「ナイトメア―心の迷路の物語」小倉千加子(岩波書店)
一人の少女が綴った手紙から、作家が読みとっていく少女と母親、家族の物語。自由連想のような短文で浮かび上がっていく孤独な少女の姿は、とき...
読書とか音楽とか日々のつれづれについて。
一人の少女が綴った手紙から、作家が読みとっていく少女と母親、家族の物語。自由連想のような短文で浮かび上がっていく孤独な少女の姿は、とき...
マキャベリの「君主論」を下敷きに、小学生のクラス統一への道のりを解説してみせる面白本です。面白おかしく、さらっと読めるかもしれないけれ...
桜庭一樹の読書日記で知った短編集。そこで絶賛されていた表題作が確かにすごくて、ラストで本を落としそうになりました。技巧といえば技巧なん...
データを元にした実証的な文章で語られる日本の殺人の実情に、目から鱗の連続でした。過度な思い入れが無い冷静な視点だからこそ、この罪の様々...
これもまた、桜庭一樹の読書日記で知った名前です。アイルランドとイギリスを舞台にして、ごく普通の人々の生活と、そこに生まれる感情の揺らめ...
アイルランドとイギリスを舞台にして、ごく普通の人々の生活と、そこに生まれる感情の揺らめき、出会い、別れといったものを描く短編集です。わ...
「謎」をテーマにしたアンソロジイ。謎というからミステリかと思ったら(それも有ですが)、むしろ人間の心情の奇妙さや解かれない謎を提示した...
雑誌「SPA!」に長年連載中の時事エッセイの単行本。ただ「ほう」と頷いて終わるのでなく、そこから自分なりにふくらませて考えていくことが...
毒舌が持ち味として知られる芸人さんのエッセイ集。浮き沈み激しい波乱万丈の人生を考えて乗り越えてきたひとならではの言葉があると思いますが...
寡作の作家による千利休の評伝マンガです。絵も作風もまったく変化してないのが凄いなあ。方言バリバリの信長も秀吉も、その描かれ方がとても印...