィラのことも放ってはおけませんが、ルパンはどうするんですか?」と問うアリアンナ。ロンドンではほぼふたりきりに思えた銭形警部とやたくんにも部下ができたということなのかなと思いますが、それに向かって「アリー。先輩はちゃんとルパンを追ってるんだよ」と先輩風をふかすヤタくんに笑いました。銭形警部のこと、ぼくはちゃんと分かってるんだよね!(笑)

 ここ、最初はなに愛称で呼んでるんだろう、ヤタくんそんなにチャラかったっけと思いましたが、もしかして、自分が銭形さんに〝八咫烏〟を〝やた〟呼ばわりされてるのの真似かなと思ったら急にヤタくんが愛しくなりました。いえ、ヤタくんのことはずっと愛しいのですが。ぜひともアリアンナにもさらっと〝やたさん〟とか呼ばれてほしい。むしろ〝やた〟呼ばわりでもOKです。

 そのヤタくんの読み通り、銭形警部はルパンが自分の獲物を奪ったエルヴィラを見逃すわけはないと踏んだわけです。「それくらいのことも分からんようじゃ、置いていくぞ!」って銭形さんカッコいいかよ。言われたアリーちゃん、頬を赤らめてるし! 2010年代以降の銭形さんは、すっかりこういう感じの腕利き刑事になりましたね。それはそれで良いのですが、これまでずっと銭形さんが担ってきた、ちょっとおまぬけだったりドジったりするところはぜひ隣にいる若い子にすべてやらせてほしいものです。

 一方、ルパンたちもフィアットでメキシコに向かっている模様です。移動中もずっとどこか心あらずの様子のルパンに対し、メキシコに着いたあと「なに考えてんだ? ずっとしけた面しやがって」と切り出す次元ですが、ルパンは「分からねえだろうな、いくらおまえでも。……街に着いたら、蕎麦じゃないもの食いてえなってな」ととぼけて返します。わずかな間のあとで、次元は「ここに埋めてくぞ」といい「手を貸そう」と五エ門にそれを息を合わせます。

 ここの呼吸、素晴らしいですね! 次元がこんな風にルパンのことを気にするのはいつものことですが、それにふざけて返したルパンを受け入れないのがいい。馬鹿野郎、とか乗っかって大声出さないのもいい。そういう場面じゃないんだぞ、と釘をさす感じがじつにクール。でも個人的には、ここでの五エ門がとくに良かったです。次元と五エ門はこういうときにはタッグを組むんだ、というのが表現されたの嬉しいです。

 やがてメキシコの砂漠のなかの一軒家にたどりついた三人。そこでようやくルパンは、メルセデスの狙いが自分であることと、それにまつわる〝トモエ〟の正体について、次元たちに明らかにしていきます。

 幼いルパンにその名を継ぐ資格があるかどうかを確かめるために、一世が寄越した教育係こそが〝トモエ〟でした。それを知って、実の母という話でなかったことに驚く次元に「まあおれもホントの母親ってんのがいるなら、顔ぐらい拝んでみてえもんだけどよ。トモエはそうじゃねえ」というルパン。

 ルパンによって語られる、トモエによる厳しい修行。「人をあざむくときには必ず二重三重に策を練っておきなさい。そして誰に対してもけして油断はしないこと」というトモエの言葉を思い出しながら、次元にコーヒーを差し出すルパン。しかしそれは塩入りでした。食事の毒見役もしていたトモエがルパンに仕掛けたやりかたです。さらに、トモエは毒見だけでなくその身をもってルパンをかばい、怪我をしたこともあったのでした。「教え子はみんなわたしの子どもだからよ」と。だからこそ、ルパンはトモエを〝母親〟と呼んだのでした。

 ここ、次元に塩入りコーヒー(藤子・F・不二雄先生の作品を思い出したひと、わたしとハイタッチね!)を渡すときのルパンがいいですね。表情の変化がイケメンだし、思い出に浸りつつも、センチメンタルになっているのではなく、ただ、トモエの教えを忘れていないことが分かる。

 ルパンへのトモエの献身を聞き「いい話だ」という五エ門。しかしそれに対し、ルパンは「ここまではな」と笑い、塩入りコーヒーを地に捨てます。数年後、トモエは屋敷の宝を盗み、追い詰められてその身を銃に撃たれたのです。ここ、絶壁から海に落ちたみたいにみえますが、ルパンの屋敷の位置関係やいかに。庭の池じゃ間抜けだしな……。当時は、どうすることもできなかったルパンですが、いまなぜあのお宝が表に出てきたのか、なぜメルセデスがトモエの名を知っていたかを確かめたい、と語ります。Aパートはここまで。

 トモエの正体、やっぱりー!と思ったんですけど、なんかこれまたひっくり返って、実はトモエは本当に母親だったのではっていう匂わせドンデンもありそうな気がしてきましたね。でも、わたしのなかでのルパンの母は、あの原作の顔も見せない、でも誰よりもたおやかで美しくやさしい存在で十分なので……。しかし、ここのルパンはとてもイケメンでした。ルパンはイケメン。そして、仕草や動作ひとつひとつに意味がある。これ大事。そして子供時代のルパンの描写がないのも、あたりまえだけどグッジョブです。それは見せるべきじゃないことだと思います。これも原作のあの奇麗なルパン少年で十分なのです。

 Bパート。ガチガチに警護されたメキシコの銀行、バンコ・アルバン。そのものものしい様子に気圧されたアリアンナに「アリー、大丈夫かい?」とまた先輩風をふかすヤタくん。もちろんかれらしい親切心からだとは分かってるのですが、どうしても背伸び感が感じられて面白いな。ヤタくん、休憩の時に「いかに銭形警部が素晴らしい警官でありその後輩である自分が誇らしく思って尊敬しているか」とかアリーちゃんにずっと語ってませんか、大丈夫ですか。

 もちろん、その様子は離れたところにいるルパンたちから監視されています。「あーあ、銭形の野郎、これでもかっつうくらい連れてきてやがる」とぼやく次元さんがらしいです。そこに合流したのは不二子ちゃん。エルヴィラの面々はみなメルセデスと同じ変装をしているのですね。「さて、やっこさんたち、どう出るかな」と次元さんが言ったとたんに爆発音が。なんとエルヴィラの面々は装甲車で銀行を襲撃。それには銭形たちも打つ手がありません。混乱の中、裏口から忍び込んだエルヴィラによって、銀行からは大量の紙幣が奪われてしまいます。しかしその去り際、次元の放った発信機が、メルセデスの車にみごと命中するのでした。

 ここの展開、アリーちゃんの「ほんとに戦争じゃないですか!」というもっともなツッコミに笑ってしまった。エルヴィラ、仕事が雑だな! とわたしも思った。銭形さんの「美学ってもんがねえのか、あいつらには!」っていうのがあきらかにルパンと比較してて、ちょっとときめきました。銭さんにはルパンに常に一目おいておいてほしい。

 そして、去り際にエルヴィラが放った煙幕がたちこめる現場で、追跡用の車を探していたアリーの元に一瞬だけ現れた人影が。「これ、あげる」とアリーにあるものを渡して消えたのは、不二子。それは、メルセデスの車の移動先が分かるスマートフォン?でした。裏をひっくり返し、ルパン印に気づいた銭形は「ルパンのやつめ……」とつぶやきます。

 すいません、ここまではなにもなかったのですが、これってちょっとジゲフジじゃありません?(真顔)だって次元さんのお仕事を不二子ちゃんが引き継ぐんですよ? 13話に引き続き、ふたりの共同作業じゃないの? いや、それはもちろんここでルパンが出張ってくるのもなんだし、五エ門が「これあげる」ってやるわけにもいかないのは分かるし、まさに適材適所な感じのお仕事なだけってのも分かるんですが、ここの不二子ちゃんが可愛かったので、つい……。

 やがて、郊外の山城?のような場所に落ちついたエルヴィラの面々。戦利品を前に喜んでいますが、肝心のメルセデスはルパンが姿を見えなかったことに不満を見せます。しかし、そこにルパンの声が。「まったく品のないやりかたしやがって。そんなんで調子に乗られちゃ、たまったもんじゃねえや」と天井の梁から降り立ちます。五エ門も一緒です。そして、外からは次元も援護している様子です。

 あの、ここ、まったくたいしたことじゃないんですけど、わたし、メルセデスの部下が全員女性ではなかったことにたいへんがっかりしてしまいました……。いや、べつにそういうコンセプトじゃないんだろっていわれたらそれまでなんですが、こういう男勝りの美女が従えてるのもまた女ばっかりだったら、わたしがたいへんときめいたのに……と思ってしまって(趣味嗜好の問題です)。あと、部下に〝メル〟呼ばわりされてるのも驚いた。ということは鉄の規律とかそういうのじゃないんだなーと……。

 「ルパン三世を侮ったな」と告げるルパンに対し、メルセデスは窓にシャッターを下ろし、部屋の照明を落とします。暗闇に包まれた部屋のなか、スコープを装着し、ルパンたちを追い詰めようとするメルセデスたちですが、それがしはいつも明りひとつない山中で修業をしているがなにか?な五エ門の前には敵ではありません。焦ったメルセデスは金庫に向かい、あの赤い宝石を取り出しますが、そこに現れたのは部下に化けたルパンでした。なんと、最初に現れたルパンは次元の変装だったのです。

 メルセデスを追いつめるルパン。しかし、そのメルセデスもまた部下の変装でした。「どんなときでも保険はかけとくもんだ。学ばないね、あんたも」と本物のメルセデスはルパンに銃を向けます。しかしそのとき、とつぜん不二子が現れ、その銃を蹴り飛ばすのでした。不二子は、ルパンが作ったあのドローンの視覚効果で姿を消していたのです。「ほんとにルパンに勝てると思った?」と笑う不二子。

 ここ、イイ感じの二転三転で実に楽しかったです。外から仲間が狙ってるっていうのはブラフだったのね。だまされたよ! なんといっても次元さんの変装です。わたしは次元さんがルパンに変装するの大好き!「あの野郎、うまくやったかな?」の次元さんが、でらイケメンで嬉しかった。次元さんはこういうさりげないサポート役が光りますよね。それに、「ルパン三世を侮ったな」と次元さんが言ったかと思うとなんとも趣深い……。

 そして、金庫のそばにあったカーネーションの花が意味深じゃないですか。やっぱりマティアちゃんラスボスじゃないの。さらに、いきなり不二子ちゃんが現れたのも驚きでしたが、実にカッコいいな! ルパンの作ったドローンを指に止まらせて、どこか得意げなの可愛い。こんなわたしですが、やっぱりルパンと不二子の仲が良好なのはとても嬉しいです(PART5はそこがつらかったんだよな……)。でもべたべたしてないのがいかにも2020年代のルパン三世だと思います。いやあ、元カレとうまくやってる女性っていいですよね!(すいません口が滑りました)。

 メルセデスに向かい、「終わりだ」と銃を突きつけるルパン。「いまからおまえは死ぬ。おまえにとってこいつは命を賭ける価値があるものなのか? このお宝を盗むってのはそういうことだ」そう告げるルパンの脳裏には、トモエの最期が浮かんでいます。そして、メルセデスもまた、トモエの教えを請うた一人であること、宝石をオークションに出した人間は、メルセデスも知らないことが分かります。

 メルセデスからそれ以上の情報は得られないと察したルパンは、「そうか、もういい」と引き金に指をかけます。「メルセデス、おまえの時代が来ることはもうねえ」という言葉に、覚悟を決めるメルセデスでしたが、引き金は引かれませんでした。「おれはルパン三世だぜ? とうぜん目の前のお宝の価値は把握してる。おれにとっちゃ、女はとびきりのお宝なんだよ」という理由で。では、自分を手に入れるのかと問うメルセデスに「おまえを連れていくのはおれじゃねえ」と笑うルパン。ちょうどそのとき、銭形警部がたどりついたのでした。

 ここ、緊張感もあって良かったです。ルパンは絶対にメルセデスを殺さないとは思ってましたが、理由は「女は殺さない」なのかなと思ってたんです。それよりもっとシャレてたよ! こんなこと言われたらメルちゃんルパンにガチ惚れちゃうよ! PART6のルパンはいちいちやることがスマートだなあと思いました。PART2ならもっと分かりやすくデレデレしちゃうでしょ(笑)。

 そこらへんは、ルパンもしっかり時代に合わせてアップデートしてるんだなあと思います。良い悪いとか価値観の変化だけではなく、ルパンは常にその時代でいちばんカッコいいキャラクターでなくてはいけないということですね。だからわたしは、昭和のルパンのダサカッコ良さも大好きですよ!

 一方、ご機嫌で金庫をあさっていた不二子ちゃんが、一通の手紙を見つけます。そこにあったのはトモエからメルセデスへのメッセージ。「人をあざむくときは二重三重に策を。けして油断せぬこと。メルセデス、ルパン三世を越えなさい」。「先生は母親同然だった。覚えておかないとね、母の愛ってのはさ……」とつぶやくメルセデス。

 やがて夜明け。「誰に対してもけして油断はしないこと。もちろん、このわたしにも」というトモエの言葉を思い出したルパンはトモエが生きていることを確信します。そして、彼女を探し出すことを決意するのです。

 次回予告。ナレーションはやっぱり不二子です。「次元の命を救った町医者、いま彼女に幸せが訪れようとしていた」という言葉とともに、蝶ネクタイ姿の次元さんが。「って、そんな髭で結婚式に出るつもり?」って不二子ちゃんツッコミポイントそこなの? いかにも不穏な悪役(じゃなかったら驚愕する)の姿も映り、次回、第15話のタイトルは「祝福の鐘に響けよ、銃声」。単発話だ!

 というわけで、第14話でした。連続話の2話目ということで、話の方向性が見えてお話のテンポも良く、ルパン一味もそれぞれ活躍してて見せ場もあり、個人的には満足しています。あれだけカッコつけてたメルちゃんが小物っぽくなっちゃったのは、まあしょうがないかな……。そしてやはりトモエはルパンの生物学的な母親ではなかったわけですが、それも今後どうなるかなー。あんがい、マティアちゃんがトモエの変装だったら腰を抜かしますね。それか、実の娘とか。

 しかし、次回は単発話なんですね。第1クールと同じような構成になるのなら、今回の連続話もそんなにこみいったものにはならない感じがします。個人的にはルパンのルーツ話はあまり公式に触れて欲しくないというか、自由度が高いままにしておいてほしいので、それでいいけど。原作自体がそういうものなので……。

 そしていきなり次回は次元回ですよ。タイトルがカッコ良すぎというか決まりすぎで、意味もなく照れてしまいました。次元さんにはこういう古き良きハードボイルドスタイルが似合います。女医さん絡みの話は二回目ですね。昔の女といった話ではなく、男心系の話なんだと思います。脚本の金田一明さんという方は存じ上げなかったので検索したら、わたしがぶちハマった2019年版の「どろろ」や大好きな「賭けグルイ」の脚本も手掛けておられたと知って期待大です。次元さんのタキシード姿あるのかな。しかもオールバックで! 楽しみです!

 にしてもPART6、こうやってあれこれ言いながらもわたしはけっこう楽しんでいます。やっぱり毎週、公式の供給があるって嬉しいのです。その嬉しさをこうやって感想を書くことで昇華しているのですが、それを読んで頂いて、さらには拍手までしてくださるみなさまにはひたすらに感謝です。反応ってありがたい。好き勝手言ってますが、ひとりじゃないと思えるのです。これからも頑張ってこの放送翌日更新ペースを続けていくつもりですので、どうぞよろしくお願いします、ありがとうございました!

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