「マンガの感想」一覧
「レナード現象には理由がある」川原泉(白泉社・ジェッツコミックス)
前作「ブレーメンll」あたりから、作者との微妙な距離を感じ始めていたので、購入をしばらく考えた一冊です。しかしこれは連作短編集。川原泉...
「パーマネント野ばら」西原理恵子(新潮社)
いやもう。西原の叙情モノでテーマが恋愛とか女の生きる道というだけで、泣くとか感動するより先にイタい。物質的に痛い。なんかもう、胸のあた...
「ハニー&ハニー女の子どうしのラブ・カップル」竹内佐千子(メディアファクトリー)
タイトル通りのビアンな二人の日常生活を淡々と描いたマンガです。色鉛筆で塗りこまれた色合いがすごく好き。懐かしさを感じる単純な線ですが、...
「エオマイア(上・下)」タカハシマコ(ハイアクションコミックス・双葉社)
商業ではおそらく初めてのタカハシマコの長編作品。いつもどおりの可愛い絵で、でも、正面からSFです。謎の隕石とそれを見た人間にとりつ...
「ショーが跳ねたら逢いましょう」えすとえむ(マーブルコミックス・東京漫画社)
久しぶりにBLを表紙買いしました。そしたら当たり。BLというよりはJUNEな雰囲気で、硬質な描線と白黒のコントラストがはっきりした画面...
「定本 ときめきアリス」吾妻ひでお(チクマ秀報社)
可愛い。 吾妻ひでおの描く美少女はどうしてこう可愛いのでしょう。彼女らはちゃんと自意識をもって可愛くて、たいていバケモノなのですが、...
「夜の帳の中で」吾妻ひでお(チクマ秀版社)
あちこちで褒められてますが、これを褒めずしていかにせん。わたしのロリ好き原点「陽射し」が読めて嬉しい。「水底」もいいな。女の子がまず可...
「いけちゃんとぼく」西原理恵子(角川書店)
いまぶっちゃけ泣きながら感想を書いてるわけですが、西原、初の絵本です。といっても相変わらずの感じで、田舎の少年と奇妙なおばけの友情を描...
「記憶の技法 」吉野 朔実(小学館文庫)
いつでもハズれはない吉野朔実の短編。それが6編も入っていて、途中で休憩が必要だったほど中身の濃さに酔いました。本当に構成の技巧のひとだ...