「オレたち14帝國?Vol.11あぶない14帝國」(名古屋アポロシアター)

 さて、本日は、名古屋アポロシアターにて「オレたち14帝國Vol.11~あぶない14帝國~」です。栄で真夜さんと待ち合わせして、ささやかにお買いものしたあと、アポロシアターに向かいました。
 オレたち14帝國になってからはもうずっと、なのですが、その昔に帝國を見ていたときにあったような、直前のハラハラドキドキ感がまったくなくて実にのんびりです。それはもちろん、内容を信頼できているからですが(じゃあ帝國のときは信用できなかったのかってそんな簡単に片付けられる問題じゃなくてそこらへんを語るとわたし三時間は超えるけどそれでもいいかな)…。
 アポロシアター前にて、るなさん、圭木さんと合流しました。たまたまその日、ダイヤモンドホールは長い列が出来ているのが目に入り、アーティスト名を確認したところ「フジファブリック」の文字が。誰?(素で)わたしと真夜さんは分らない。るなさんに至っては「ほら、よくアパレル会社がホール借りきってセールとかするじゃない、あれかと思った」ファブリックなだけに。その場で真夜さんが検索したところ、変換候補に名前が出るくらい有名なバンドでした。誰?いや、フジファブリックのファンのかたごめんなさい。ファブラーとかいうのでしょうか(すいません思いついたら書かずにいられずに)。たぶん、わたしらが年寄りなんです。だって、同じダイヤモンドホールの出演者でも、宮沢和史 with 仲井戸“CHABO”麗市の名前にはわたしと真夜さんが大変になりましたもの。ミヤが歌うの?「雨上がりの夜空に」とか?!キャー!(どう考えても年寄です)。
 アポロシアターは相変わらずの安定した動員数。ガラガラではなくて、ほぼ全員が椅子で見られるくらいってそれはいいんだけど、もうちょっと増えないかなあ。単純に勿体ないよ。でも、オレたち14帝國は、幻創論に特化した内容の式典が多いので、そこをこねくりまわすことに興味が無いひとにはいまひとつつまらないのかもしれない。ちえ。
 前半。議会派との戦いに勝利まであと一歩まで迫ったライヒスリッターだったが、思わぬ銃の故障により、かえって追い詰められてしまう結果となる。その銃を仕入れしたルートは定光寺中将が関わっていた。さらにこれまでの言動と異なり、捕虜の虐殺を命じるその姿。不審さを隠せない草薙大佐の前に、風間少佐の体を借りた柊生元帥が登場する。元帥は、草薙大佐に定光寺中将が偽物であると告げる。その言葉を信じ、定光寺中将に銃を向ける草薙大佐。「私が偽物であるとされるのならば、その瞬間に本物の定光寺中将がどこかに生まれ、私は偽物となるのだ」と断言し、自ら獄につながれる道を選ぶ中将の本意とは…。
 という内容…。いやね、もうね!最初に「あと少しで勝てるところだったのにひっくり返された」展開だったときには、これ何度目だよとか実は定光寺中将、軍師としてはいまいちなんじゃないかとか失礼なことも浮かびましたが、その後の展開でノープロブレム。わたしが思うに、幻創論というのはとてもシンプルな構成で出来ています。なので、ある意味、幻創論は何度語られても同じ面しか見せません。すべては創りもの。すべては変えられるものであり、あり得るものであるということ。けれど、その構造によって物語が生まれるとき、それがどれだけ残酷な顔を見せるのかという可能性に、知的好奇心がくすぐられてなりません。
 でも、わたしのこういう考えも、草薙大佐がオールナイトで言ったとおり「そういうのは終わりくらいに風間と中将がくちゃくちゃっとしゃべっときゃいいじゃないですか」で終わるのだろうな。これ聞いた時どれだけ笑ったか。ああ草薙大佐カッコいい。そしてこの前半は、リッターそれぞれのキャラ立ちが良くって。本当に良くって。定光寺中将は、わたしの大好物黒定光寺中将だし(もうちょっと頬がこけてくれたら、あの眼の?きかたがもっと素敵なのに!)、わたしのマイディア立花大将は、少ない出番ながら、こずるい作戦に関して「こういう戦いは好かん」のひとことで、大将らしい軍人ぽさをしっかり見せつけてくれたし、中将の腹心の部下(いつのまに)である春木大佐も、その立ち位置が絶妙だったし、なにより柊生元帥にとりつかれた風間少佐の素晴らしさときたら!「毛が二本足りない」とか、本当に元帥が云いそうなことで身もだえしましたが、それ以上になんか初めてみた時よりも格段に上手になっている…。わたしの理想の元帥だわ(マテ)。単なる物まねに終わらない巧みさにうっとりしました。
 あ、そうだ。もう何回めになるか分らないというか、恒例となりました、オレたち14帝國における上級士官の肥満問題ですが、ちょっと、改善、された…かも…。あえて名前は伏せますがお友達も「これまで最後の穴を使っていたベルトがひとつ穴残してたから、それくらいは痩せたんじゃない?」とおっしゃってました。ちゃんとそんなとこまでみててえらいなあるなさん(あ)。でも、わたしも、こころもち、頬が減ったような気が…。でも、軍人大爆発のソケットは入らないくらいの腹部ではあるようでしたが。まあ太る時は2キロでも云われるけれど、痩せた時は5キロ以上じゃないと分からないものなので仕方がないのかな。でもわたしの錯覚でなければ、これからもダイエット頑張ってください定光寺中将
 オールナイト。適度にぐだぐだしつつも、なんか楽しかったなあ。偽物の中将と本物の中将を「ちゃんと演じ分けて欲しい」というくだりが面白かった。しかし、今日は加納中佐がいらしたので、ということはハルキングの出番があるわけです。どうしようわたしもうずっとハルキングに夢中なんです。いえ、カノーンさまも素敵です。加納中佐はその為だけに式典に来てくださいとか暴言吐きそうになるくらいに好きです(でも、衣装はマントがいいなあ)。しかし、これまでの14帝國の歴史において、これほどまでに狭いツボをヒットするキャラがわたしにとって存在したことがあっただろうか。登場前に「なお、この登場人物はフィクションであり、実在の人物とはいっさい関係ありません。とくにわたしの為に言っておきます。関係ありません。大事なことなので二度言いました」と春木大佐がアナウンスするのも分りますが、でも、ハルキングは春木大佐じゃないとできないよ…。これ、同じオタクキャラだからって、草薙大佐がクサナギンとか出てきても違うと思うもん…。そんな今回のハルキング、まさかまさかの「男の娘」ネタでありました。その飛ばしかた、いいね!(グッジョブ!のポーズで)客席は受けるどころかある意味ドン引きだったけど、気にしちゃだめだよ!なんならわたしがワンピース差し入れするよ!アックスくんのチョッパーもカノーンさまの麦わらも可愛らしかったのですが、あの男の娘インパクトにはかないませんでしたね。いや、いいものを見た。
 で、後半なのですが、すいません。順を追ってストーリーを解説することが難しいです。もう、そういうのを求めてるかたはぜひDVDをご購入いただくとして…あ、出ないかもしれないんだ、そうだよね!それでもなにがどうなったかといえば、つまり前半に出てきた大量の偽物の銃は、偽物を作るのが得意なあの国で作られた…ということで、偽物の定光寺中将がオールナイトの伏線を生かして、特徴ある帽子をかぶって登場し、実に特徴あるしゃべりかたするあるよ。いや、あのね、これ、文章で読んでも「ふーん」でしょう?それだけじゃない、ってわたしも伝えたい。あのインパクトをお届けしたい。でも、中将の登場シーン、ほとんど全部があぶないよ!ネットとはいえ不特定多数の目に入るところに記録で残したくないよ!本当にあぶない14帝國。冗談はともかく、本当にいわゆるエスニックジョーク満載のネタだったので、真面目にあれは「いかがなものか」な人もいたかもしれません。でも、わたしはずっとしつこいくらいの熱演で頑張ってた中将が、カーテンコールにて、ちゃんとあの国の人にお友達もいて、ネタまでもらったっていってたからOKだと思います。ていうか、その手のブラックなユーモアもまた帝國の隠れた持ち味のひとつであると思うので。
 しかし「あぶない」ネタなら、「あぶない刑事」ですよ!ダンディ加納にセクシー五藤というキャスティングだけでも倒れそうだったのに、絶妙すぎる風間少佐の浅野温子には本気で吹きました。あの唇、素晴らしい。思いっきり客席と舞台の上の人たちの世代がマッチングしているオレたちならではのこの一体感。みんなあのOP再生だけに反応良すぎ。もちろんわたしも黄色い悲鳴。その横で萌える以上に燃え尽きそうになってる真夜さんもいました。狙い撃ち?また、久しぶりの軍人大爆発も楽しかったです。自分が最後に軍爆を観たのがいつかとんと思いだせない…。ダイヤで何度か、ハートランドでもみたような気がするんだけど…。そしてあれは本当に火花が飛ぶのです。安全対策は万全でしたが、これもやっぱりあぶない14帝國。
 
 そういうコメディ展開で笑わせつつも、きっちりと最後は幻創論でまとめあげる手腕は見事でした。後半の感想これだけ?と思われそうですが、笑いすぎて記憶があいまいなのと、本当にこれはあの場にいたひとだけのお楽しみにしておこうというネタが多すぎて、まあ、これくらいでご勘弁ください。わたし、前半を見てるときは「この内容でアポロはもったいない、ダイヤでもっと多くの人が見るべきネタだ」とギリギリしてたのですが、後半で撤回。これ、アポロの狭さがちょうど良い(笑)。でも、すっごく楽しかったですよ!
 そう、本当に楽しかったです。すっごく笑って、幻創論で頭をちりちりさせて、キャラ萌えもあって。今回はバンド演奏もなかったけど、まあそれはそれでR-istでやってくれたらいいかなあと思ったり。オレたち14帝國ってなにがいいかって、舞台の上にいるひとたち、客席にいるひとたち、みんなが14帝國を愛してるんです。そういう空間なの。花も嵐も踏み越えて、14年も見てきたけれど(いまここで数字を書いて戦慄した)、やっぱり14帝國はいいね!
 そんな感じで浮かれ過ぎたわたしは、アポロシアターに栄でのお買い物を忘れてきてしまったのでした。幸い、駅で気づいてアポロに電話したところ、たいへんご親切に対応して頂き、後日、荷物も無事に届きました。本当にご迷惑をおかけしましたが、なにぶん遠隔地なもので、本当に助かりました。
 
 次回は4月に何と二年ぶりの東京です。「全部みせます14帝國」の題名通り、名古屋での式典ダイジェストになるのかな?式典から遠ざかっていた臣民のみなさまに、ぜひぜひ楽しんで頂きたいと思います。そしてそのあと、名古屋にも来て下さい、ぜひ!

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