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GARGOYLE「刃~YAIBA~」感想
by くさてる
失敗せずに生きていったって 生きていくのに失敗するのさ  From「失敗R二乗」

 というわけで今ごろですが、GARGOYLEの新作「刃~YAIBA~」の感想です(公式サイト←試聴・購入可能)。前作「龍風」がとても気に入っただけに、今回はどうかなと思わないでもなかったのですが、なかなかどうして。聴けば聴くほど味が出る感じの良作です。相変わらずGARGOYLE以外のなにものでもない。けれど、「龍風」よりは重厚な印象で、やはり「いま」のGARGOYLEだという感じがする。新作がでるたびに、ああこれがいまのかれらなのだなあと実感できるバンドってカッコいい。ましてやそれが、結成20周年を迎えたバンドがしてくれることかと思うとなおさら。以下、各曲の感想など。

◎「ジェットタイガー」…40越えて新曲のタイトルが「ジェットタイガー」って、なんてツッコミはすでに本人たちがすませているので無効だと思います。40超えようが50に手が届こうが、GARGOYLEはGARGOYLEだしな。オープニングを飾るのにふさわしい落着きの無さとスピード感に溢れた一曲です。
◎「花蝶風月」…一曲目に続いて勢いよく、このアルバムの世界に聴き手を引きずり込む勢いのある曲です。とてもGARGOYLEらしいリズムと展開があります。
◎「D・EXIT」…ライブで聴いてたのとかなり印象が違います。ライブのアレンジはもうちょっと軽かったかな?面白い曲調ですが、歌詞が、いい感じでKIBA姫です。この曲に限らず、「刃」は、歌詞がところどころとってもKIBA姫のKIBA姫たるゆえんのきらきらしい心性が透けてみえる感じで、わたしは大丈夫だけどほかのひとはどうかなあとちょっと思いました。まあ、わたしは大丈夫だからいいや(笑)。
◎「アイコノクラズム」…「偶像崇拝」という意味だと教えてくれたのは姫仲間真夜さん。これこそいまのGARGOYLEが、これまでのGARGOYLEの本流としてあった重厚かつ野蛮な世界を新たな展開で示してくれた逸曲です。ライブが楽しみでなりません、マジカッコいいよ…。
◎「太陽の道」…KIBAってね、こういう風に立ってるひとだと思うのです。こういう風に、太陽の下で一番美しい人でいよじゃなく、じりじりした太陽の下で立ち尽くして、目の前の世界をにらみつけながらも、同時にその世界に手を差し伸べているひとだと思う。太陽を見上げるのは目が痛い。痛いけれども、そこから逃げずに、歩いていく道を指し示すひと。大好きな曲です。
◎「韋駄天」…これまたらしい一曲です。ある意味、「ジェットタイガー」よりも歌詞がナウでヤングなエネルギーに溢れていますが、ライブでこれを聴いたなら、わたしはためらわずに「カッ飛べ!」とコールすることでしょう。勝つか負けるかでいうなら、怯んだほうが負けに決まっている。まだヒかぬぞ。
◎「猛毒少年」…少年というモチーフをKIBA姫が好んで使うようになったのはいつの頃からでしょう。思い出せるかぎりでは「少年A」あたりかなあ。しかし、ここにいるのは、叙情的な響きよりもエネルギッシュな輝きに満ちた野蛮な少年です。語り系でも物語系でもなく、巧みな暗喩と情景を絡ませていくだけで思春期の熱情が自然と浮かび上がっていくような歌詞がお見事です。
◎「失敗R二乗」…これもまたGARGOYLEお得意のお祭り系というかなんというかな一曲です。いろいろと仕掛けがあってとても楽しいのですが、わたしも漫画トリオ思い出しましたよ、S子さん…(笑)。ライブで笑い出さない自信はありませんが、きっと笑いながら楽しく踊ることでしょう(わたしどんだけGARGOYLE好きやねん…)。舞台の上のひとも笑ってるはずだからこれまた大丈夫!実に可愛いです。
◎「光の風」…注意報注意報。姫が姫です。苦手なかたは歌詞にお気をつけを。でも、これ、下手な気分のときにライブで聞いたら、にこにこしちゃうか、うっかり泣いちゃいそうだ。そんなわたしはGARGOYLEのこういうところも大好きなのです。どこまでも明るい方向に伸ばしていく手、否定せずに見つめる瞳。ひとりでもそこにいるはずの誰かを信じてつぶやく言葉。
◎「極楽フルスロットル」…「ジェットタイガー」とはる大人気なさでありますが、新曲としてはもっとも早くお披露目してたのではないかな?タイトル通りの明るさとスピード感がほとばしり、突き刺さる歌詞がそれに調和して、実に輝く曲です。
◎「LastHeaven」…先日の20周年記念ライブの最後を飾った曲です。好き嫌いはあるでしょう。姫が姫だと思うひともいるでしょう。でもわたしは大好きです。ひとりじゃない、と云ってもいいじゃないですか。それを嘲笑するのが賢明だとでもいうなら、わたしは愚かでいい。人間は、生まれるときも死ぬときもひとりだから、せめてそのあいだだけは、ひとりじゃないと歌ってもいいじゃない?テネシー・ウィリアムズの云う通り、我々は己の身体を覆う皮膚という独房からは決して出ることはできないのだから。そんなことは、きっと承知のうえで、それでも、いまKIBAはそう歌うのだから。わたしはただそれを見ていたい。KIBAが好き、大好き。

 前作「龍風」とはまた違った意味で、お気に入りです。捨て曲が無いし、さんざん感動しつつも、いまのGARGOYLE(というかKIBAの歌詞)と自分とでは、正直、幾分の距離も感じる。でも、しみじみとこみあげてくる愛おしさと楽しさは、やはりGARGOYLE以外のバンドからは受け取ることができないものです。わたしはGARGOYLEが大好きです。ライブがとても楽しみ…。
 
 とかいってたら、ちょうど一週間前にローソンチケットで取った岡山ライブのチケット番号が10番代でした…。きききっとFC優先で100枚くらい出てるんだよネ!楽しみでなりません

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