楠本柊生帝國元帥 presentedライヒス・リッター「第14帝國物語?元帥がやってくるYar!Yar!Yar!?」(名古屋ダイアモンドホール)

 さて、いよいよ「楠本柊生帝國元帥 presentedライヒス・リッター「第14帝國物語?元帥がやってくるYar!Yar!Yar!?」の日です。発表があってから、再演とは分かっていながらも、再びかれらの姿が見られるという事実だけでも十分に楽しみだったこの日。名古屋駅で、まずは懐かしい面々及びごぶさたな面々とご挨拶。バレンタインのラストの追い込みが華やかな高島屋のレストラン街で、軽く食事とあいなりました。
 といいますか、実はわたし、職場の健康診断の結果が多少気まずいことになっており、お医者様からは節制したうえでの再検査を命ぜられている身分なのです。だからハイネケン(小)にとどめました。あ、お代りはしてません。今回は終わりの時間が読めないし、最後の打ち上げもなさそうなので、あらかじめ打ち上げておきました(反省します…)。あと、アマザカーの皆様に「オーライ!」とかささやいて夢見心地にさせるなどの嫌がらせも少ししてました。(これは反省しません)。まあ、自分はずっとこだまきゅんこだまきゅんとうるさかったわけですが。
 
 …児玉少尉なあ。かれが帝國を旅立ってから(一時帰還はあったけれど)10年(1000年の3月)ですよ。ということは、現在28歳。アアアアラサー?今回のVol.22の初演からは9年(1001年の3月)。元帥が帝國を離れてからは4年(2005年の12月)。自分ではそういう日付をちっとも覚えておらず、実感もないので、全部自分の前のサイトで調べました。そして思ったのは、いやあ、わたしってどM。あんなこと書き散らかしてるのをそのまま残して、HNも変えず、リンクも切らずにいるんだもん。10年前の自分の日記ですよ、そんなものをワールドワイドに晒したままなんだもんなあ。一度WEBにUPした文章を削除するのを潔しとしないといえば聞こえはいいが、単にナルシストなだけかもしれん。
 そしてそれを見れば、自分は児玉少尉が帝國を4年間離れると知ったとき、4年後も帝國ってあるの?そもそも自分は4年後も帝國を好きなの?そんなのわかんないのに、ひどい!とか本気で憤慨しています。いやあタイムマシンあったら10年前に戻ってハリセンで自分の頭どつくね。それも無言で。ああ、わかにゃん、ふじたさん、さるさん。児玉少尉はどうやらそのまま、帝國に戻ってくるようですよ。写真を見る限りでは怖いくらいあのまんまですよ。あとは背の伸びる國に行ったんだから、身長に期待するのみですが、おそらくはきっとあのまんま。
 
 じゃあ、わたしはどうだろう。あのまんまなのかしら。元帥が帝國を離れた、そして戻ってきた。ううん、これは戻ってきたのかなあ。それさえも良くわかんない。元帥の発言はいつも韜晦とファンサービスと思わせぶりと誘い受けが多すぎて、結局なにを言いたいのかがわたしにはよくつかめない。わたしは、今日の式典あとのトークイベントにも参加しないから、きっと今日の式典そのものが、その疑問のわたしなりの答えになるんだろうな、ぼんやりとそんなことを思いました。
 食事の後は、真夜さんと合流して、そのままダイヤモンドホールへ。もちろん、そこでも懐かしい顔と何人も再会してご挨拶の嵐。きっと会場内にはいたけれど、わたしが見つけられなかったひともたくさんいたことでしょう。そんな感じの「ひさしぶりー!」という悲鳴が、会場内のあちこちで聞かれていました。まさに同窓会。真夜さんと並んでダイヤモンドホールに座り、式典を待つ。ああ、この感覚も久しぶり。式典内容は再演と分かっていたけれど、元帥のことだからなにか仕掛けてくるかもしれず、なにより、あの皇認独裁官にして帝國元帥の姿が、あの演台から現われたときに、自分がどうなってしまうかが分からずにいました。
 
 しかし、そんな感傷的な気分は、入場時に配られたチラシを見ると、ある意味、吹き飛ぶことに。ライヒスリッターハーフってなに?ていうか、GPRAのゲストに有馬龍ノ介改造計画ってなに!ちょっと待ってちょっと待って。ぜえぜえ。5月15日のZEPPは知ってる。3月17日のR-istもチケット取った。それに追い討ちかけるように、4月18日がGPRA、4月30日と5月1日が「ライブハウス凱旋式典」ってなに。これはいったいなに。おかえり立花大将ってなにー!(そしてどうしてVol.7なんだ14帝國。いつぞやのハートランドでも再演にこれを選んでたけどそんなに好きかあれ)、そしてもちろん、「オレたち14帝國」の予定も並んでるわけです。あまりのことにしばらく息をしていなかったのでしょう(死ぬがな)。一気に頭痛が起きてわれに返りました。わたし落ち着け。おそらくこの日、チラシを見た古参の地方臣民が必ずつぶやいたはずである言葉をわたしもまたつぶやきましょう。「月に一回新幹線に乗る生活がまたやってくるなんて
 いやもう、わかんない。これでわたしはまた混乱した。元帥が、帝國が、今後の状況をどう考えているかが分からない。今日を限りのものならば、単なるお祭り、同窓会で終わる話なのだけどなあ。
 しかしそうやって頭を抱えながらも、容赦なく時間は流れ。いくらか時間が押して(帝國時間ですね)いつもの「Numb」が流れ始めた瞬間、会場内に広がった「なつかしいー」の声がちょっと意外だった。あ、そうか、みんな「オレたち」に来てないなら、あの分裂以降、帝國を訪れていないのなら、それは確かに懐かしかろう。わたしとしてはそれよりも、あの赤い光に照らされたずらっと居並ぶリッターたちの姿、そして、立花大将と定光寺中将によって読み上げられたのが元帥の略歴であったことのほうが、懐かしく、キた。それはおそらく、舞台の上のおふた方も同じだったようで、もうなんというかこみあげるこみあげる中将の血管が浮き上がる、という感じで(笑)、でも中将が「復活です!」と叫んだ瞬間に、その響きの切実さ、晴れがましさにたまらない気持ちになった。そして、青い髪の元帥が現われ、あの声を発した。
 わたしは泣くと思ってたんだ。でも泣かなかった。むしろ、その姿に見とれた。「宇宙と恐竜」を見ていて本当に良かった。あのときの青い髪が、失敗してて良かったとも思った。わたしがあれだけの気持ちと時間を越えて、もう一度見るべきだったのは、この完全な元帥の姿でなければならなかったのだから。完全な元帥。青い髪と黒いマントと、なによりも、その周りに忠実なる己のリッターを従えた姿。3TOPのオンブラッタのカッコよさには真実、痺れた。ダイヤの広さにぴったりだと思う。中心の春木大佐が素晴らしくカッコよく、「オーライ!」と飛び出した天崎少将はいうに及ばず。ああ、やっぱり、これがオンブラッタだ。わたしは「オレたち」におけるいわば改変版のオンブラッタもこよなく愛する人間でありますが、しかしやっぱりこれには抵抗できない、する気もない。わたしは上手だったので、すごく見えにくかったのですが、後ろのほうでなんかちびっこい子(愛情に満ちた表現)が一生懸命に旗に振られていたのも確認。ああ、いる、と思った。すごく安心しました。
 さて前半。ほぼ記憶にあるとおりの内容でした。しかし、元帥と大将のやりとりとか、普通にきゅんきゅんした。なんかリッター皆が余裕あっていい雰囲気の前半です。仮面が出てきたので、ひそかに期待していた春木大佐花婿Verの式典ではないのが分かり、それはちと残念でした。しかし、舞台上のリッターを見てると、とても不思議な気持ちになった。懐かしい、ではなく、不思議。式典内容は見事に9年前のままで、舞台にいるリッターもそうそう容色が変化しているわけでもなく(オレたちメンバーは、ずっと見てきているので違和感もなし)、なのに、不思議なくらいに、いま、これを見ているという感覚。うまく言えませんが「あの頃に戻ったみたい」ではなく、まるで十年前にフリーズドライされた花を愛でているような、そんな感覚。いくらフリーズドライでも、それが自然なあのときのままの花でないのは事実。それが分かって、どうしていいか分からないまま、その花を眺めているような、そんな気持ち。要所要所では、ときめいたり、わくわくしたりしながらも、わたしはずっとその気持ちを抱えたままでした。
 オールナイト14。正面から復活の話をしないあたりがさすが元帥です。いちいちのツッコミがなんていうの本当にああ元帥……と、にまにましてしまいました。元帥ってこうだったよねーと。中将も嬉しそうでなんていうか可愛いなこのやろうという感じ。しかしここも時が止まっている。草薙大佐の「なつかしーな!」という一言が、すごく象徴的。ああ、この元帥にとっては草薙大佐はそのまんまなのね。未だにそのネタなんだ、と。同じお久しぶりでも、天崎少将にはそんなことを感じなかったんだけど。それはかれがたぶん時を越えた超然としたキャラだからだな。天崎少将は百年後も百年前もああだろう。立花大将とつっつきあってるのがすごく楽しそうで良かった。
 どうなるかなーと思っていたCM。「あ組」。吾妻中尉、天崎少将、秋山少佐、阿久須少尉、有馬大尉ら、頭文字に「あ」がつくリッターが踊る不思議ユニット。超新塾かと思った(笑)。なんでそうなるか分からない天崎不思議ワールドですが、笑ったなあ。実に楽しそうに纏を踊らせるあっくすくんが超可愛かった。そして無いわけがない「成り上がりエックス」。ぶっちゃけ、わたしは加納中佐には不思議なくらい何の感情も持ち合わせていないのだけど(悪い意味じゃないですよ)カノーンさまは大好きだ。でも平均年齢の上昇とかさー、言われなくても臣民たち自身が言い合ってるよ。だってきっと十年くらい前にハマってたどのジャンルでもそんなこといわれるお年頃だもん! そしてまさかまさかの「アデランス」。待って待って待って!わたし、どうやって自分は上手にいると舞台の上のひとたちに伝えれば良かったの?!(知らんがな)ていうか双眼鏡は!?(ないがな)。あのCMのネタやってるだけなんですけど、端っこに、ちびっこい子が。ずんぐりむっくりな子が。わんわんが。なんだろう、9年前にもちょっと特殊なフィルターを装着していたことは自分でも分かっていたはずなのに、フィルター、復活したみたい。猫の瞬膜みたいなのがにゅるっと出てきてわたしの瞳をがっちりキャッチ。まあみなさん気がつきましたか。今日の式典に素敵な秋田犬がいたことを。柴犬の座はあっくすくんに譲ったのね。そうよね。児玉くんは賭けてもいいけど、パンチになってわんわん飛び回ったりできる軍人じゃないもんね。その不器用さがいいんだけどね。わんわん復活!おめでたいね!(わたしの頭が)
 さらにリッターオリエンテーリング。すごい、こういうのやった気がするけど、本当に覚えていない(笑)。なんかやったような気はするのだけど…(今回、自分の過去感想を読み返してみたら、ラストの愛知勤労会館でやってた)。なんか久々にこういうのやるので、あんまりだれはしませんでしたが、無茶なネタふりがお茶目過ぎて、全員に最後にボコられる加納中佐は、あれですね。要するに「レッドシアター」における狩野英考ですね。そう思ったら、高感度が上がった。ごめんね加納中佐。
 後半。次々と繰り出される小ネタがひたすら楽しい。とくに大将の「バス釣り」。あれ、ZEPPではどうぞ額にヤカン成功してくださいね!(笑)。ただ、リチャードが登場してからが…。いや、その、お好きな方には申し訳ないが、わたしはリチャード(仮面Ver)が得意でないのです。これはもう好き嫌いのレベル。同じ中将のドッペルゲンガーでも、たぬきちくんは愛してるのだが。ああ、いっそVol21のほうが良かったかも…などと昔のことに思いを馳せはじめたのが、このくらいから。まるで二重写しのフィルムのように、過去のおぼろげな記憶といまの舞台が、重なって見えた。
 ていうかこれ、いじってないですよね。リッターの変更にともなう小ネタの変更などはあれど(吾妻中尉の活躍は特筆に値すると思います。軍人らしいシリアス芝居もそつなくこなしたと思わせておいて、コメディ展開でのあの動きの素晴らしさ!)、愛知勤労会館Verと同じですよね。だから余計に、昔の気持ちも浮かんできたのかもしれない。こっちが思う感想も、ほぼあの頃のままなんですよ。笑うところは笑って、ときめいて。哀しいところは思わず目を伏せたいくらいの気持ちになって。残念ながら、退屈なところも退屈なままで。
 うーん、だから、過去の感想の繰り返しになりますが、この式典自体は、やっぱりまとまりがあるものじゃない。リッターにセリフがしっかり入ってること、小ネタの完成度などの以前の式典にはあった、ちょっとした不具合が、すべて合格点に達すると、あとは純粋に式典内容そのものの出来という話になってしまうので…。コメディとシリアスに落差がありすぎるからトーンの変化に戸惑ってしまう。あと、幻創論が存在しない式典なんだよね。なので、やっぱり、リチャードというキャラが好きか嫌いかそれで分かれちゃうだろうなあ。そんなことを思いました。でも、リッターはみな、楽しそうですごく良かった。それが一番かなとも思います。
 
 そして、式典のプログラムが終了し、カーテンコールでずらりと居並ぶリッターの姿を見て、元帥が「ただいま」と言ったときにも、なんだか実感がわきませんでした。ただいま、なんだろうか。わたしは時が止まったまま、あの時点で凍ったままの世界をただ見せられたような気がする。帰ってきたとかおかえりとかただいまとかじゃない。ただ、忠実に再現された過去を見せられ、それでも確実にリッターは年をとり、わたしもまた年をとり。まるで玉手箱を浦島太郎と乙姫が一緒に開けて、顔を見合わせたような、そんな感覚しかなかった。新しいことはしないんだなあ、とだけ思った。評価するとかしないとかでなく、新しいことはないんだなあとだけ感じた。
 そして、式典の長さにもちょっとびっくりしてた。3時間て。いや、昔から(とくにこの時期の)帝國はそうでしたが、昨今のオレたちのコンパクトででも中身が詰まってる式典に慣れてしまったこの身として、ちょっと慣れなかった。そう、わたしはこの9年前の式典を、どうしてもいまの「オレたち」と比べてしまう。これならわたしには「オレたち」のほうがずっとおもしろいし、出来もいいと思う。当たり前だよね。かれらはずっと続けてきて、成長してるんだから。
 ただ、これはライヒスリッターの式典ということで評価するとしたらの話なので、これをバンドマンや演劇人など様々なひとが演じるアーデルリッターやカイザーリッターは、ものすごく面白いものとなると思います。天野くんがリチャードやるって想像しただけで吹くよ。そして万が一にでも、千葉茂大将がリチャードやってくれたりした日には本当にもうもうもう。ただ、わたしはライヒスリッターのひとだからさ、てことです。
 しかしまあZEPPも同じことするのかなあ?わたしとしては春木大佐@花婿Verの可能性も捨てきれないし、なによりせっかくの場所なのだから、参加する気持ちには変わりないけど、おそらく驚くような変更はないだろうとも思ってる。常にわたしの予想を覆して驚かせてきた元帥。でも、このライヒスリッターで、いまの元帥がそれをするかどうかは、分からない。だからこそ、アーデルやカイザーとセットの上での、「楠本柊生Presented 」なのかなと思う。すべてが並列なわけです。また、新しい取り組みをライヒスリッターという枠内でやるというならば、こういうかたちにはならなかったんじゃないかな。もっとも、すべては勝手な思い込みと憶測。わたしには元帥が考えてることが分からない。そして、それは当たり前だと思う。わたしは、式典後のトークイベントには参加しないけど、それを聞いても、そこらへんが分かるとはあまり思わない。だってねえ、元帥だもの。だから、式典がこうだった。それをやっぱり答えとしたいと思います。
 式典後は、かなりあわただしく、再会した皆さまとご挨拶。今日は客だしもなく、なにより終わった時間が時間だったから、そのまま駅に向かうことに。挨拶しそびれたみなさま、申し訳ありませんでした。次のZeppは土曜日ということで、ぜひ、ひとつ。なんかふわふわした足取りのアマザカーの皆さまを微笑ましく思いつつ、わたしも児玉少尉のことを思えばふわふわする(脳が)。あと何回見られるかわかんないけど、今度はより近いところで観察したいな。おもに身長とか。
 新幹線では、新大阪までinu06嬢と一緒に。せめて新幹線内にて缶ビールで打ち上げるか!と思ったら、わたしの身体状態を知っている真夜さんからしっかりと申し送りがなされており、ビールはなりませんでした…。いや、でも、ありがとう…。わたし、式典のあとだけは禁酒を破ると思ってた。まあ、昼にちみっと飲んでるしね!(だからそれ反省)そして、inu06嬢がわたしの前サイトを見ていたのは中学生のときだという衝撃の事実を知ったり、iPhoneが欲しくなったりしながらも、楽しくおしゃべりさせていただきました。式典のあとのわたしのウザさというのは相当なものなので(同じことを何十回もいう)、最後までお付き合いいただいたinu06嬢にはひたすら感謝です。
もちろん、今日という日を一緒に迎えた臣民友達みんなと、リッターにもありがとう。いろいろぐだぐだと書きましたが、それでもわたしは14帝國が大好きなのです。これからの数々の予定、また、5月のZEPPでなにが見られるか、いまはそれを楽しみにしていこうと思います。ありがとうございました。

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