55.64の奇蹟(計った)

 ↓ルパン三世TVシリーズPARTⅣ第21話「日本より愛をこめて」の感想になります。ネタバレあるのでお気をつけください。

 わたし、これまでの人生、それなりの期間をオタクとして過ごしてきましたが、アニメを見て心臓発作を起こすかと思ったのは初めてでした。いやはや、もうね!見た人なら分かって頂けると思いますけどね!「皆殺しのマリオネット」を見たときも書いたけど、わたし、PARTⅣに関しては最終話まで見終えてからまともに感想を書こうと思ってたのですよ。
 
 あんなもの見たら待てない。

 これまでずっとやれ「3秒」だの「0.5秒」だの「モニター画面の一部を手で隠せばツーショットに見える」とか言ってきたこのわたしにとって、あの55.64秒の場面は、刺激が強過ぎました。ていうかね、あのね、最終話まで見ずに言っちゃいますけどね、PARTⅣの次元さんと不二子ちゃん、ぶっちゃけ、つきあってますよね!?

 よく「公式が最大手」という言い回しがありますが、ここまでそれを体感したのは初めてかもしれない。なにあの夜明けの空気。あの二人きりのやりとり。OPで不二子ちゃんがくわえてた煙管。次元さんもくわえてる煙管。不二子ちゃんの隠れ場所をきちんと見つける次元さん。ぎゃんぎゃんやりあうことは無く、慰めるようなそうでないような、わずかに微笑みあうだけの大人の空間。「…分かってる」ってなにわかったの不二子ちゃん。とりあえず、わたしはあなたたちがデキてることが分かったけど(真顔)。

 年度末がぐいぐい迫ってきて、平日も帰りが遅くなって、土曜日も仕事で、唯一の休日である日曜日に、一気に溜まった家事とか買い物とか日々の雑事とか猫を洗ったりとかしなくちゃいけないわたしに、公式がガソリンをくれたとしか思えないこのタイミング。ぶっちゃけブログを更新してる暇もいまはないはずなんだけど、見終えてからずっと無印の人が駄目になるソファを抱えて床を転がり回っていたので、そんなことしてるんだったら少しでも文章化して落ちついた方がいいという結論に達しました。

 落ちつかないけどな。ちっともな。

 いやー、ほんとうにいいものを見せていただきました。いま、ジゲフジはあと10年は戦えるくらいの気分になってます。がんばるぞー。