「アメリカの鳥たち」ローリー・ムーア(新潮社)



 12の短篇が収録されています。
 寂しさ、失敗、可能性、繋がりなどがテーマになるのかもしれません。旅行し続けるゲイのカップルの衝突と和解を描いた「きみがそう望むなら」。小児癌に侵された息子を通して、癌との闘病生活と家族の姿を語る「ここにはああいう人しかいない」の二作が特に傑作です。

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