COUNT
PROFILE
NEW ENTRIES
CATEGORYS
COMMENTS
SEARCH BOX

劇団第14帝國 「ライヒス•リッターVol.29〜元帥のやっぱりダイヤだ〜」(名古屋clubダイヤモンドホール)
by くさてる
 
 今日は、名古屋clubダイヤモンドホールにて第14帝國式典 「ライヒス•リッターVol.29〜元帥のやっぱりダイヤだ〜」の日であります。1月に行われたell. FITS ALLでの「柊生元帥と定光寺中将の『どこまでも第14帝國』(重大発表あり)」で、元帥と大将と中将の三人が再び手を組み、万難を排しての新作式典をする、という決定が行われてから4カ月がたち、ようやくその新作式典のお披露目となったわけです。式典が近付くにつれ、新しい公式サイトのオープン、元帥や風間少佐、児玉中尉によるTwitterでの連続告知などにより、盛り上がってる感が高まっていて、いざその当日となると、ただの一臣民であるわたしまでがなんだかどきどきと落ちつかない気持になっておりました。

 そう、GW最終日ということで、恐ろしく込み合う新幹線のなかでニ時間たちっぱなしになりながらも、心はそわそわと落ちつかず、なんだか微妙に泣きそうになっているような緊張感が続いていました。なんだろうこれ、と思ったものの、すぐに思い当たりました。大昔、それこそ帝國が東名阪で連続式典を行っていたとき、初回の公演を観る前にはこんな風になっていたものです。安心して見ることが出来ていた「オレたち14帝國」では感じることが無かった、この緊張感を、頭より先に身体が思いだしていたのですね。

 しかしそんな緊張感も、名古屋駅で再会した臣民の皆さまとのお茶会での楽しい語らいで、見事に消えていきました。いや、あれだけ笑ったら緊張もなんも無くなるわ(笑)。るなさま、圭木さま、Aきちゃん、Kすずさま、というさすが選ばれし我が精鋭たちよ、な皆さまだけあって、とっても楽しかったです。そんな面白い会話なのでぜひ記録に残しておきたかったのですが、色々と差し支えがある内容なので、断片的に。「本人が書いているとしか思えない」「人間関係の賞味期限が長く持って二年間」「…さえいなければ行くのですが」「実家が太いに一票」「五歳下って旦那様は小学生ですか」「これもトマトです!」「やっぱりリバウンドしたままじゃん!」本当にありがとうございました。そして肝心の今回の式典についての予想としては「二時間で終わったらそれだけでも大絶賛する」という共通見解がもたらされました。いやー裏切られましたね…。

 ダイヤモンドホールでは、いつもの臣民仲間、真夜さんとMちゃんと合流。ダイヤモンドホール、あちこちが綺麗になっていましたが、階段待ちが暑いのは変わらなかったですね…。臣民歴が長いと、挨拶どころか目線も合ったことがないのになんとなく顔馴染みな感じがするひと、というのが自然と出来るものですが、今回の式典では、これまでにいたそういうひとたち以外にも年齢層が若めのお嬢様がたや男性が多くなっていたような印象を受けました。

席について、配布されたチラシの中身など確認していると(ポストカードのプレゼントがありました!)、なかには「帝國総選挙」なる投票用紙が。スタッフの皆さまが記入を呼びかけておられます。今回の式典の参加リッターの名前がずらりと並んでいるのですが、個人的にはその他の欄があるのが受けました。「倉橋とか書いていいのか」「ごめん、あたし藤原少佐」「そこでまさかの岩芯ですよ」「いっそ千葉大将で」などとふざけた会話を交わしましたごめんなさい。もちろん投票自体は真面目に丸をしましたよ。

 5時半開場6時開演予定だったのが、開場の段階から押してしまって、定光寺中将による開演前アナウンスが流れたのが6時半前でした。ウキウキとした口調で話す中将の声からは、式典前のハイテンションが伝わります。大事なのは非常灯の消灯だけでなく、ですね。録音録画の禁止とかもあるんじゃないんですかね(笑)。

 以下、式典の感想となります。再演の予定も発表されませんでしたので、ネタバレもしています。また、褒め言葉ばかりの内容でもありません。あくまで一臣民の感想ではありますが、それらの点をご了承頂けましたら、続きを読むをクリックして読んで下さいね。

続きを読む▽
|| 20:54 | comments (x) | trackback (x) | ||
「柊生元帥と定光寺中将の『どこまでも第14帝國』(重大発表あり)」(名古屋ell. FITS ALL)
by くさてる
 さて、今日は名古屋はell. FITS ALLにて「柊生元帥と定光寺中将の「どこまでも第14帝國」(重大発表あり)に参加です。なんだこりゃ、な題名ではありますが、まあ詳細は元帥自身のブログを参照して頂ければ、と。正確にはここにも詳細はありませんが(何)。あと、元帥のTwitterでの発言も、なんとも意味深なものになってます。「今までに第14帝國に触れたことがあって、それが人生の1ページに刻まれている方」って、わたしとか真夜みたいに、1頁どころか六法全書ぽい厚さになっている人間はどうしたらいいんですか。ええ、コミケカタログとはあえて云いませんでした。それはともかく。

 そういった内容を、元帥と中将の二人でやる、ということ。でも、中身は想像がつかない。ほんのちょっとだけ迷ったけれど、行かないという選択肢はあり得ないんですよ。なんせ六法全書なもので。こういう時の元帥の発言は、私のような人間には、いつでも思わせぶりで謎かけだらけで、素直に読みこむことは難しい。ので、「どこまでも第14帝國」という副題に乗せられて、馳せ参じることにしたわけです。なんせコミケカタログなもので。

 しかしこの日は1月4日。ええ、帰省ラッシュのど真ん中。このライブの情報解禁日が12月13日だったこともあり、もちろん新幹線の指定席など、たとえグリーン車でも獲れるわけがありません。すごいよ、そもそも乗り込めない。戦後の買い出し列車もかくや、との人ごみに埋もれながら、それでもなんとか職員さんのお薦めに従って乗車位置をずらしたりして、なんとか乗れました。「自由席近辺の乗車口からは、現在並んでおられる先頭二三人しか乗りこめません。嘘ではありません」というアナウンスにしたがった。嘘じゃなかった。

 そうやって無事に名古屋に着いたものの、急の発表、中身も曖昧、ということで、今回同行したお友達は、いつもの真夜さまと新妻Mちゃんのみでした。そして、Mちゃんからメールで「ひとりにするのも心配なのです」と道に迷うのではないかと心配されていたわたしは元帥と同世代。しかも名古屋。18年通った場所。18年。なんだかとんでもないことをカミングアウトした気がします。思えば、このライブのニュースが飛び込んできたときに、18年のつきあいですよわたしと帝國の間に子供が出来てたら今年大学受験ですよおかあさんお金が無いから国公立しか行かせてあげられないのよ頑張ってねって思わず書きつらねちゃったんだけど、わたしと帝國のあいだにこどもって字面を見た瞬間にああこのひとあたまがおかしいと思って削除したんですよね。いま書いちゃいましたが。まあ、それくらいにわたしは帝國に関しては冷静ではない。今更書くことではないけれど。

 なので、ellの外階段に並んで開場を待つ間も、なんだかとてもぼーっとして、いろんなことを考えてしまいました。これまでに、何十回、何百回?こういう光景を見たんだろう。さわさわと他愛ないことを語りあうたくさんの女子たちの頭の上から覗く、灰色から黒に変わっていく空の色。ライブが終わって外を出たら、そこはもう夜の世界だから、もう思い出しもしないけど、開場を待っている間だけに、ふと現れる、じりじりと変化していく時間と空気の温度。それをいつも感じながら、ライブハウスのドアが開く瞬間を待っていたことを思い出しました。

 そういえば、今回の重大発表って何だろうね、という話をMちゃんとしたときに、ゲチストでもあるMちゃんの口からは「生きていればそれでいい」という言葉があったんですね。まったくもって、そうです。舞台の上と下の違いはあっても、それは同じことで、わたしも向こうも、生きていればそれでいい。そんなことを身にしみて感じるようになったのが、18年前との違いかもしれません。

 さて、十分近くは押した開場のあと、椅子に座って(もしかして椅子が無かったらどうしようという恐怖がずっとあった。これもまた18年前との違い。せつない)開演を待つこととなりました。以下はイベントのレポであります。曖昧なことは記載しませんが、事実関係の細かい記憶違いはどうぞご容赦くださいませ。そしてここまでの自分語りでこのひとうっとおしいとか頭がおかしいのではとか思ったひと、このあとを読んだら、その疑惑が確信に変わることでしょう。その、もう、慣れていただくしか

 開演。赤い光を浴びて、ひとりで舞台に立つ定光寺中将。そのままいつものように、元帥の略歴を読みあげていく。しかし、締めの言葉は「1015年、楠本柊生帝國元帥、まだぎりぎり42歳!」。そのままキリエが流れて元帥登場。鳴り響くオンブラッタ。しかし舞台上には元帥の他は中将のみ。懸命に舞台を駆け回り、手旗信号よろしく旗振りを実演して(旗無しで)見事ひとりオンブラッタをやり遂げる中将。暗転後の舞台は、核の炎に包まれた帝國。核シェルターのなかに逃げ込んだ中将と元帥だが、それは一度中に入ってしまうと、内部からはどうやっても開けられない構造だった。外部との連絡も取れないまま、取扱説明書を前にあれこれと画策を始める二人はうっかり爆弾のスイッチを入れてしまう。爆発までの期限は一時間。外部に出る為には三つの鍵を入手しなければならないことを知り…。

 という前半(?)。取扱説明書の検討は、オールナイト14の形式でした。まあ、この前半ではとりあえず、OPの中将による手旗オンブラッタが圧巻。舞台上を文字通り駆けまわり、「オーライ!」も担当し、フウフウ言いながら頑張るその姿には涙を禁じ得ません(笑いすぎて)。細かいとこまで原典に忠実なのがまたいいんだ…。そして、あの、これ書くのほんとうに厭なんだけど、こんなしょっぱなから思い知らされたくなかったんだけど、中将のリバウンドは相変わらずのままでした…舞台上に響くなんていうのあのドタバタな靴音が、実に、こう、体重の重みを感じさせる音でねえ…だからフウフウ(以下略)。

 この前半は、小さなネタがどんどん続くので、一つ一つを取りあげてどう、という感じじゃないんですが、核シェルターの使用方法を調べるため、と称して、舞台の照明と音響効果をいろいろ試しながら(「おばちゃんの笑い声」と指定すると、その通りのSEが流れたり、「フレンチ」と指定すると、証明が赤青白の三色になったり)遊んでいるお二人の姿はたいへんかわゆらしいものでした。

 そして、個人的にはここの元帥がわたしの大好きな元帥でとってもニコニコしてしまいました。そう、なにかっていうと簡単に銃を取り出して狙いをつけちゃうひとでなし(褒め言葉)なんですよー。ひとの心を持ってない独裁者なんですよー(重ねて言いますが褒め言葉)。この無邪気な残酷さ、叱られても意味分からずに「うん?」って顔をする、あの顔がすごくかわゆい。かわゆい。だけど、やりっぱなしじゃなくて、ある意味もっと自由な中将には振り回されちゃうところもあって、そういうときの「馬鹿か貴官は!」的な困った表情とやけな声も、実にかわゆいなあ…。会場もライブハウスだったせいか、二人のやりとりが懐かしくってかわゆらしくって、そんな感じでただもうニコニコして見てた前半でした。久しぶりにお姿を拝見した元帥も、変わりなくって良かった。中将は少し変わってても良かったですよ。説明いりませんよね。

 後半。二人がシェルターから脱出するには、古に伝わる鍵を入手しなければならず、そのためのキーワードは「タクシー」「研究所」「雪山」だった。そのお題にしたがって、「スジナシ」(台本も打合せもないぶっつけ本番の即興劇)を演じる二人。「タクシー」と「研究所」のあとは、舞台上にスクリーンを下ろして検証をする場面も。そして最後のお題「雪山」を終えたものの、肝心の外部に出る為の鍵は見つからない。迫る爆発までの時間。覚悟を決めた二人だったが、なんとそこに立花大将が登場。自分が非常用スイッチを触ったら警報が鳴り響き、皆に口から出まかせで「核攻撃だ!」と言ってしまった、とお茶目な一面を垣間見せる。これで外に出られると喜んだのもつかのま、うっかり大将は核シェルターの扉を再び閉めてしまう。三人きりで残され、いよいよという場面で、それぞれの思いを吐露する三人。そして、覚悟を決めて、爆発を止める為の三色のコード、赤、白、青のどれか一つの色を選んで、切ることにしようということになる。それぞれの色の意味は…。

 後半。ごめんなさい、わたしは、第14帝國の楠本柊生帝國元帥と定光寺輝信中将が好きなもので、その設定が無効になってる「スジナシ」は、あまりその……。検証でもう一回見せられちゃって、さらにその……。もちろん、ところどころにすごく面白い部分もあって笑っちゃったところもあるので、そんなに文句はないんですが、これ、リッターの設定縛りで見たかったなあと思います。そういう意味では最後の「雪山」はさすがに帝國のお二人だったので、いちばん素直に見ることが出来たかも。というか、この「雪山」では、まさかの定光寺中将のアカペラ版「ありのままで」が聴けましたから、それが良かったのかもしれません(笑)。なんとも表現に困る、絶妙な、あの歌声がいまでも耳について離れない…。

 まあ、ここはやはりサプライズ登場の立花大将ですよね。咲いた(わたしが)。いきなり登場してきて、あのお茶目な仕草と大将ならではのキュートなボケっぷりですよ。本当に。いかついあの外見と裏腹なあのラブリーさが大将の魅力ですよねえ…ギャップ萌えの元祖だわ。きっとそうだわ。そしてここに大将が登場したことによって、このまとまりのない(あ)話が、ぐっと締まった感があるのは贔屓の引き倒しですかそうですか。だってわたし大将ファンだもん!

 そして、ここでは元帥と中将が、それぞれ最後と覚悟して別れの言葉を述べていくのですが、それはそのまま帝國あるいは臣民への別れの言葉とシンクロして響いて、ふと、今回のイベントの「重大発表」という副題を思い出しました。正直言うと、ここまでに、その「重大発表」とはなになのか、どういうかたちで発表されるのか、ということは、常に頭にありました。元帥は、これから、どうなっちゃうというのかなって。なので「スジナシ」の最後のお題が「雪山」だったときに、あ、ここでいちど死んで再生するのかなと予想してた。そしたらまさかの中将の熱唱「ありのままで」でわたしの予想見事大コケ。まあそれはいい。

 そこでの元帥の言葉自体は、とても良い言葉だったけど、わたしにとって元帥の言葉は、どんな場合でも、どこまでも本気にとれないというか、それでも大丈夫でしょう?安心できるよね、というものなのです。もしかして、まともに受け取るのが怖かったから、脳内でそう処理しちゃったのかもしれないけれど。だって、いまこうやって感想を書きながらも、元帥があのときなんといったのか、正確な言葉がぜんぜん思い出せません。そう思うと、いまは、なんというか、慄然としてしまいます。わたしの無意識のガード力ハンパない。が、そのときは、それよりも中将がヤバかった。

 話し出した中将の目に涙が浮かんでたのは、まあ、中将はよく泣くひと、と思って処理しようと思ったのです。でも、「続けたいけれど、続けられない。終わらせたくないけど、終わらなきゃいけない…」といった意味の言葉を聞いた時に、初めて肝が冷えました。わたしにとって中将は、絶対に14帝國を諦めないひとです。これまでの帝國の歴史で、誰よりも帝國を愛していて、終わらないように頑張ってきたひとだと思ってる。なのに、その中将がそんなことを言うのは。やめて。マジでシャレにならない。そう思い、恐怖しました。いやまさかそんなことはない。帝國は終わらない。終わるわけがない。そう思いながらも、三人がどの色を選ぶかを話あう姿をただ見守りました。どの色を選ぶかで、これからの帝國が決まる、それは予想出来た流れでした。

 そこで、元帥が選んだ「青」の色を、大将が「元帥が選んだならいいですよ、ついていきますよ」という意味の言葉を云ったときに、なんだか、ずしん、ときました。カッコいい!とかじゃなくて、なんだか重かったのを覚えてます。生死を左右する爆弾のコードの選択。それがそのまま、これからの三人の人生のコードでもあるんじゃないかって。

 そして最終的に三人が選んだのは青のコード。爆発音が鳴り響き、暗転した舞台に、すべてを告げる元帥の言葉が響きました。それぞれの色の意味。白は、14帝國の解散。赤は、2年間の活動休止。そして、青は。三人が選んだ青は、万難を排しての新作式典の実施、でした。それぞれの色の意味は三人しか知らず、三人がそれぞれどの色を選ぶかについては、あらかじめ話し合うことはいっさいしなかった、ということも。

 元帥の言葉が終わり、客席に明りが戻ってからも、その場を動くひとはほとんどいなかったと思います。泣いてる声も聞こえた。わたしは、泣くというより、ちょっと混乱していた。いやいやそもそも、そこで定義されている「帝國」ってなに?と思った。元帥がこれまで東京でやってきた14帝國のこと?そこにオレたち14帝國は含まれるの? 14帝國が、色んな意味で発展解消というか拡散と増産していったあと、とてもコアな部分が残ってこぢんまりとしているけれど、まさに帝國という感じで、わたしを愉しませてくれた、あのオレたち14帝國はどうなっちゃうの。これからは、大将と中将と元帥が中心になった、また新しいかたちの14帝國が生まれるということなの?そんな疑問で頭がいっぱいでした。でも。そして、ふと気づいたんだけど、このライブは幻創論が存在しない内容だったんですよね。(行くぞ!で、核攻撃が行われる前とか核シェルターが作られる前の14帝國に行っちゃえば普通の式典になる気がします)それは、あえての作為だったのでしょうか。わたしには良く分かりません。

 でも。この三つの選択肢のなかでは、いちばん喜ばしく有難く嬉しいのは、間違いなく「青」の選択です。そして、もっとも現実的に面倒くさく、大変で困難かもしれない選択でもあると思います。それを選んでくれたことは、臣民として、ただ有難く、嬉しいことであります。わたしがこれまで帝國を諦められなかったように、あなたたち三人も帝國を諦めなかったんだね、と思いました。それは嬉しい。それは、有難い。式典が見られるんだよ、それも新作が!

 先にも述べましたが、今回のイベント、「重大発表」と銘打っていたからには、わたしも頭の中であれこれとその内容を想像しました。ぶっちゃけ、元帥が名古屋に帰ってくるのかなーと思いました。でも、その想像では、元帥が中将に手を差し伸べて誘うようなイメージしかなかった。あるいは「ただいま」「おかえりなさい」そんなイメージ。まさか、大将を含めて三人が対等の立場で、これからの14帝國の方向性を決めるような、そんな流れになるとは思わなかったのです。そして、正直に云いますが、それは嬉しい誤算でした。うん、嬉しかった。わたしはあの三人の姿とその選択を見ることが出来て、本当に嬉しかったのです。

 そんなことをまとまらない頭でふわふわ考えながら、ellをあとにしました。お友達との打ち上げも終わり(またぜひ!今度は花見で!)、行きとは違ってガラガラの最終新幹線のなかで、ただもうぼんやりと、彼らの選択の意味をひとりで噛みしめました。わたしは本当にうっとおしくてめんどさい古参臣民なので、こういう云い方しか出来ないけれど、ああ、もう、帝國って人生だよなとすら思ったのです。おおげさなようですが、かれらがかれらの人生を帝國を存続させるかたちで生きていくと決めたなら、わたしはわたしの人生を臣民として大事に生きていこう、と思いました。生きていればそれでいい。長年、一緒に時間を共有してきたからこそ、一緒に歳をとってきたからこそ(!)のシンプルな感慨です。終わらなければ、ついていけるからね。終わらなくて、有難う、と思いました。

 わたしは第14帝國が大好きです。これからの活動を期待します。続けると決めてくれて本当にありがとうございました。
 


|| 22:28 | comments (x) | trackback (x) | ||
「オレたち14帝國式典 vol.14~風間少佐のT14~」(名古屋伏見ハートランド)
by くさてる
 さて、今日は、名古屋伏見ハートランドにて、オレたち14帝國式典「vol.14~風間少佐のT14~」に参加でございます。前回の式典からどれくらい?と思って確認してみたところ、名古屋での最後の式典は2012年11月11日のVol.12でした。その後、今年の1月にライヒスリッター、7月に東京でVol.13の公演があったりはしてるのですが、純粋な名古屋での「オレ14」式典は二年ぶり。毎月のように東名阪とかで式典を見ていた時期を思うと、なんだか驚いてしまいますね。ええ、毎月もどうかとは思います、はい。

 しかも式典会場がハートランド。そんなわけなので、今回のお供である、長年の臣民友達真夜さんと、嬉しいことにオレ14には初参加、でも臣民歴的にはなかなかのMちゃんとの会話も、だらだらと昔話になるのは仕方がありません。式典が無いとなかなか逢えないお友達ではありますが、式典が無くても逢ってしまえばいつまでも話題が尽きない、それこそ本当のオトモダチ。くさてる嘘つかない。そういえば、ここで真夜さんより、渾身の最新刊であるグルグル映畫館本「夢をみるのも疲れた朝に」を入手いたしました。グルグル映畫館の、いわゆる薄い本のはずなんだけど、薄くない。物理的にも本質的にも重い一冊です。まだ在庫はあるようなので、入手できなかったひとはこちらまで。(この宣伝は本人の許可を得てます)(みんなもっと真夜さんの本を読むといいのです)(ここで触れるべきではないジャンルがいちばんのおすすめですがなにか)(あ、最近は妖怪ウォッチにハマってらっしゃるようですがさすが本人がようか略)

 そんなおしゃべりをしつつも、開場時間となりました。そして、いざ、ハートランドの前まで来たら、一気に思い出がフラッシュバックしてしまいました。自分的にハートランドに来たのがどれくらいぶりか考えてみれば、リッターの単独ライブ以来なのではと思いますが、それが何年ぶりであることを意味するかというあたりは考えたくもありません。18歳のキラキラしてた金髪美少年の児玉少尉(ええ、そんなひとがいたんですよ。あれ?覚えていらっしゃらないなんて残念ですね)、フサフサだった立花大将(リーゼントだったのよ)、スリムだった定光寺中将(………)はわたしの記憶のなかでまだ現役です。そしてもちろん、自分自身の姿は己が目には映らないので覚えていないという人間の顔面構造の素晴らしさには拍手しておきたいところです。まあ、感性と内臓は確実に老けたけどな。

 待ってる間に、Mちゃんが「15年前の自分にいまの自分のことを教えても絶対に信じないに違いない」と云ってましたが、15年前のわたしに「あんたは15年後も帝國を見にハートランドにいるよ」と云っても、普通に「うん!」とか答えそうでムカつきますね15年前のわたし。あ、でもそのあとに、ちょっと不審そうに「……でも、まだハートランドなの?」とかは云うかもしれん。まあそこらへんはいろいろとあって回りまわってハートランドというかいいじゃないかハートランドわたしけっこう好きよハートランド(目玉グルグル)。

 あと、10分押しの開場となりましたが、正直、お客さんの数がかなり少なくて心配になってしまいました。見渡す限り、言葉を交わしたことこそないものの、袖すりあうもなんとやらな感じで、勝手にお馴染みなように思ってしまう、なんというか「選ばれし我が精鋭たちよ」と呼びかけられそうなくらいの古い臣民のみなさま(はい!ここにもいますよ!分かってますよ!)ばかりというのは、当たり前かもしれないけれど、ちょっと勿体ない話でもあります。…精神世界とか幻創論とか好きなひとにはぜひぜひ、オレたち14帝國の式典に来て頂きたいなあ。

 以下、感想。ばりばりにネタバレです。今回の式典、再演の予定は明示されませんでしたが、気になるかたはご遠慮くださいませ。念のため、続きを読むのクリックでお願いいたします。

続きを読む▽
|| 21:36 | comments (x) | trackback (x) | ||
楠本柊生帝國元帥“第14帝國”名古屋凱旋式典Movie Project第2弾「ライヒス・リッター Vol.28~新作だよ、おっかさん~」(名古屋ダイヤモンドホール
by くさてる
 さて、今日は楠本柊生帝國元帥“第14帝國”名古屋凱旋式典Movie Project第2弾「ライヒス・リッター Vol.28~新作だよ、おっかさん~」(長い正式タイトルだ…)の為に、名古屋までやってまいりました。元帥にとっては久しぶりの新作となったこの式典ですが、初公演の関東式典はわたしは不参加。公式サイトにUPされていた動画も(あえて)未見で、かろうじてブログの方で参加リッターをチェックしたくらいの真っ白な状態での式典参加となりました。楽しみ。

 友人との新年会も予定に組み入れた為、あえて前日の名古屋入りにしたのですが、当然、それは帰省ラッシュの真っただ中に飛び込む結果につながって…。ずいぶん前から発表されていた予定なのだから、指定席を取っていなかった自分がただうかつなのですが、名古屋まで二時間立ち通しはキツかったな…。わたしはただ帝都名古屋に行きたかっただけなのに!そう、名古屋にはずっと行きたかったのですよ。なのに、去年は一年間、ということオレたち14帝國の式典も無かったのです。寂しい。
 それでもなんとか今夜の新年会の会場&お宿である真夜さん宅にはたどりつけました。まあ、駅から二分のお家に着くまでに電話でのナビを必要とはしましたが。なんもかんも去年一年オレたち14帝國の式典も無かったからだ。寂しい(八つ当たり)。
 新年会では、懐かしいお顔にたくさんお逢い出来て、とても楽しかったです。あんなに帝國の話ばかり出来たのは久しぶりで、本当に嬉しかった。まあ話の内容はあんな感じでしたが。自分自身の記録のために、言葉だけ抜き出して記録しておきます。「田亀源五郎先生リスペクトで」「相変わらず禍々しい」「出禁上等」「よんぱち会」「ゆるキャラの舞台裏」「何をもらったら厭?」「一年か。人がリバウンドするには十分すぎる時間ですね」みなさま、本当にありがとうございました。

 翌日は、とりあえずわたし一人が大須でこすずさんと圭木さんと待ち合わせ。バーゲン目当てだったのですが、よく考えれば大須は一年中バーゲンみたいなものだ…。オンリーワンに出逢うことはできませんでしたが、お喋りは楽しかったので良しとします。こすずさんが今回の式典を見送ったよんどころのない理由が本当に傑作で、ここに書けないのが残念です。またオレたち14帝國でお逢いしましょう!

 開場時間も近くなったのでここでようやくダイヤモンドホールへ。何と今回はどれくらいぶりかも思い出せないくらい久しぶりの自由席ということで、あの非常階段にえんえんと並ぶこととなりました。懐かしい…。それでもまだ整理番号もない時代ほど懐かしくなくて良かった…。懐かしいといえばそこかしこでお久しぶりのお顔をお見かけしたような気がします。不義理をしてしまっていたらごめんなさい。こちらの記憶もおぼろげすぎて、まったく知らないひとに「久しぶり!○○(任意のリッターの名前を入れよ)がいるんだから、いると思った!」と話しかける不審人物になる危険を避けた次第であります。ステージの上も下も同窓会。
 
 さて、前半。

 深く霧のたちこめた戦場で、瀕死の敵兵から母に宛てた手紙を受け取る草薙大佐。その闘いから半年後、尉官たちを引き連れて地方の敵勢力を制圧に出かけた定光寺中将だったが、思わぬ反撃を受けて退却することに。その結果、予定されていた尉官たちの昇格は見送りとなり、代わりになぜか黒崎少佐が大尉に降格される。ちょうどそのころ、草薙大佐が以前受け取った敵兵の手紙をきっかけに、その母と文通を重ねていることが、警備担当の春木大佐の知る事となる。外部との通信は厳禁であることを理由に、それを厳しく戒める春木大佐。しかし、皇宮からの勅書が偶然草薙大佐の手紙とすり替わってしまうアクシデントが起き、結果として、敵と通じた内通者がいるのでは、と帝都は大騒ぎとなってしまう。その責任を取ろうとする草薙大佐に、春木大佐は生き延びる道を説くのだが…。

 やはりダイヤモンドホールの広さで観るオンブラッタは格別ですね!オレたちVerのオンブラッタもすっかりお気に入りとなっていますが、この旗の翻りかた、なにより「皇認独裁官にして帝國元帥!」の声と、元帥の存在感は、やっぱり痺れて痺れて、この数分の為だけに、ここに来たとしても悔いが無いほど。しかしここで「オーライ!」と飛び出してきた夜桜少将を見て「むーたんずいぶん髪型変えたんだな」と思ってしまいましたすみません夜桜少将。だって武藤中尉がまさかあんなことになっていようとは…(後述)。そして御贔屓児玉中尉の姿も確認出来てにこにこです。相変わらず旗に振られている姿が愛らしいです。もっとも、わたしとしてはいまのビリケン頭よりは、つい昔の金髪の美少年姿を追い求めてしまうのですが、それは昨夜桃子さんに「そんなひとはきっと最初から貴方の中にしかいなかった」とか言われてしまったのでいいんです。いつでもわたしのなかで再生できます。

  前半の内容は軍人らしいシリアスな雰囲気で、ちゃんと戦争しているひとたちっぽいのがすごく良かった。ので、ちょっと笑いの要素が入ったときには違和感も感じたりしたのですが、それでもキリエとともに柊生元帥が登場すると、ビシッと全体の空気が変わるのはさすがです。前半のシリアスな元帥はやはりこういう超越者であってほしい。もちろんラストの草薙大佐の元に現れた元帥の姿には痺れっぱなしでした。声の響きが変化していくところ、ぞくそくした。わたしはここ10年ほど、関東の14帝國の式典(オレたちのぞく)や元帥のソロプロジェクト的なものには全く参加しておらず、そのことをそんなに気にしてもいなかったのですが、この瞬間の元帥を見た時は、それをちょっとだけ惜しいと思いました。元帥の使う幻創論の変化というか進化というか変遷というか、それを見逃してきたことになるんだな、と感じたから。もちろん、それは仕方が無いことで、全部をじっくり見てきたところで、その感覚を実感できるかどうかは分からないことなんですが、やっぱりね、そこはこだわっちゃうな。この14帝國の世界のなかでの、元帥という存在の変化や立ち位置の変態(Metamorphose)をいつしか見失わざるをえなかった自分。それは選択の結果なんだから、いまさら、なんだけどね。そう思ってしまうほど、ここの。ほんの数分の元帥は良かったということです。はい。

 でもまあ、前半といえば、個人的にいちばん気にしていたことが。そう、定光寺中将のリバウンド疑惑ですよ。あ、もしかしてもうここ数年帝國から遠ざかっていて、久しぶりに今回の式典に参加して「ああそういえばあのひとまだ帝國の感想書いてるのかな」とここにアクセスしてくれた人(おひさしぶり!まだ書いてます!)のためにご説明しますが、ここ数年、定光寺中将の肥満問題が臣民の間では最重要課題のひとつとなるくらいで(わたし調べ)、それはもう大変なことになっていたのです。どれくらい大変か一言で現しますと、中将、一時は大将よりも肥えておりました(キャー!)。それがつい一年ほど前に奇跡のダイエットで見事元通りとなったわけです。が、すでに若くない身をもっての無茶なダイエットほどリバウンドの可能性が高いのは皆様自身もご自分の胸に手を当ててみればお分かりでしょう。わたしなぞ当てすぎていつでも心臓を捧げてる勢い。それはさておき、オンブラッタの赤い光のもとでは大丈夫と思いつつも確証に至らなかったのですが、普通の場面での姿を見てほっと安心のため息をつきました。定光寺中将、見事にキープです!でも、そう思わせてくれたのは、突如現れた武藤中尉のお姿のせいかもしれません。あれはあかん。驚いたよりも怖くなった。あれはあかん。あれは肥満というよりそのままお医者さまコースの肥り方です。むーたん、ぜひとも定光寺中将にダイエット指導して頂きましょう。わたしがあと望むのは、定光寺中将が痩せた体型キープに思えたのは、横に武藤中尉がいたおかげで、現役力士の横に立てば舞の海も中肉中背な視覚トラップで無いことばかりであります。わたし本当にそろそろテルリストに刺されますかね…。

 オールナイト。ここはもう草薙大佐の立ち位置が懐かしくて可愛くてもうもうもう!という感じでした。オレたちのオールナイトでは貫禄あるオタヤン(オタク+ヤンキー)ポジションの大佐も、ここではこんなに可愛い役回りなのですね!かわいー。流行語大賞とか取りあげちゃうミーハーな感じも懐かしい。しかしここで欽ドンの「…な!」って、尉官よりはずっと将官クラスに近い年代のわたしでも記憶がおぼろげですよ。「…な!」といえばむしろうなづきトリオの「♪ナナナーウナウナウナナー(ズキ)」ですよ(それもどうか)。CMの進撃の巨人ネタと比較すると、本当に年代を感じて楽しかったです。そんなCMといえば、立花大将ファンのわたしがなにを言えましょうか。あの見事すぎるマリオに、登場した瞬間から椅子から滑り落ちそうになりました。あれは卑怯。なんというか破壊兵器。風間少佐が本当に生き生きしてて、ああ、こういうこと好きなんですねーと見ているこちらもにこにこしてしまいました。もちろん成りあがりも楽しかったのだけど、ネタが詰め込み過ぎてやっぱり長かった感が…。思うに、久しぶりにやるからあれもこれもとなるのだろうから、これからもうちょっとちょくちょくやればいいのでは(提案)。
 
 後半。敵兵の母と出会った元帥は、なぜか息子に間違われる。どうやら草薙大佐が文通中に柊生元帥の写真を本人と偽り送ったらしい。それ以外にも色々と余計な事を書いていた手紙のせいで、元帥は慣れない畑仕事に精を出し、村の人に見合いを勧められるわスケ番の抗争に巻き込まれて知恵を貸すなど大活躍(?)。しかし勅書の取り違えと村の抗争は思わぬ方向へ転がっていき、とうとう元帥は幻創論を行使して、すべての源となった半年前の戦場に向かうことに…。

 ものすごくざっとしたまとめになりましたが、さすがにあれをきちんとまとめる自信はありません。いきなり「新作―!」と元帥に抱きつく中将を見てあのVol.16の「復活したぞ!」を思い出しました。この自由さが14帝國。お母さんに扮した中将は本当に大活躍というか大頑張りで、帝國の母といえば鳴海少将がいちばんに思い浮かぶ古参臣民のわたしでも納得いくおかんぶりでした。楽しかったなあ…。村の人々と元帥のやりとりもすごく笑った。ていうか首にタオル一枚かけただけで完璧な役作りの吉田さんas立花大将とか、普通に似合っているので違和感もなにもなく最初からこういうひとだったよね美人さんだなあサツキちゃんas風間少佐とか!そしてここで元帥が色々としでかしてしまうことが前半のストーリーにも影響を及ぼし、あれよあれよと因果関係が成立していく展開がすごく好きです。これこれ、こういうのが14帝國!もちろん、微妙にもたついたり間延びする場面もあったとは思うし(ハバネロ鍋とか…)MovieProjectとか言われても何のことかよく分からないとかもあったんだけど、楽しい部分はとことん楽しく!な14帝國らしさに溢れていた後半だと思いました。

 そしてやはりわたしはコメディ展開の疲弊しきっていく元帥が可愛くてならない。「なんでそうなる!」とかそういう感じのことをわめいてから肩で息をするあの愛らしさよ。初孫が初めて歩くのを見るのもかくやという感じで目を細めてみてしまいます。ああん、もっとひどい目にあってください!(ひどい)

 あと、わたしはたぶんほぼ初見だった関東組のリッターさんたちにも楽しませていただきました。どのリッターも、みなさんわたしの知っているいわゆる「リッター」とは思えないほどの達者さと巧さ。ごく平凡だったり普通に見えるひとをリッターとして味付けした結果「このひと面白いでしょ?」っていう感じに成長させてみせるのが昔の帝國だったら、わたしがその成長とか変化をリアルタイムで観てきていないせいか、このひとたちはもうすでに「面白いひとです!」と紹介されたような感じでした。可愛くて面白くて個性もある感じ。夜桜少将、すごいよね。

 というわけで、しっかり楽しむことが出来た式典でした。さすがに3時間は終わって立ち上がった瞬間に腰が痛んで悲鳴をあげましたが、退屈することはなかったのがさすがです。でもね。あのね。正直に言いますね。わたしは、やっぱり、コアに幻創論に浸りきった世界観でコンパクトにまとめあげる式典を創るオレたち14帝國が見たいなあと思います。これも楽しい。でもオレたち14帝國ではない。もちろんオレたち14帝國にはこの華やかな大舞台での式典は難しい。なによりそこに、現身をともなったかたちでの柊生元帥はいない。だから、ここまでくると同じ14帝國でも好みの問題だなと思います。以前、帝國が色々とあったあとに数年かけて復活したときにも思ったんですが、やはりこれはどちらも並行世界の14帝國、ありえた二つの可能性として存在する14帝國なんですよ。どちらも本物。どちらも正解。だからあとは臣民として、どっちを強く求めるかくらいの差なんですよね。でも、去年一年、オレたちが見られなくてわたしはとても寂しかったです。だから今年こそそれを観たいな、と強く思いました。

 しかしそれでも、久しぶりの柊生元帥はとても素敵でした。これからの帝國がどうなっていくのか楽しみです。ありがとうございました。

|| 22:40 | comments (x) | trackback (x) | ||
「オレたち14帝國vol.12 ~風間少佐のもうどうにも止まらない~」(名古屋アポロシアター)
by くさてる
 さて、やってきました、名古屋はアポロシアター。もちろん今日のお目当ては「オレたち14帝國vol.12 ~風間少佐のもうどうにも止まらない~」です。生憎の雨模様に、昔懐かしい「本日はお足元の悪いなか…」と挨拶する柊生元帥を思い出すクラスタ。開場時間ぎりぎりに到着して、無事に真夜さん圭木さんと合流することが出来ました。思えば帝國に通い始めて15年(あえてさらっと言ってみました)様々なお友だちと式典を楽しんできましたが、いまでもこうやって一緒に式典を楽しめるお友達がいるのってとてもうれしいことです。まあそのうち一人はずっと「オスカー…」とか呟いてましたけど。帝國関係ありませんけど。

 お客さんの数はいくらか立ち見がでるくらいのほどよい込み具合でした。椅子が無くなるのは辛いけど、すかすかも困ります。オレたち14帝國にとってどれくらいの集客数が適当なのかは分かりませんが、新規のお客さんもぼちぼち増えてるといいなあ。その場合、どこで「オレたち14帝國を知ったか」という入り口も気になりますが。あ、あといまのオレたち14帝國は、幻創論好きだったひとには本当に見て欲しい内容だから、出戻りの臣民さんも歓迎です。ホントミンナ戻ッテオイデヨ…

 さて、前半です。長年続いた議会派との戦いもいよいよ大詰めとなり、ライヒスリッターの完全勝利は目の前に迫っていた。議会派からの投降を受け入れる方針をとった結果、多くの捕虜を得ることになったライヒスリッター。草薙大佐が指揮する部隊もまた例外ではなかった。しかし、そこに捕虜を処刑し民間人も犠牲にしろとの命令が、定光寺中将より届く。納得がいかない草薙大佐はその真偽を問う為に帝都へ向かう。その帝都では、定光寺中将が春木大佐より秘密裏に薬を受け取っていた。服用量に気を配らなくてはいけないほどの強い薬という事実が中将の体調を物語っていた。その身体を抱えて、議会派との戦いが終了したあとのライヒスリッター、そして自分自身の存在意義について語る中将と立花大将。さらに、ようやく帝都に到着した草薙大佐は、自分の受けた命令は議会派の謀略によるものであろうと風間少佐と結論づけることが出来、安心して再び戦場に戻る。一方、春木大佐と風間少佐もまた、中将の後継者とこれからの帝國に思いを馳せる。そして戦場に戻った草薙大佐に向けられたのは、思いもかけない背任の罪と銃口だった。さらに、中将は春木大佐を騙して得た大量の薬を一気に呷ることで、帝國に別れを告げるのであった…。

 多少はしょったり前後している部分もあるはずですが、だいたいこんな感じで、議会派との戦いに終わりが見えてきたことを前提にして、中将の生命に翳りが生まれたことを巡ってリッター間に起こる波紋や、草薙大佐が死ななければいけなくなった謀略の謎、などがポイントの前半でした。

 しかしまあ、わたし的には、オンブラッタの段階で大変。なにが大変って定光寺中将が大変。東京式典を見た人がすでに教えてくれていました。でもこの目で見るまではと本当のところは信じきれていなかったのごめんなさい、何度も裏切られると女ってそうなっちゃうの。こんな女に誰がした。人は見返る我が身は細る。細る。細る。皆さん、大変です!定光寺中将が、痩せました!オールナイトで語られたところによると、三ヶ月で25kgの減量です!

 ていうか、25kgも余分な肉がついていたですか定光寺中将…そりゃ、わたしとかこすずさんとかまよるさんとかわたしとかに「そろそろ着ぐるみ脱ごう」とか「あの肉襦袢は外れないですか」とか「パタリロってリアリズムだったんですね」とか言われるよ!もう二度と言いたくありません。だって痩せた(というか元に戻ったのです…中将は、そもそもシャープでスレンダーな悪役だったんです…みんな思い出して…)定光寺中将はでらイケメン。もうカッコ良くてカッコ良くて、なんて素敵な人が帝國に復帰したのかしら、おかえり定光寺中将、しばらくですね、どこに隠れてたんですかってオンブラッタはじまってからしばらくずっとひとりvol.7状態でしたもの、わたし。そうなの、こんな顔してたのよ、定光寺中将…。しかし、一日千カロリーに限定したうえ10キロ走るハードなダイエットらしいので、これからはリバウンドが心配でもあります。そこはなんとか踏み留まって頂きたいです、わたしの大いなる意思総動員します。痩せた体重は二年キープで本物になるらしいので、よろしくお願いします。

 というわけで痩せた中将が語ると帝國の運命もより劇的なものに感じられますね…。病を押し隠し、死を目の前にした中将の述懐の厳しさ、それを支える春木大佐と立花大将(もしあれで一人称が『俺』でなく『私』だったら中将より先にわたしが死んでた。もちろん萌え死にで)それぞれが違った己の立ち位置から中将の身を案じる春木大佐と風間少佐、みなそれぞれの見せ場もあってそこが良かった。オレたちの式典はリッターの人数自体がそれぞれの見せ場をちゃんと作れる適正な数なうえ、キャラ立てがきちんと出来ているので、シリアス展開が実にカッコ良いのです。今回もまた、リッターみなそれぞれ良いのですが、わたしの一押しは驚くなかれ草薙大佐!「その昔、帝國には草薙大佐っていう素敵なリッターがいてね、ゴルト城で死んじゃったの。いまは代わりにナギっていう人がいる」とかお友達と言っててごめんなさい!(超失礼)いたよ、草薙大佐、超カッコ良かったよ!春木大佐とも風間少佐とも違う、草薙大佐なりの軍人としての筋の通しかた、五藤中尉に銃口を向けられたときのあの表情、すごく良かったです。どっちかというと可愛い顔立ちなのにね、僅かな凄みと厳しさが見え隠れする苦笑に、撃ち抜かれました。

 オールナイトも、まあ当然だよね、と中将の痩せ具合が格好のネタにされててたいへん楽しかったです。しかしあんなに痩せる薬があるなら普通に欲しい臣民が客席にもたくさんいたと思われます(ダメ、ゼッタイ)。風間少佐仕込みの寿司にワサビを仕込んでのロシアンルーレットが、各リッターのキャラを生かした展開となり、まったく盛り上がらないけど超笑いました。以前打ち上げでやったらよりによって元帥に当たってお通夜みたいになったというエピソードが本当に目に浮かぶ感じで最高でした(笑)。うん、元帥に当たったら、盛り下がるだろうなあ…。そんな風にぐだぐだやっているようで、後半への布石も抜かりないオールナイトで楽しかったです。あそこのフリーダムさがシリアスからコメディへの良い橋渡しになってるんですよね。だから実はあそこも作りこんでるよね、なんてのはとんだ野暮ですが、流れに掉さす自由すぎる野次が客席から聞こえてくると、そんな野暮も呟きたくなるのは年寄りの証拠でしょうか。とほ。

 後半は、薬を呷って死んだ中将(目が開いたまま倒れてて超素敵)のあとを何故か追って自決した立花大将、二人の死体を前にして何が起こったかを訝るリッターたちの前にジュピター加納(はい、ここで加納中佐がようやく登場です)の名推理がひらめいたり、自決した草薙大佐も合流して、なんとかこの運命を変えようという展開になります。本来であれば、ここで後半の物語展開も前半と同じく解説すべきなんでしょうが、いや、ごめんなさい。この後半の流れを的確に説明するのは私の手に余ります(笑)。オレたち14帝國お得意の細かいボケネタがどんどん繰り広げられていい意味でぐだぐだになっていく流れはお約束で実に楽しかったのです。が、要するに中将が飲んでいた薬は、元帥からのダイエットの薬で、その副作用で中将は善良な人格になって戦争を終わらせようとしていた…らしいんですが、いやそれは矛盾してるだろうと途中で目が白黒したのも事実。だって、中将が善人であってはいけない、悪人に戻そうっていうけど、草薙大佐を殺す命令を下したのは悪人の中将じゃないの?そこをクリアするために過去に行ったのではないの?わたしの勘違いか見落としもあるかもしれないので、うーむという感じですが、ちょっとそこらへんの理屈のつけかたがいまひとつだった気がします。しかし、昔の理屈こね太郎なわたしならそこで小一時間文句をつけたかもしれないのですが、そんなわたしを蹴っ飛ばしたのが、幽霊になった中将が生者には死人の声は届かないとさんざん粘った挙句の「アックス!」「はい!」のやりとりですね、間違いなく(笑)。なんて自由なんだ、アックスくん。もう真面目に考えるのが一気に馬鹿馬鹿しくなった(笑)。はい、この自由さは間違いなくオレたち14帝國の強さです。皮肉でも何でもなく、このフリーダムさがオレたちの魅力であります。降参。

 そして同時に、ラストにかけての流れ、戦争はいつまでも続けられなくてはならないというあの展開の底寒さもまた、オレたち14帝國の魅力なのです。自分の覚悟を語るときのうっすらと笑んでさえいるような定光寺中将の表情の凄み。すべてをしめくくる幻創論の書を紐解く風間少佐の声。幻創論が、間違いなくここにあります。それがもう、すべてなのです。

 全体を通しての個人的な感想としては、それでもやはり後半のちょっとした矛盾が整理されていればもっと良かったのに!と思う分はあるのですが、平均点は軽くクリア、な内容だったので、満足しています。オレたち14帝國は、どんなにぐだった構成のときでも幻創論が一本筋を通してくれるので、わたしみたいな精神世界一本槍臣民はそれだけで降参なんだよなあ…。でも、同じくらいに、常連向けの内輪ネタも、リッターのおふざけも、これまでの帝國の歴史で培ってきた財産として、いい感じのバランスを保ってると思います。

 そしてこのあとはR-istのライブだったのですが、わたしは欠席。わたくしごとになりますが(Twitterのほうでは呟いてたのですが)、わたし、この春に地元のライブで片耳を痛めまして、突発性難聴として入院治療を受けました。幸い、治療を始めたのが早かったため、聴力自体は回復しましたが、未だに耳鳴りや耳の閉塞感は続いていて、体調によっては辛いこともあります。幸い、片耳だったこともあり、耳栓して参加すれば大丈夫なはずですが(検索すると、そうやってライブを諦めていないバンギャちゃんたちがたくさんいてほっとしました)、いまはまだどうしても心からライブが楽しめないのでは…という気持ちの方が先にたつ状態です。この先、ライブハウスでのライブに参加することがあるかどうかは不透明なままです。これを読んで下さっている方の中にも大きな音を楽しむのが好きなひとはいると思いますが、本当に、ライブの後に耳の異常を感じたらすぐに病院へ行って下さい。様子をみて…と考えがちですが、タイミングを逃すと聴力が戻らなくなる場合もあります。わたしも、これまでに何回かライブのあとに耳鳴りがしたことはあっても自然と回復したので放置してきた過去があるので、大きな顔は出来ませんが、電話の声が左右の耳で全く違う聞こえ方になっていると気づいてすぐに病院に行ったため、助かりました。

 で、こんなことを長々書いたのは、もちろん、同じような体験をしたひとにすぐ病院に行ってほしいという気持ちもあるのですが、なにより、この式典を観終わったあとにわたしが感じたいちばんの気持ちが「帝國がお芝居でよかった!」というものだったから、なのですね。それがいちばんの感想なのかもしれません。ある意味、式典の出来とは関係ないかもしれない、すごく個人的な感慨でごめんなさい。でも、多少のバンド演奏や軍人大爆発はあっても、帝國はお芝居だからあきらめなくていいんだ、というのが嬉しくて、涙が出ました。これからも心配なく、式典は観ることが出来るのです。それがわたしにとってどれだけの歓びか。本当に、それが嬉しかったです。それを実感できる良い式典でした。

 式典後は、早めの時間ということで、真夜さんと圭木さんのお二人と居酒屋で打ち上げ。帝國のことをはじめとしていろいろと語ってとても楽しかったです。で、本当に出るんだろうかあの本は(笑)。これからもどうぞよろしくお願いします。

|| 22:03 | comments (x) | trackback (x) | ||

CALENDAR
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<<  2017 - 09  >>
ARCHIVES
LINKS
OTHERS
    処理時間 0.190229秒
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
DESIGN BY
ゲットネット