閲覧前のご注意です。
・なにを持ってジゲフジ場面と判断するかについては、すべてわたし(とりこ。)の独断と偏見と妄想によります。
・よって、ふたりの会話、接触場面が基本的なものとなりますが、単にたがいのことに言及したり、同じ場面に存在して隣に立っているレベルのものまで拾っていることもあります。
・該当場面が見当たらない話は題名のみ記載しています。また、「この場面はとてもジゲフジなのに記載されていない」とお思いの箇所がありましたら、ぜひぜひ拍手あるいはメールフォームでお知らせください。ええ、わたしも、もっとあると思うんですよ。
・各場面の紹介のあとに付している数字は、OPからの経過時間(参考配信:Hulu(100~114話)AmazonPrimeビデオ(115~155話)です。あくまで目安ていどですが、ご視聴の際の参考にしてください。
・ここではジゲフジ場面のみの感想ですが、過去に全体的な感想を書いている話には感想へのリンクを張っています。よければどうぞ。
・当然のことですが、すべて本篇のネタバレとなります。ご注意ください。
☆☆☆☆☆
第100話「名画強奪ウルトラ作戦」
第101話「ベルサイユは愛に燃えた」
第102話「ルパンはシャネルがお好き」
第103話「狼は天使を見た」(以上の話では該当場面無し)
第104話「もっとも危険な黄金ベッド」
次元「そう、おまえがまたあの女に騙されたら、黄金ベッドはおれたちがもらう。彼女の言うとおりだったらくれてやる」
(略)
ルパン「分かんないんだよなあ、キミたちには。僕の美しい夢が……」
次元「けっ、美しい夢ってのはあんなブスと一緒にみるもんじゃねえ」(18:35前後)
次元さんがさらっとひどいことを言ってる! この回はルパンと不二子がずっとイチャイチャしているのでそのせいかなあ。
次元「あやうく不二子に一杯食わされるところだったな」(19:07前後)
次元さん安定のツンモードです。でも、この後ルパンが自分の作戦を説明する場面となるのですが、次元と不二子はずっと隣り合っていて、なんだかいい感じだったりもします。
第105話「怪奇鬼首島に女が消えた」
第106話「君はネコ ぼくはカツオ節」
第107話「結婚指輪は呪いの罠」
第108話「哀しみの斬鉄剣」
第109話「ルパン 史上最大の苦戦」(以上の話では該当場面無し)
第110話「激写 これが不二子だ」
ヌーディストの島で全裸で犬と走る不二子に向かい、カメラを向ける仕草でニヤける次元(22:44前後)
次元さんがなにかと「ムッツリスケベ」と言われるようになったのは、パースリでの不二子ちゃんの台詞とこの場面のおかげではないかと個人的に思っています。なんかもうなにやってるのだと見てるこっちが恥ずかしくなる迷場面ですね……。しかしこの回は貴重な次元さんのヌードと「女性恐怖症の気がある」ことが明らかになる場面があるので、ついつい見ちゃうな。
第111話「インベーダー金庫は開いたか?」
不二子「さ、ルパン、五エ門、行きましょ」
ルパン「どういうこった、不二子」
不二子「いいから、早く」(21:00前後)
次元の昔なじみであるキャサリン。彼女の真意を察して、次元とふたりきりにしてあげるべく、五エ門とルパンを連れ出す不二子、という、ジゲフジ場面としてはせつないというか不二子ちゃんいい女だな……という場面です。新ルの不二子ちゃんは話によってはほんとにひどい悪女ですが、こういうところがあるからいい女なんだよな……。
第112話「五右ヱ門危機一髪」(感想)(該当場面無し)
第113話「作戦名は忠臣蔵」
ルパンと話す吉良の幽霊を見て驚く次元と不二子(06:00前後)
ふたりして並んでドアからのぞいて驚いてるのが可愛いカットです。
次元「待てよ不二子。まだ幽霊と決まったわけじゃないだろう」
不二子「決まってるわよ!」(06:20前後)
幽霊を見て逃げ出そうとする不二子に次元が声をかける場面ですが、ここ、なんか次元さんの声がやさしいんですよね。
(吉良が幽霊と気づいていないルパンを見て、次元と視線を見かわす不二子)
不二子「あのね、ルパン……」(22:00前後)
ふたりがアイコンタクトしてる! それがまたすごく自然な感じでいいのです。やはりこの頃にはもうつきあってるのでは……。
第114話「迷画 最初の晩餐の秘密」
不二子「10年前、超能力科学研究の世界的権威、ネッスル博士が行方不明になった事件を覚えてる?」
次元「ああ。確か、透視の能力を科学的に開発する理論を発明したんだったな……おい、それじゃ」
不二子「銭形の目薬は博士が十年間研究の末開発したものよ。そしてそのスポンサーになったのがあの女。名前はノヴァ」(13:10前後)
すごい説明台詞の応酬で笑っちゃうんだけど、そんな10年前の話を、いまさら覚えてる? とか振られて覚えてる次元さんがすごい。そのあとも不二子ちゃんの説明はルパンを置き去りにして次元さんのみに向けられてるのです。なんか仲が良いぞ!
次元「ま、なんてこった。キリストの遺産がこんなばっちい哺乳瓶一個とはな」
不二子「でも、キリストにとっては自分を育てるのに使われたこの哺乳瓶は確かに宝石よりもずっと価値があるかもしれないわね」(22:22前後)
哺乳瓶を見てあきれる次元。それを不二子に渡すのですが、そのとき、ちょっと微笑んでるのです。やさしい。というか、なんか気安い感じがしてすごくいい。しかもこのあと、ルパンのいつものセクハラに怒った不二子ちゃんがその哺乳瓶をルパンに突っ込むのですが、次元さんはそれを見て、実に愉快そうに笑うのです……笑うのです……(重要)。
第115話「モナリザは二度微笑う」
五エ門「あんな女のことは拙者は知らぬ」
ルパン「いや、しかし……」
(次元、ルパンに対して指で五エ門と不二子の間にトラブルがあったことを示唆し、そのいきさつを耳打ち)(05:20前後)
これ、ルーブルに行ったときにモナリザを誉めた五エ門を不二子がマザコンとからかったせいなんですが、肝心なのは、この話を次元さんがどうやって知ったか、ということなんだと思うんですよ。だって、このときだって五エ門はぷんぷんしててそのいきさつを語ろうとしないから、五エ門から聞いたわけではない。つまり、この話を次元にしたのは不二子ちゃんということになります。ふたりはやっぱりそんなに仲良くなってるってことですよね!(確信)
第116話「108つの鐘は 鳴ったか」
次元「だが、五エ門がよ……」
不二子「頭来ちゃうわ。ああやって滝に打たれていったいなんのつもり? もう二時間になるわよ」
次元「まったくなあ……」(1:58前後)
滝に打たれる五エ門を待ってるルパン一味ですが、次元さんのそばでぷんすかしてる不二子ちゃんに視線を向ける次元さんの仕草が自然でイイ感じです。
第117話「チューインガム変装作戦」
第118話「南十字星がダイヤに見えた」
第119話「ルパンを殺したルパン」(以上の話では該当場面無し)
第120話「フランケンシュタイン ルパンを襲う」
不二子「死者を霊界からから呼びだしてその魂と交信することよ。かれらは交霊術を使って、死んだ海賊キッドやコロンブスの霊魂をあの世から呼びだして埋蔵金のありかを聞き出したらしいの」
次元「なるほど」(4:26前後)
なるほどじゃない!(笑)あらためて見ると、こんな話を疑いもしない次元さん、大丈夫ですかという感じですが、このあともさすがに疑うルパンをいなして不二子ちゃんと話をすすめる始末で、いつもの調子はどこへ? という雰囲気です。不二子ちゃんのことを信頼してる感じがあって素晴らしいです。
第121話「オレの爺さんが残した宝物」
不二子「あらあら、破けちゃったじゃないの、おじいさんの形見」
次元「なんだこりゃ」(03:45前後)
ルパン一世のシルクハットを確認している不二子の手から、とても自然にそのシルクハットを取る次元。取られたからといって、不二子ちゃんも怒りもせず普通に微笑んでるのです。マジで。
不二子「ということは、近くに排水溝があるはずだわ」
次元「そういうこと、お利巧よ、子猫チャン!」(17:28前後)
待って。え、なに、この急激な距離の縮まり方。猫はネコでも、これまでなら次元が不二子を呼ぶのなら「泥棒猫」と相場が決まっていたはず。それがいきなりの「子猫チャン」呼ばわり。たいへん、この次元さんには不二子ちゃんが子猫ちゃんに見えてます、しっかり!(しなくてもいい)
第122話「珍発見 ナポレオンの財宝」
次元「ほう、不二子がかっさわれたっていうのか」
ルパン「ああ……」
次元「そいつはめでてえや。乾杯といこうぜ、ルパン」
ルパン「乾杯だあ?」
次元「そうさ。あんな女はいないほうがおめえのためってもんだよ。これで厄介払いができた」(04:27前後)
不二子ちゃんの自作自演の誘拐劇をしっかり見抜いてると思しき次元さんは余裕の態度です。つい一話前には子猫チャン呼ばわりだったのに!
次元「馬鹿言え。おまえが殴られるのを笑ってみていたのさ。あのタマならやりそうなこったよ」(05:18前後)
まるで見てきたようにいう次元さんですが、実際にそんなタマだった。同じことを言うのでも、ちょっと前ならルパンのために怒ってた気がするんですが、なんでしょうねこの余裕。おれの女がやることはお見通しだよってことなんですかね。
次元「こいつはな、みんなあの悪女のカラクリってことだよ」(21:15前後)
今回は最初から一貫して不二子ちゃんの悪巧みを見抜いている感がある次元さんですが、それをルパンにご注進するときも怒るよりはあきれてる感がありますね。やれやれって感じなのかな。最後の最後でお仕置きとしてビキニ姿になった不二子ちゃんを見て、ルパンと一緒に笑ってるとこもなんだか意味深ですな。
第123話「泥棒はパリで」
第124話「1999年ポップコーンの旅」(以上の話では該当場面無し)
第125話「オイルダラーの大謀略」
次元「発明家気取りの薄汚い連中さ。ボスのイブ・タンピンってのは蛇のように執念深いやつって噂だな」
不二子「連中が最近開発した兵器に好きなときに好きなだけどこでも雪を降らせるスノーカノンがあるわ」(15:00前後)
真面目なお仕事話をしてるはずなんですが、次元さんてば酒の入ったグラス片手に余裕の表情で、不二子ちゃんの後ろに立ち、座ってる椅子の背中に手をやっているんですよ。なにこの距離の近さ!
第126話「地獄へルパンを道づれ」
次元「なに、不二子が大きな仕事だと? よせよせ、またおれたちの上前をハネようってんだよ」(02:53前後)
次元さんの通常運転ですが、同じことを考えた五エ門がうまく逃げたのに対して、ルパンに拘束されて連れていかれてる落ちが笑えますね。ルパンが不二子ちゃんにひどい目にあわされることはしょっちゅうだけど、ほぼ自動的に次元さんもひどい目にあうからな……。
次元「はっはっはっ、こいつはいいや! ということは、不二子の大仕事をルパンは最初っから信じていなかったってわけだ!」(22:30前後)
だからこんな風に大喜びするのも分かりますよね。わたしは次元さんがこんな風に不二子ちゃんに一泡吹かせるというか一矢報いる感じの言動をするのも好きです。
第127話「直撃! デッドボール作戦」
次元「アナタではない、ソナタだ」(02:04前後)
不二子ちゃんのピアノを仲良く鑑賞している三人というちょっと珍しい冒頭です。ルパンはともかく、次元さんなんて、そんなこと誘われたら、ケッて断りそうなのに、煙草を片手にイイ感じです。このあとの、忍び寄ってきた殺し屋を三人が退治するくだりも含めて、不二子ちゃんは三人のお姫様なんだなあという感じがしますね。
第128話「老婆とルパンの泥棒合戦」
第129話「次元に男心の優しさを見た」(以上の話では該当場面無し)
第130話「ルパン対奇人二面相」
不二子「ねえ、ルパン。きっと何百億フランもするすごいものよ、頂きましょ」(02:43前後)
ここ、ソファに無造作に座ってる次元さんの隣に不二子ちゃんという配置なもんだから、画面が移動して不二子の隣にルパンがいると分かるまで、ジゲフジのふたりが仲良くひとつソファに座っているのかと思って動揺してしまいました。結局、三人で仲良く座ってるんですが、それでも隣同士なんだよ……。
次元「いや、きっと不二子みたいなもの好きがやったんだろうよ」(04:00前後)
こうやって軽くからかっちゃうあたりとか、不二子ちゃんに対して距離が近い感があっていいな。
次元「なに、ルパンがマグレ警部に拉致されただと? うん、うん……、分かった不二子(略)、早く見つけるんだ」(14:48前後)
不二子ちゃんから連絡を受けてあわてる次元さん。新ルもこの頃になると不二子ちゃんを含めたルパン一味、というフォーマットが固まってるせいか、こんな場面がちょくちょくありますね。嬉しい。
第131話「二人五右ヱ門斬鉄剣の謎」
不二子「銀行なら、7、8億は固くてよ。全部で20億。4人で仲良く分ける気になったの? 五エ門」(04:16前後)
そんなことを言いながら、ごく自然に、ナチュラルに、当たり前のように、次元の座っているソファの隣に腰かける不二子ちゃん。しかも二人用と思しき大きさのソファ、これは俗にいうラブソファってやつじゃないですかね! 次元さんが片手をソファの背に回してるもんだから、そのまま肩を抱くんじゃないかと思ったよ……。
次元「おい、こいつは匂うぞ」
ルパン「なにが匂うんだ。ははーん、不二子なんかさらってないってんだ」
次元「違う。不二子と二駄衛門がグルかもしれんってことだ」
ルパン「いや、そりゃないよ次元。この期に及んで冗談キツいや」(06:16前後)
まあ百人が百人そう思ったように、次元の勘が正しかったわけですが、次元はいつも不二子ちゃんの真意を見抜いてるってことでいいですか。
次元「なあ不二子。気の毒だがこいつは偽物だ」(22:26前後)
そして、不二子が五エ門たちを裏切ってまで手に入れたダイヤは偽物、というところまで次元が確認する、この距離感がすごくない? これもまたお見通し、という感じで……。
第132話「霊山ヒマラヤの泥棒教団」(該当場面無し)
第133話「熱いお宝に手を出すな」
次元「ん? いいのかね、あんなのとイチャイチャしちゃって」
五エ門「鬼の居ぬ間のなんとやら、だ。これをみろ」
次元「なに、峰不二子女史、南極探検隊取材へ……? ははー、納得」(01:58前後)
クラウディアとデートを楽しむルパンを見てのやりとりですが、なんかこの達観した感じがよくないですか。不二子の目の届かないとこでは好きにするルパンに、あきれるでもなく笑って納得、というこの立ち位置がとてもよろしいです。
第134話「ルパン逮捕頂上作戦」
次元「しかしそれが不二子からの情報だってのが、おれにはちょっと気に食わねえがな」(02:10前後)
相変わらずのツンモードですが、このあと、ルパンから〝ハネムーン〟という言葉を聞いて、五エ門と声を合わせて驚く場面があります。そんなことないってわかってるくせに、可愛い。
五エ門「あの女狐、どうせ今度も裏切るに決まっておる」
次元「そうそう! そのへんが全然わかってねえんだから、手が付けられねえよ、このカボチャ頭!」(02:51前後)
五エ門が言うように、いつものことなのに、次元さんはすっかりあきれてる。やはり結婚をエサにしてるのが気に食わないのでしょうか、マジモードであきれてるのがすごく可愛い次元さんです。
次元「不二子、まさかと思うが本気なのか?」(06:10前後)
いちおう確認するこの声が、半信半疑って感じで良いです。このあと、不二子に肯定されてもずっと信じてないのがまた良い。
次元「信じられねえなあ、おれには」
ルパン「ひがんでんのよ、次元は。自分が女にモテねえからって。ヒジョーに醜いのよね、そういう根性は。さ、早く乗って乗って」
次元「ま、いずれスイスに着いたら、あの女の化けの皮、おれがひんむいてやる」(06:58前後)
ヤキモチ? 思わずそうつぶやきたくなるくらい、結婚が本気だと信じてはいないけど、ムカついている姿勢を隠さない次元さんがご覧いただけます。不二子ちゃんと(まだ)つきあってなくても、(もう)つきあってても、どの場合でもいろいろと妄想できて美味しい場面ですね……。
第135話「毒薬と魔術とルパン三世」
次元「しかし、材料費だけでマキシムに行けそうだな」(02:10前後)
不二子ちゃんの手料理のために三人が買い出しに行ってる冒頭の場面。この皮肉な言葉が次元さんぽいですね。ルパンと違って、たいして期待してない感じが素直だ。
次元「しかし不二子。ボルジア家って言えば、先祖秘伝の毒薬を何十種類も使うってこわーい一族だぞ」(03:10前後)
不二子のための買い物袋を抱えたままでそんなことを言う次元さんが可愛い。
次元「それより不二子、今回もいろいろやってくれたな。あとで話をつけさせてもらうぞ」
不二子「そんなつもりなかったのよ、ルパン、助けて」
ルパン「まあまあ次元ちゃん次元ちゃん、不二子も悪気があってしたわけじゃないんだから」
次元「悪気だよ!」(19:35前後)
普通に笑ってしまった、このやりとり(笑)。しかし、あとで話をつけるって意味深ですよね。ふたりでいっぱい話すればいいと思うよ!
不二子「ねえ、あたしをどうする気、そんな怖い顔しないで!」
次元「許さないぞ、不二子」(22:07前後)
ここ! ぜひともリアルで聴いて頂きたいのですが次元さんの声が、すっごく軽くて楽しそうなんです。そして、みごとボルジア家の毒薬のおまけで服が溶ける薬をかけられ、次元さんの真ん前でむきだしのバストを露出しちゃった不二子ちゃん。なにより、目を背ける五エ門に対して、にやっと笑ってピースサインを送る次元さんがすごい。ちっともハードボイルドじゃない、嬉しそうだな!
第136話「ゴールドバタフライの復讐」
第137話「華麗なるチームプレイ作戦」(感想)(以上の話では該当場面無し)
第138話「ポンペイの秘宝と毒蛇」
次元「おお麗しのナポリか、まずは乾杯といこう」
不二子「ボンペイの遺跡はどのへんかしら」
五エ門「これより南に20キロほどのところにある」(02:07前後)
珍しく、ルパン抜きの三人でお食事です。でもテーブルの上にあるのは見るからに二人分のお食事なので、あの、もしかして次元と不二子のデートに五エ門が後から合流したとかそういうことなんでしょうか、もしかして。次元さん、機嫌良さそうだし。
不二子「ほーんと銭形警部ってあたしたちの邪魔ばかりしてヤな性格。言ったげなさいよ」
次元「とっつあーん! そういう性格は友達なくすぞー!」(12:57前後)
言いなりか!(笑)不二子ちゃんに言われるがままに銭形警部にひどいこと言う次元さん。ねえねえやっぱりこのふたりの距離、どんどん近くなってない? 不二子ちゃんも遠慮が無くなってない?
第139話「ルパンのすべてを盗め」
次元「その地図、こちらに頂こうか」
不二子「いやだと言ったら?」(19:07前後)
久しぶりにシビアな感じで不二子に対峙する次元です。でも、不二子の返しには、にやっと笑う。そこに現れたのは五エ門ってあたり、ふたりで組んで不二子をお仕置きってパターンですね。
第140話「狼は走れ 豚は転がれ」(該当場面無し)
第141話「1980 モスクワ黙示録」
次元「あの馬鹿。また不二子に色仕掛けにのせられやがってよ」(03:45前後)
ルパンが不二子とイチャついているところをモニターで見ながらあきれて足でスイッチを操作するあたりが次元さんぽい仕草です。どういう気持ちで見てたのかなー。
第142話「グランドレース 消えた大本命」(該当場面無し)
第143話「マイアミ銀行襲撃記念日」
ルパン「五エ門、次元ちゃんのお返事がないんだけども」
五エ門「あやつ、急に腹が痛くなったとか申して、さきほど窓から飛び降りた」
ルパン「あの野郎!」(07:32前後)
大事なのはこの直前の場面、不二子ちゃんも「なんであたしがあんな三流銀行襲わなくちゃいけないのよ」と先に車を降りてるんですね。で、その直後のやりとりがこれ。つまり、ふたりはルパンと五エ門を残して二人仲良く一抜けしている! きっとこのあと合流したと思われます。つきあってるの隠さなくなってきたのかなー。
第144話「不二子危機一髪救出作戦」
次元「不二子が誘拐されたんだよ!」(05:00前後)
ルパンのところに駆け込んできての一言ですが、さて、問題です。なんでこのひとはそのことをいち早く知っていて、状況までご存じなのでしょう。会う約束してたとか?
第145話「死の翼アルバトロス」(感想)
第146話「ルパン 華麗なる敗北」
第147話「白夜に消えた人魚」
第148話「ターゲットは555M」(感想)(以上の話では該当場面無し)
149話「ベールをはいだメッカの秘宝」
次元「念のために聞くが、誰が持ってきた情報だ」
ルパン「ふーじこちゃん」
次元「またあの女か。いやあ、信用できねえな」(03:25前後)
安定のツンモード。いちおうたずねるけど、答えは分かってた感がありますね。
次元「お姫さまよ、あんんたなかなかやるじゃないか」
パトラ(不二子)「雑魚はお黙りなさい、雑魚は」
次元「雑魚かどうか、ためしてみたらどうだ」(08:10前後)
次元たちは気づいてませんが、パトラは不二子の変装なんですよね。不二子と分かってみれば、次元を雑魚呼ばわりで、なおかつ次元を驚かせる銃の腕前というあたりがカッコいい。
次元「おーい、待ちやがれ! おれはどうなるんだよ」
パトラ(不二子)「雑魚に用はありません、雑魚には」
次元「クーっ!」(09:38前後)
そしてパトラ率いる警備員にルパンはつかまり、次元さんは首まで土に埋められて置いていかれるのですが、ここでも雑魚呼ばわり。不二子ちゃん楽しんでたでしょ。
(そういういきさつもあってか、最後の最後、飛行機の場面で不二子をやっつけたルパンの後ろで座席の上から帽子だけ振って、自分がここにいると示す仕草がお洒落でいいですね)
第150話「ピアノ交響曲『動物園』」
次元「ルパン、おれはこの話は降りるぜ」
不二子「どうしてだい、次元」
次元「不二子の魂胆は見え見えよ。それにおれは芸術家ってのは大嫌いだ」(05:48前後)
いつものツンモード……のようでいて、ケレンスキーにポーっとなってる不二子ちゃんのことを敏感に感じ取ったのでは? という疑惑も浮かびました。
不二子「あら、あなたがた尻尾巻いて逃げちゃうつもり?」
次元「なに?」(06:00前後)
不二子の言葉に、敏感に反応する次元さん。ほらー、ある意味、ルパン以上に不二子ちゃんの挑発に弱いんですよね、このひと。
不二子「……ま、あなた方でも無理でしょうね。悪かったわ、忘れてちょうだい。ほかあたってみるわ」
次元「不二子。おまえの見え透いた手だって分かっていても、そこまで言うなら乗ってやるよ」
不二子「ありがと、次元」(06:34前後)
つきあってる。すいませんつい素直に見たままを口に出してしまいました。なんだろう、不二子、と大きく呼びかけておいて、軽く笑ってこんなこと言って、帽子に手をやるこの完璧な次元仕草。それがすごく自然なの。昔だったらこんなこと言われたらまず誰より先にルパンが手をあげるのに、次元が先を越し、それを踏まえて不二子は五エ門に許可を取り、ルパンがちょっと出遅れた感じになってるのがなんかすごい。やっぱりそろそろつきあってるのを隠さないように(略)。
第151話「ルパン逮捕ハイウェイ作戦」
次元「おれもだ。不二子のために危ない橋を渡るなんてまっぴらだ」(02:45前後)
いつもの流れですが、ルパンとふたりのスイートホーム、しかも「もちろん協力してくれるわね?」なんて念押しされたのがさらに頭に来たのかなあと思ったり。ほら、次元さんはクラシックな男だから……。
次元「ルパン、これを潮にあの女のことはあきらめろ。それともなにか、あいつを助けるために、命をはろうってのか」
ルパン「だって、愛しちゃってるんだもーん」
次元「けっ、勝手にしろ」(10:50前後)
いいなーこの感じ。ルパンの愛は揺ぎ無く、次元もそれを分かってる。無駄と知りつつ、あえての確認のやりとりのなかに、男二人の関係性が見えます。そしてジゲフジ派としては、不二子ちゃんのことを心配していたとしても、自分のそれは後回し、な次元さんの心情も勝手に忖度してしまいますね。
第152話「次元と帽子と拳銃と」
不二子「次元の腕を借りたいのよ。次元、なあに、その頭(笑)」(13:14前後)
あの次元さんが顔を真っ赤にして恥ずかしがるというレアな場面ですね。このお話自体はなかなかにトンチキな設定で押し通したトンデモ話だと思うのですが、いろんな次元さんを見られて面白いのは確か。
次元「それはどういうことだ、不二子。まさか今度の事件もおまえが一枚噛んでるんじゃないんだろうな」
不二子「ええそうよ」
次元「なに?!」
不二子「だってこんなことになるとは思わなかったんですもの」(14:25前後)
なんだこの気安いやりとり。次元さんはそれどころじゃないんですけど。
不二子「あたしが、まだ次元が残ってるって弁護士に教えたの。あの会社の株だけでも百億ドルにはなるわ」
次元「よけいな……」(15:35前後)
うん、ほんとうによけいなことをした(笑)。悪気はないとはいえ、さすがは不二子ちゃんといわざるをえない所業です。いつもの次元さんだったら怒鳴り上げたでしょうに、なんかもうぐったりしてて、ちょっとお気の毒。
不二子「ファッツは?」(22:34前後)
ヘリに引き上げられた次元の肩にそっと手をやる不二子ちゃん。ええ、そっと手を(繰り返し)。ふたりの距離が近い……。
不二子「まあ、すごい、おめでとう次元」
次元「は? おれの帽子だ。不二子、どうしてこれを」
不二子「お金を積んで、徹夜で帽子屋に作らせたの」(22:45前後)
みなさん、聞きましたか、不二子ちゃんが身銭を切って、次元のために帽子を! あの不二子ちゃんが! 身銭を切って! まあ最初からそうしておけよって話でもあるんですが、ここはまあ不二子ちゃんが次元のために帽子を作らせるというディティールが必要だったということで、ひとつ。
第153話「神様のくれた札束」
第154話「ヘクサゴンの大いなる遺産」
第155話「さらば愛しきルパンよ」(感想)(以上の話では該当場面無し)
☆☆☆☆
……というわけで、TVシリーズPART2(新ル)のジゲフジセレクションVol.3でした。Vol.1,Vol.2と続きましたが、今回で完結です。相変わらず、該当場面無しの話も多いのですが、そう思ってると連続で距離の近さが目立つ回が続いたり、油断ならない感じです。ルパン一味と不二子ちゃんの関係性が安定して、いつも4人で行動するのがあたりまえになってくると、ますますそんな感じ。そして最終的には、あの不二子ちゃんが身銭を切って次元に大事な帽子を作ってくれるというラブいエピソードにたどりつく、という。あたり、まあ、ナチュラルにつきあってるってことでいいんですよね? という思いでいっぱいです。楽しかったー。
個人的に、このVol.3(第100~155話)の、ジゲフジセレクション的な意味でおすすめエピソードは、第135話「毒薬と魔術とルパン三世」第150話「ピアノ交響曲『動物園』」第152話「次元と帽子と拳銃と」です。ジゲフジ派のみなさまの今後のご視聴の参考になれば幸いです。この調子で今後もTVシリーズのチェックを続けていきます。つぎはパースリ! 頑張ります♡