pixivに新作「もう一度、あの酒を」を投稿しました。
平和な夕方、ルパン一味のアジトに銃撃戦のニュースが流れた。それを見た次元は、ひとり現場に赴くことにする。そこは次元の気に入りの小さなバーだった…というお話です。
・ジゲフジが前提です。すでに恋人同士と言っていい関係です。そういうものだと思ってお読み頂くこと推奨です。
雰囲気が暗めの次元主役のお話ですが、最終的にはしっかりジゲフジとなります。そういうジゲフジがお好きな方、次元がお好きな方に読んで頂けたら嬉しいです。
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以下、作品について(ネタバレあります)↓
お話としては、すこし暗い雰囲気の話ですが、わたしはときどきこういうタイプの話を書きたくなるのです。孤独で、危険で、死神と呼ばれる男である次元と、そんな次元を包み込むことが出来る唯一の女である不二子というのは、わたしのジゲフジでのお約束のテーマの一つです。でも、そういう展開でも暗いだけの話にはしたくないので、最後にはどこか幸せな雰囲気が残るようにしてみました。わたしはとことんハッピーエンド主義なのです。
そして、もしかしてもしかしてお気づきの方がいらっしゃるでしょうか。このお話、次元が常連になっていたバーとバーテンダーのイメージは、2017年に開催されました「ISETAN × ルパン三世 京都のアジトに潜入せよ」での「次元バー」がきっかけとなって生まれました。あのときの眼鏡のバーテンダーさんがとても良い味だったので、そのバーの常連になってる次元さん、なんだかいいなあと思ったのがきっかけです。それがなぜかこんな展開になってしまって、ただもう申し訳ないというかなんというか……(沈黙)。あたりまえですが、実在の人物やお店とはまったくなんの関係もないフィクションですと強調しておきます。あくまでふわっとしたイメージだけ頂いた感じです。
それでもなんだか気が引けて、とてもではありませんがその旨をpixivで解説することはできませんでした。ごめんなさいごめんなさい。でも、お話のバーテンダーさんはきっと一命をとりとめてるはず!たぶん、次に次元が店の前を通りかかったら、普通にカウンターの向こうにいて、不二子を連れた次元に「そういえばこのあいだ美人とご一緒でしたね」くらいのことをさらっと言うんですよ(そしてもちろんその美人は不二子だったという落ちでよろしくお願いします)。そういう感じです、はい。
それにしても、こうやってジゲフジをあれこれと書いていますと、ほんとうにこのふたりの組み合わせ最高だな!と思います。おまえなんど同じこと書いてるんだという気もしますが、だって毎回しみじみ思うんですよ。
ふたりの距離がまだ遠い時期から、なにかのきっかけで近づく瞬間、結ばれたものの長く続く戸惑いの時期、ゆっくりと関係が成熟して落ち着いていく過程、おたがいがかけがえのないものと認め合う完成の季節、どの瞬間を切り取っても面白くてしょうがない。
あるいは、そんなに真面目に考えなくとも、ただふたりがこどもみたいな口喧嘩をしていたり、一緒にお酒を飲んだり、ベッドに入ったり、ドライブしたり、とかいう場面を考えるだけでも楽しい。もちろん、たがいのヤキモチも忘れないよ、わたしはモテる次元さんとヤキモチ妬きの不二子ちゃん大好きだから!
そんな思いを、ひたすら小説にしています。そして、それをpixivで読んで、ブクマしてくださったり、いいねや拍手を押してくださるかた、もったいなくも感想のお言葉を寄せてくださるかたの存在を、創作のエネルギーにしています。ほんとうに、ありがたく、嬉しいのです。数字がひとつ増えるごとに、素直にニコニコしています。わたしは単純な人間なので!いつもありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします!