「謎のギャラリー こわい部屋」北村薫編(新潮文庫)
「スキップ」等の作品で有名なミステリ作家である北村薫が編んだアンソロジイです。北村薫自身の作品はまったく未読のわたしですが、今回、このア...
読書とか音楽とか日々のつれづれについて。
「スキップ」等の作品で有名なミステリ作家である北村薫が編んだアンソロジイです。北村薫自身の作品はまったく未読のわたしですが、今回、このア...
『F子を覚えていらっしゃいますでしょうか』 電話の向うで、控えめな中年の女の声がそう言った。そしてその一瞬の間にわたしの中で、F子の何もか...
橋本治が解説する日本美術史も、とうとう江戸時代へ。応挙、蕭白、若冲から、歌麿、写楽まで。 ここら辺になると無知な私にもわかりやすい絵...
身近な食べ物をテーマに添えて、中年男女の機微と生活を描いた短編集。 中年への容赦ない視点が、厳しいんだけれど、嫌みでなくて良いです。...
杉浦日向子といえば、江戸の風俗を題材としたマンガで有名な作家です。晩年はマンガ家を引退して江戸風俗研究家として活動されていましたが、わ...
実は1巻から地道に読んでいる。橋本治による、日本美術の解題。今回は江戸篇。 美術を理解したいけど理解できないひとにお薦めかもしれない...
料理をモチーフにした短編のアンソロジー。 良かったのは、辺見庸「コンソメ」、金井美恵子「家族アルバム」、田辺聖子「たこやき慕情」など...
ふとしたことでその存在を知った脅迫犯を追い詰めていく主人公と、犯人の緊迫したやりとりをサスペンスフルに描く作品。 全体的に派手さはな...
SFよりの奇想コレクション。9編が収録されています。 本当の意味での贖罪や救済はあり得るのかと思わされた「マックたち」、藤子・F先生...
三島由紀夫の「黒蜥蜴」をモチーフにした平成絵草紙。 これは本物の耽美でありロマンであり、JUNEでさえある。瑠璃の欠片のような文章と...